だだもれ

2005年2月28日

お呼ばれして箱根旅行。電気を使わないゲーム三昧。 やっぱ新しいルールに順応するのは苦手だな。 秒から分のオーダーにおける思考力には甚だ自信がない。

電撃文庫の大賞を取った「ルカ」。悪かないがおもろくはない。 いちいちパッとしない印象。

渋澤龍彦「少女コレクション序説」。このオッサン、マジで変態だ。 変態と教養ってのは結びつくとこんなに迫力があるもんなのか。 たまらん。引き続きサド侯爵の生涯を読んでいるが、 こいつも本物だ。てっきり単なる妄想野郎だと思っていたが、 結構自分でもやらかしていたらしい。 とは言え作品内に比べればかわいいものだったようだが。

ファンタジックチルドレン21。いよいよ大詰め。ギリシア人でけえ。 しかし本当に良く出来ているなこの話。

巌窟王。フランツがマジで死んでる。大変だ。一体どうするんだろう。

セブンブリッジの評判すごいことになっているようだ。無理もないが。 バグがあっても内容に手は抜かない、というのがライアーの評価であった そうだが、今回はその内容がヤバいことになってしまっている。 とりあえず今度Forestやるか。相当傑作らしいし。

2005年2月26日

イスタンブール突破。なんかすげえはしょってないかこの章。 市街に潜伏するあたりとか、列車を取り戻すあたりとか。 そういえばカイは一体何がしたかったですか。それはグラナダも同様だが。 盛り上がってるしおもろいのだが、どうも腑に落ちない。 しかし物知りっぷりは相変わらず炸裂している。山田虎次郎という人は 明治にトルコに渡った日本人らしい。シャルル・ド・ゴールはもちろん 昔のフランス大統領。よくもまあこれだけと思う。

プラハ突破。なんかさらにすげえはしょってないかこの章。 一体何がどうなってるのかさっぱりわからないぞ。 こんなにおいしい場面で何故絵がこんなに足りないのだ。 というか文章そのものが足りない。 ニトロだったら3Dがバリバリに動くムービーを用意するだろうに。 惜しい。これだけの素材があまりにも惜しい。

7章。うわー。この写真の合成ヤバー。線路だけ明らかに合成だ。 かなり危険な臭いがする。もしかして全然時間足りてないんじゃないかこれ。

終わった...終わってしまったぞおい。全然わからねえ。 例えば、シャルル全然意味ない。どう考えても時間切れ。 中盤以降選択肢全くないし。話わけわからないし。背景写真になるし。

Seven Bridge。結論は「評価不能」。 つまらないのではない。ただ、作っている途中にしか見えないものは 評価できないということだ。ちゃんと作ればすげえおもろくなったと思うんだがなあ。

たぶんこれは好みの問題だが、それなりに重厚な設定を匂わせているわりに 「けーこ」などという名前のキャラが出てくるあたりが嫌だ。しかもユダヤ人らしい。 前の作品にも出ていたので何らかの意味があるんだろうが、 こういうのは好かん。これがライアーのノリなのだろうけれども。

スクランアニメを見ていて、花井道場の門下生が悉く黒帯であることが気になって 仕方なかった。

職場の先輩が今期のナンバーワンはまほらばだと 言うのだが、そんなにおもろいのか。少なくとも第一話はどうでも良かったがなあ。

Air8。お美事なぶったぎりっぷり。

自転車のライトが盗られた。

2005年2月25日

丸一日渋谷。明日も同様。

5章突入。4章はかなりおもろかった。 たぶん、情報がまとめて語られたからだと思う。 断片的に出されると疲れるし乗らないのだ。 もちろん話が熱を帯びてきて気持ちいいというのもある。 しかしやっぱり絵が足りないぞ。 これだけ絵的においしいシーンなのに何故絵がないのだ。 列車衝突だぞだって。神父とかもむちゃくちゃおいしいはずなのに。 音も足りないしなあ。金の問題なのかやはり。

