食品、道具購入情報(一部京都ローカル)
3月29日現在の情報であり、変わっていても私にはどうにもできない。
マイナーなものに関しては不安があるが、
こういうものを敢えておく店はそういうものを置く店であることに価値があるので、
値段も変えないし、扱うのをやめることも少ないようである。
輸入ものに関しては京都以外の人は全国展開している明治屋が
最初のたたき台になるだろう。そこから始めて、だんだんと地元の安い店を
探すといいだろう。
- ドライフルーツ
- 東大路みかげをのぼった東側にある輸入食糧品店「MAKI」で安い。
干しぶどうが1kg575円または2kg1500円。
種をとったプルーンが2Kg1500円。
干しなつめやし(Dates)が1kg1300円。干しいちじくが1kg1900円。
このあたりまでが買える値段だろう。
おすすめは干しぶどうで、おやつにもいいし、
ミューズリーに入れて食べると甘味が補われて朝食などにいい。
また、干しなつめやしは甘味が強烈で、
甘味がほしい時にあると重宝する。
- 朝食用シリアル(ミューズリー)
- 「MAKI」が安く種類も多い。
テレビでよくみるケロッグ社のものではなく、
輸入物の砂糖の入っていないものである。
砂糖が入っていないかわりにふんだんにドライフルーツが入っている。
キロ850円から900円くらいのものが安く、品質も問題ない。
数種類あるのでいろいろ買っていくと飽きがこなくていいだろう。
また、一緒にほしぶどうを買っていってまぜて食うと甘味が増して食べやすい。
- 紅鮭、たらこ、ちりめんじゃこ
- 七条千本の中央卸売市場で買う。鮭はキロ2000円の特上品が良い。
箱に「釣」あるいは「沖」とあり、「紅」とかいてあって、
かつ6〜7尾と箱に書いてあるものが大きくて良い。
たらこはキロ4000円程度のものが最高級。
もっといいのは生のたらこ(塩漬けしていないもの)を買っていって
自分で塩漬けにすることだが、そこまではできまい。
ちりめんじゃこはキロ1500円から5000円まではば広いが、
多く種類をとりそろえている店で味見をさせてもらって決めるのが良い。
最低でもよく乾燥しており、塩気が少なく、白すぎないものを買うのが定跡。
乾燥度が低いとやわらかいものの保存に耐えず、
塩がきついとたくさん食べられない。
そして白いのは漂白のおそれがあるので避けるべきである。
今までのところ、色が黒っぽくて、大きめのものの方がおいしく、
そういうものはえてして安めである。
- イエロースプリット、レンティル、ガルバンゾー、ムング豆等の輸入豆
- MAKIが安い。1kg850円から1000円程度である。
キロで売っているのは見た限りここだけだ。
- 玄米
- 通販で20kg8000円(税、送料込み)というのがある。
サイトは
ノンとマイのYOMクラブ。
買いにいく手間もなく楽で、しかもかなりおいしい米である。
なお、玄米1合は180g。
- 小麦全粒粉、ライ麦全粒粉
- MAKIにある。
1.5kg単位で売っている。小麦、ライ麦ともに560円とかなり安い。
こいつらは適当に混ぜていい感じの量の水と少量の油と塩をいれてこねて
鍋で焼けばパンができる。
水は4分の1量くらいから少しづつ足していくこと。
配合比率によって水の吸い方が変わるからだ。
なお、応用が効くので細かく挽いたものをすすめておく。
粗いのも一緒にそろえておいて用途ごとに使いわけるとなおいいが、
粉をそんなにたくさん置いておくのもジャマだろう。
- 裸麦
- 高野から北へ行くと道の東側にあるHELPという健康系スーパー。
キロ360円。押麦が白米に対応するとすれば、
これは玄米に対応する。並の方法では炊けない可能性があるので注意しよう。
なお、1合は180g。
ちなみに押麦は二条のジャスコにキロ288円で売っている。
栄養や味は劣るが、早く煮えるのでスープにたたきこんでも良い。
なお、繊維が多いのは同じである。
- 酢、油、レモン汁等
- 高野のジャンプが安いが、おそらく大差ないだろう。
油はキャノーラ油がバランスがいい。