しかし地図欲しいな。こっちで用意すりゃいいんだろうが、それは何か違うだろう。

ニャが猛烈に薦めてきたホーリーランドを古本屋でみつけた。ただし4巻だけ。 なるほど悪くない。漫画としては普通の出来だが、作者の熱い想いが見事に ほとばしっている。暴力への憧れだ。元気がでるいい漫画なので、 買ってもいいかもしれない。

2005年2月23日

今週末は用事がある。 来週末から再来週末まではアメリカ。 全然北海道行けねえよ。どういうことだ一体。

seven bridge第一の橋まで。 センスよさげな雰囲気もこれだけずっと続いていると 慣れてくる。映画の予告編がずっと続いているような印象。 動作は軽快でバグらしきものも見当たらないのでその点は安心だが、 機能を削ぎ落としたが故の安定性とも取れる。 また、声が文字と違うことを言っているのは良い演出だとは思うのだが、 同時に二つの言語の流れを解釈せねばならず結構疲れる。 さて肝心の物語だが、現状主人公の為人がよくわからないので今一つ入りこめない。 エマに対する感情の動きになかなか共感できないのだ。 第一の橋における主人公の心変わりもよくわからない。 そういうわけで今のところ読み進める力の源泉は専ら設定や展開への興味である。 それにしてもシナリオの人は相当物知りっぽいな。 こんなに知識パワーを感じる作品はそうそうない。

第二橋突破。意味ありげな文章が続く。ちょっと疲れてきた。 しかし、あいも変わらず炸裂する物知りオーラ。今度はフェルマーか。

トルコ軍襲撃から脱出。 戦闘中全然状況がわからん。 敵はどういう攻撃をしてきたのだろう。 文章ではあまり説明されていないし、 効果音や絵での説明もない。 並走する列車の間で銃撃やら白兵戦やらが行われていたようだが、 一体その規模はどの程度なのだろう。 神父は白兵戦をしていたようだが、列車の屋根の上にいたのだろうか。 では敵兵も屋根の上にいたのか。敵将の女を狙撃していたということは やはり彼女も屋根の上にでもいたのか。 絵を見る限りそんあなからさまな窓などないようだし。 というわけで、 全然絵が思い浮かばない。絵が浮かばないので、記号的に場面を解釈する ことしかできず気分があまり乗らなかった。読解力の問題なのだろうか。 しかし根本的にあるべき絵が不足しているような気もする。 ところで、地の文が詩に近い体裁になっているのは目新しいが、しかし疲れる。

第三の橋を越えた。なんか区切り感がないなあ。 山や谷をほとんど感じない。ずっと同じ速度で終末に向かっているような 印象がある。あるいはそういう意図なのか。 おそらくそういう意図なのだろう。 音楽は常に控え目だし、誰も演説じみたセリフを吐かない。

2005年2月22日

土曜日、拳法の最中に財布を盗まれた。 私の不注意によるものなので誰を恨みようもない。 さまざまな要因が重なって被害は甚大である。 ともあれカードを止めたり警察に行ったりといろいろ 忙しくて悔しがるヒマもなかったのだが、 帰りにさくらやの前を通った時に、今度新宿に来たら冷蔵庫で溜まったポイ ントを使ってToHeart2を買おう、と思っていたことを思い出して、 急に悔しさが込み上げた。 被害額はそんなポイントなどカスに思えるくらいデカいのだが、 所詮金は数字に過ぎず、それが具体的な感情に結びつくには いくばくかの回り道が必要なのである。 ともかく、もう二度とこんな悲しみは御免だ。

日曜日、ニャその他が拳法の試合に出ているので見に行った。 あと、土日はニャを泊めていた。なんかデスメタルまみれの CD屋に連れて行かれたりした。あれはありえない。

月曜日、会社を4時で早退して静岡まで行って拳法。 型を一部確認できたのと、ニャに言われたことを再確認した。 首、肩、背中にかけての筋肉が短い。

これから数日あんまり更新されない気がします。 いろいろヤバげ。掲示板やメールのレスはちょっと待ってください。

日曜に見たAir7話。まさか1話でここまで来てしまうとは。 Airにみっちり時間を割くつもりなのだろう。最高。

2005年2月19日

結構多くの国で外国人は公務員になれないそうだ。 日本が特殊なのは在日朝鮮人がいるからで、それも強制連行のせいなのだと言う。 メールを頂いた。 ここんところ見ていたサイトでは強制連行などウソッパチだ という論調が支配的だが、現状なんとも言えない。 私個人のイメージはここ数日でずいぶんとある方向に傾いてしまっているが、 確信はないし、たかだか数日で確信してはいけないだろう。 さて、帰化しにくいのは、帰化すると元の国籍がなくなってしまうかららしい。 元の国籍を持ったままでいいなら国籍を取るかどうかなんて悩む必要もないだろう。 例の人は日本で生まれて帰化もしやすい条件にいるはずだ。 やはり、そういう人が国の要職に就こうというなら帰化すりゃいいのに、と思う。 帰化は手続きも面倒でいつも許されるとは限らず、 在日でいることによる特権もいろいろとあるそうだから 普通の在日の人まで帰化すべきだとは全然思わないが、 しかしあの人は上級役人になろうと言うのだから、それくらいはしたらいいのにと 思ってしまうのである。 韓国系日本人、みたいなのはこれからの時代当然あっていいと思うので、 名前やらなにやらで民族的な同化を求めるような帰化の条件は 良くないとは思うが。

しかし複数国籍を持つって、それどういうことなんだろう。 国籍を契約と考えれば確かにありえない話ではないが、 それは一体どんな契約なのか。契約とは義務と権利のペアのことだ。 しかし一番わかりやすい税金は住んでいれば払うわけで、 国籍というくくりで発生する義務ではない。 実際在日の人が本国に税金を払っているわけもないし。 国籍による権利は公務員になる権利とか選挙権とかだろうが、 では義務は何なのだ。義務がなければ たくさんあるほど得だということになってしまうわけで、 そんなのは絶対変だと思う。

AOUショーに行ってきた。ゲーセン限定のゲームショー。 はっきり言ってひどい。半分はUFOキャッチャーの亜種で、 3割はメダル。ビデオゲームは依然として減少傾向だ。 その中にもおもろそうなものはまるで見当たらない。 そういえば夏のショーで出ていたガンダムシミュレータは影も形もなかったな。 衝突処理にしくじってガクガクしていたり、ゲーム性がカス同然だったりと 想像を超える悲惨な出来だったが、やはりどうにもならなかったのだろうか。

2005年2月18日

巌窟王18。ロボのモーションかっこわるいなあ。 しかしそれはそれとして大変盛り上がっている。 フランツが!

韓国嫌いな人えらい多いな。たいがい2chがらみだが。 韓国の人がやらかした事について 語っている記事がいくらでも見つかるが、全部が本当ということもあるまい。 なにせ2chだ。しかし全部がウソとするにはあまりに数が多いし、 あまりにも手が込んでいる。わからん。 私は韓国人の友達がいてそいつは至極まっとうな奴なので あんまりこういうのを読むのはいい気分ではない。 一回旅行してみたいな。自分で見ないとわからん。

2005年2月17日

朝鮮関係の記事を見ていた。 北朝鮮はアレだが、 韓国はそれなりに先進国だから落ちついてるだろうし、 アニメとかも結構行ってるみたいだから 日本嫌いなのは一部だけだと思ってたんだが、甘かったらしい。 いわゆる「斜め上」って奴だ。しかしあんな極端な人がそうたくさんいるはずは ないので、もう少しサンプルを集めてみようと思う。