安く、匂いがなく、加熱しても酸化しにくいからだ。一番おすすめである。
オリーブオイルも一番絞り(エクストラ・ヴァージン)が1L980円で買える。
スパゲッティに使うといいし、それ系な炒め物にも香りが加わっていい。
これらは加熱にも向いた酸化しにくい油である。
なお、金をけちるならサラダ油でもいいが、加熱には向かない。
酸化しやすいので、あっというまに過酸化油になって体に悪いし味も落ちる。
酢は米酢やりんご酢をそろえておくといい。
どちらもサラダにいいし、
米酢はこんぶの煮物にいれたり、
三杯酢(醤油、米酢、酒を1:1:1でまぜてアルコールをとばしたもの)
にして生野菜やら海産物やらにかけて食う。
リンゴ酢ははちみつがあれば飲み物にもなる。
- タッパー(保存容器)
- ジャンプが安い。
1.2Lくらいで透明で電子レンジに使え、冷凍もできるものが数あると便利である。
一個300円くらいだ。本当はステンレス製のふたつき深バット
の方がよさそうなのだが、
かなり値がはる(一個800円とか)。金がまわせるならそちらの方がいいだろう。
豆、粉、サラダなどの保存に使ったり、弁当箱にしたり、食器にしたりする。
私はどんぶり代わりに使っているが、容積が大きいので使い勝手がいい。
特にポリカーボネートでできたものは油をはじくので、
洗うのも楽である。
なお道具屋筋ならもっと安い(280円)が、行く機会もそうないだろう。
- 多層ステンレス無水調理鍋
- ビタクラフト鍋とかだ。ビタクラフトである必要はないが、
側面まで多層構造で全面がぶ厚く、蒸気がもれないように精密に加工されていて、
かつ蒸気が逃げないくらいふたが重ければいいだろう。
なお、買うなら5.5L級の両手鍋がいい。小さいのは用途が限られて不便である。
大きくてもそれほど値段はかわらない。ビタクラフトだと25000円程度。
東京なら浅草の合羽橋、大阪なら道具屋筋で買える。
それ以外でもデカい専門店なら置いてあるだろう。
これは蒸したり、炊いたり、煮たり、焼いたりとほとんどあらゆることに使う。
これがあればフライパンもいらないのだ。
ちなみに2個デカいのがあるとメシを炊きながら煮物や焼き物
がつくれたりして理想的なのだが、それはしんどかろう。
なにせ異様に高い鍋である。だから、せめてビタクラフトの他に、
普通のデカい鍋をひとつ用意しておくといい。
スパゲッティをゆでたりスープを作ったりするのにビタクラフトは必要ないのだ。
なお、ビタクラフトの他に同程度の性能を持つ鍋を知っておられる方は
是非お教えいただきたい。
- 丸底鍋(片手坊主)&落としぶた(16cm〜20cm)
- につめる料理には必須。落としぶたをしておけば振る必要もなく
対流でこげないまま煮つめられるのである。
煮豆、芋のにっころがしなどに良い。
また、だんだん狭くなっていくために、少量でも扱える。
一人分の味噌汁を作るようなこともできるので、
これがあれば小さい鍋は必要ないのだ。
24cmくらいのが一番大きく、それがいい。
ちなみに、ビタクラフトは底が平なので少量を扱うのがむつかしいし、
ふたをしなければほとんどただの鍋なので、につめるのにも向かない。
こいつとビタクラフトがあればそれで無敵と言える。
なお、昔は普通の鍋だったはずだが、
いまとなっては特殊な鍋扱いでなかなか扱っている店はない。
合羽橋ならあるだろうが、他のところでは注文になるだろう。
- ざる
- 用途はいろいろあるが、柄のついた金属のものと、
柄がなく底がつかないようになっているものがあれば足りる。
前者はゆでためんを上げたりするのに使い、
後者は蒸すのに使う。
なお、もやし栽培をするような場合には、金属製は高い(500円以上)ので、
安いプラスチック製(200円程度)のをいくつか買っておくといい。
加熱しない限りにおいてはプラスチックで困ることはないのだ。
もちろん金があるなら全て金属製でもいいし、
もっとふんぱつして竹製のでもいい。
- スパイス
- MAKI、サンプラザ、明治屋に多くある。
カレー粉はなにかと便利なので大量に買っておくといい。