噂に聞く朝鮮総聯のサイトをちらっと見てみた。やっぱりアンチを読んだら マンセーも読まないとマズかろう。 で目に留まったのは 例の遺骨偽物騒ぎに対する朝鮮側の見解である。 意外とまともであった。 「焼いちまった骨からDNAなんて取れんのか?」 という疑問は至極まっとうに思える。 調べた範囲ではそれに対する日本側の反論も 「残ることもあるんだよ」という程度で さっぱり説得力がない。いいがかりと思われても無理がない状態だ。 国同士の問題ともなれば 5回やって5回とも同じ結果が出るくらいでないとダメだろう。 できれば海外のどこぞにも調査を依頼するくらいした方がいい。 たまたま一回だけうまく行ったなんて怪しいことこの上ないではないか。 私も一応バイオに携わった経験からして、DNAが焼かれても残るとは到底思えない。 どの程度焼けた骨なのかにもよるが、 あのカサカサした何かにまで還元されてしまったならば無理だと思う。 もうちょっと日本側の反論もどうにかならんものかと思うのだが。 あるいはどこかにもっと詳細なものがあるんだろうか。 まあとにかくそういうわけで朝鮮側の文書の内容は別に問題ない。 ただその語り口が気になる。 だいたい半分以上が本筋に関係ない罵倒じゃないか。 拉致問題が日本側にも責任があるって一体どういうことよ。 いちいち日本語でこういうものを置くってのは、 嫌いになってくれという意思表示なのか。 まあこの団体の位置付けがわからないので、とりあえずは こういう人もいるのだな、という程度に留めておく。

つうか、これは韓国でなくて北朝鮮だな。

新聞を読むことにした。といってもWEBでだが。 しばらく世の中に目を向けてみよう。 それに反比例して仕事をやる気が失せているのが問題だが、 同時に一つのことしかできない性分なのでやむを得まい。 いずれ落ちつくはずだ。

韓国系のサイトも見てみた。「民団」と言うらしい。 昨日見た朝鮮総聯とは全然違う。普通だ。 一部、 見出しが「大物強盗検挙した新米女刑事」とかだったりするあたりに 少し違和感を感じるがまあいいだろう。 で、丁度良く、 韓国籍を持つ人が東京都の管理職試験を拒否された事に関する記事が出ていた。 外国人が公務員というのは正直違和感があるが、 地域の生活に密着した仕事なら良し ということになっているらしい。確かに 国政に直結した事以外なら問題ない気もする。 しかし他の国はどうなんだろう。この記事の論調からすると日本だけがおかしい という感じに取れるが。

ところで、この記事の語り口は少し嫌だ。言葉使いがきつすぎる。 中にたくさんあるA,B,Cで始まる誰かの意見と思われる文章も相当うさんくさい。 太平洋戦争の話まで出てきている。関係ないだろ。

せっかくなので、 最高裁の判決を見てみた。初めて見たぞこんなもの。 基本的に「公権力を行使する仕事は日本人オンリー」というのが決まりとしてあ って、これは譲れないらしい。もちろん課長レベル以上でも そんなに公権力を行使しない仕事はあって、それならやらせてもいいのだが、 普通はそういう区別もなくいろんな仕事を巡るわけで、 一人だけ別の扱いをするのは合理的ではないのだそうだ。 やらせてもいい仕事があるのは確かなんだから 多少面倒でも扱いを分けて機会を与えてやれ、と言っている裁判官もいるが、 結論は「国籍で制限するのは合法」ということになった。 素人目には外国人でも困らない仕事があるなら機会を与えた方がいい気がする のだが。

毎日新聞の記事でこんなのがあった。 悔しいのはわかるけどどうかなあこの台詞。公務員が言っちゃいけない気がするが。 もっともこういう明らかに勢いで言ったセリフを 新聞に乗せてしまうこともどうかとは思う。

というかふと思ったのだが、何故帰化しないんだろう。 上級の役人になりたいくらいなら帰化すればいいと思うのだが。 調べてみたところ帰化の条件は少なくとも制度上は大して厳しくはない。 それとも、あくまで韓国人として日本の上級役人になることに価値がある ということなのだろうか。