400g1200〜1400円のインデラカレー粉というのがあって、それが一番安い。
400gはほとんど無限な量なので、一度買えば年単位で持つはずである。
スパイスは凝るとキリがないのだが、せめてブラックペッパー
くらいあると便利だ。
なお、一度に大量に買うなら通販が安い。前述のインデラカレー粉も1000円で、
扱っている種類も豊富だ。店は
高梨香辛店。
- 日本産豆(大豆、小豆、大正金時などなど)
- これらはそのへんではめったにキロ1000円を割らない。
そんな値段ではもはや毎日食うことなどできないのである。
そこで、通販で一気に買う。
豆のすずき
でかなり安く販売している。
ただし、必ず電話して値段を確かめてほしい。
サイトの情報はかなり古いからだ。
ちなみに、平成11年度産の豆だと、大豆・小豆キロ600円、
黒大豆690円、大正金時820円とやはり安い。
特に小粒の大豆は500円と相当安く早く煮えるのでよりお得である。
なお、送料は10kgで1500円(代引き手数料込み)。
他に豆の通販をやっているところがあったらぜひ教えていただきたい。
また、大正金時は白川東鞍馬口のなかむらで800g680円と安く売っている。
送料を考えるとこちらの方が安い。
- かつおぶし
- 市場で売っているが、
通販でいいところがある。
伏高がそれで、
薩摩型の枯節を100g450円からで売っている。
けずったのもあるので、削る気がなくても見てみるといい。
けずったものは300g800円(ただしこれはうるめ節)からと安い。ただし、
300gパックを一度に使うのは相当だろう。ダシ汁6Lにあたる。
100gパックになると単価が高いため、やはりけずった方が良い。
なお、かつおぶし用かんなは
3300円程度で買える。高いものは木がいいらしいが、試したことはない。
- 昆布
- 中央卸売市場で買える。最高級品はキロ6000円とかでまったく手が出ない。
が、耳(切ったあまり)は一般に安く、羅臼こんぶですら耳になるとキロ2000円を
割る。
切る手間もなく便利だ。
- ほししいたけ
- 中央卸売市場で買える。キロ3000円程度のものを見かけたが、
まだそれほどちゃんと調べていないのでもっと安いのがあるかもしれない。
なおキロの袋はかなり巨大なので注意されたい。
- 醤油
- 大豆、塩、小麦の3つだけで作ったものならそう悪くはないはずだ。
1Lで400円程度で買える。2年熟成しているとなおおいしい。
- 塩
- 荒塩とか天塩がいい。塩化ナトリウム以外のものが多いからだ。
いろいろと違いが出る。
- 味噌
- 米、大豆、塩の3つで味噌はできる。アルコールは発酵停止のために使うもので、
アルコール(酒精)と書いてある味噌は発酵が止まった死んだ味噌である。
長くは保つが、栄養も風味も落ちる。あとは発酵時間が長いほどいい。
ことさらに「X年発酵」などと書いてあるものは大丈夫だろう。
他の要素(米:豆比率)などは好みで。味噌はいいものもそんなに高くない。
- とりガラ
- 出町商店街の鶏肉屋で一羽分40円で売っている。
だいたい一羽分で1リットルのストックができるが、
アホみたいに安いので、倍くらい濃くしてもいい。
結局、鍋に入るだけとりガラをいれ、
鍋に入るだけ水を入れればすむ話である。
作り方は時間はかかるものの簡単だ。
まず湯をわかし、洗ったとりガラを放りこむ。
再び沸騰したら湯を捨てて、とりガラをもう一回洗う。
次に、水を鍋に入れ、
とりガラもいれて火にかける。
あとはえんえんとアクをとりながら煮るだけである。
最初に湯をすてる時にたいがいのいらないものは捨てられているので、
そんなにアクはでない。
この時にレモンや酢をいれるとカルシウムが溶けだして良い。
野菜の皮やら、大根の葉やらの野菜くずがあればいれてしまうともっといい。
2時間も煮たらそのまま冷まして、
上で固まっている油を捨てる。これで完了だ。
漉して冷凍する。牛乳をよく買うなら牛乳の箱がいいだろう。
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