2005年2月16日

ここ数日危険なネタにハマってしまっている。 朝4時までネット周り状態。危険極まりない状態だ。 今日も全く仕事になっていない。

2005年2月15日

GL祭が始まる。そして開発環境はgccとgdb。 やれるのか本当に。プリコンパイルヘッダすら使えない。

2005年2月14日

次はクラウゼヴィッツの戦争論。 序文を読んだところ相当頭の切れる人が書いたと思われる臭いがするので、 おそらく何かしら有益だ。本のコンセプトが先に示されているのもいい。 文体が堅いので少々てこずるかもしれないが、少しづつ読んでいけばいいだろう。

自分のことをよく見てみれば明らかだが、 見たわけでもない事を信じることは驚くほど容易い。 だから、自分がウソをついているという自覚なしにウソをつくことは 自然なことである。またこれも自分を観察すればすぐわかることだが、 虚栄心がその場のノリで物事を誇張させたりウソをひねり出させたり することも同じく自然な現象だ。 そしてもちろん、そのようにそれほど意図的でないウソでなく、 非常に計画的にウソをつく人間も私が思っているよりもずっと多いのである。 そういう漠然とした考えをまとめると、例えば 「調べりゃすぐわかるウソなんてつく奴いないだろ」という推測が 非常に危うい推論であることがわかる。 私は今までこの原則にすがることで自分で調べる労苦を避けてきたが、 いいかげんそれもマズかろう。正誤が知りたければ同じ事について 多数のサンプルを得て統計的に判断するしかないのである。

来週の拳法はニャが教えてくれるそうです。

2005年2月13日

江畑謙介「兵器の常識・非常識」。 兵器の種別やら何やらはさっぱり頭に入らないが、 ボンヤリとしたイメージが出来てきていて、 これがいろんなことを考える上で 役に立ちそうな気がしている。 ミリオタが何年もかけて身につける知識をそう簡単に手に入れられるわけもなく、 私もそこまで求めているわけではないので、 イメージ程度で十分だろう。

まにぃロード、ぷりてぃまにぃず。出てるだけ全部買ってきて読んだ。 とても良い。毒にも薬にもならん漫画だが、癒される。楽しい。 そして、実に真摯にオタクを描くこの態度に惚れた。 誇りや勢いがいささかの自嘲やためらいと共に描かれているのが 良いのである。あとかしましも買ってきた。これもなかなか良い。 同じ人が描いたゆめりあ漫画はひどい出来だった記憶があるが、 これを読む限り漫画スキルに不安はなく、そうつまらないものを描くとも思えない。 不思議だ。

金曜またAirを見に行った。まさひろが誘ってきたのである。 よりネタとしての側面を強く受け取るのか、 あるいはネタ的な側面を敢えて無視してまっとうに見るのか。 そのあたりが自分のことながら予測できず楽しみであったが、 結局ネタ的な部分はほとんど気にならなかった。 三段パンをやろうが、透過光が入ろうが、そんなことは大した問題ではないのである。 私はジョー2は全部見ているが、しかしその程度の出崎経験では 爆笑に至るほどの力はなかったということだろう。 そういうわけで一度目よりはいくらか普通に見られたと思う。 映画を単体として優れた作品にする、 というコンセプトであったとすれば、これは制約を考えれば十分に上出来で、 多少の悪ふざけを除けばこれ以上を望むのは酷としか思えない。 Air原作に忠実にその世界を伝えるというコンセプトでないことは 明白であり、であれば原作と違う部分が目立つのも当然だろう。 ただし、作品をキャラを軸にしか見ず、あくまでAir原作のキャラが 脳内に住んでいる私にとっては、似て非なる劇場版のキャラ造形 に抵抗を感じないわけには行かない。だから、私としては劇場版はダメだと 言う他ないのである。

清水とまさひろがそのままついてきて泊まっていった。 清水は変わっていなかった。まさひろは日曜までいた。

Air6。正しくAir。原作の並列部分をうまく直列に再構成し直す 手腕はなかなかのものだし、演出や絵作りは言うまでもなく素晴らしい。

拳法の人オンリー連絡。20日試合があるらしく京都から人が来るので 私は行くつもりです。何もなければですが。 WEBサイトが全く更新されておらず場所もわかりませんが、 今聞いているので明日くらいにはわかると思います。行けそうなら是非。 つうか、7日前になってもWEBが更新されてない上に場所すら書いてないって、 一体どういうことよ。

軍事とか、政治とか、そんなのは私の専門外だ。 専門外の事について一つや二つの文書を見たくらいで何らかの判断を下すのは 危険以外の何者でもなく、そもそも私には 例えばホロコーストやら南京虐殺やらについて何らかの判断を下さねばならない 理由は何もない。あろうがなかろうが私の生活にはさしたる影響がないからである。 だから、何を見たところで「へー」としか言うだけであり、 であればなんらかの意見を持つことは差し控えねばならない。 持っている知識との矛盾をチェックすることは必要だが、 今持っている知識がゼロに等しい以上、字面上のわかりやすさやおもしろさ 以外には何も見えるはずもないのである。 そして、私の今の状態においては、 軍事関係の本を読んでいる時に頭を支配するイメージと、 自分が鉄砲をかついで殺し合いをしに行くことを想像した時に頭を占める イメージが大きく異なっている。これがきちんと連続しなければ バランスの取れた思考とは言えないだろう。 だから私にはその手のことについて語る資格はない。

私は自分をあまり理知的な人間だとは思っていない。 論理的思考力において劣っている、とまでは言わないが 少なくともさほど優れてはいないし、 なによりも感情によってそれが歪められる度合が非常に 大きいので役に立たないのである。 一般的な意味での知性は私にはあまり備わってはいないと思う。 それに関して劣等感はあるが、しかしそこを鍛えようとはあまり思っていない。 きっと私はプログラミングでは大成できないだろう。 向いていないとまでは言わないし、結構うまくやっているとは思うが、 しかしそれだけのことだ。

2005年2月11日

ホロコースト否定論展開サイト。 なんか読んでたらそういう気がしてきた。 結局私にはその手のことを判断する頭はないので保留とする。

上のサイトの韓国関連の文章を読んでいたが、すげえなおい。 韓国人には知り合いがいるので悪口はあまり見たくないのだが、 ちょっとこれはなあ。しかしこれも自分で見たわけではないので判断は保留。

続けててきとうに上のサイトを眺めていた。おもろいなこれ。 最近個人的にローマやら日露戦争やらで戦争ムードが高まっているので、 この機に軍事について軽く勉強しておくのも悪くないかもしれない。 アクの強い物を読んだ後そのままにしておくと影響が強すぎるので その分野をそれなりに勉強して客観性を高めておいた方がいいしな。 しかし自衛隊の人とかって何読んで勉強するんだろう。 別にミリオタになる予定はないが、知らんよりは知っていた方がいいし、 たぶんこの手の知識は人間として有益だ。

2005年2月10日

5万本というのはどういう数字か。 1本あたりの儲けが2000円と仮定すると、 1億円以内で作れば黒ということになる。 1人月100万だった場合100人月。10人いれば10ヶ月。 1年で作るなら8人。かなり辛い。 1人月を半分にしても、17人で1年。到底大作の規模ではない。 ドラクエとかFFとかメタルギアとか、ああいういかにも「ちゃんとした」 作品は絶対に作れない規模だ。しかし買う側からすれば同じ値段でそういう 「ちゃんとした」ものが買えるわけで、 そこに小規模ゲームの苦労がある。 FFとギャルゲーが同じ値段で売られていても 疑問に思わない人は少数派だろう。 にしても、5万本売れるソフトは全体の1/3もないな。 いや、1/5すら怪しい。 毎週ファミ通のレビューは10以上ある気がするが、 5万行くゲームなんて週に2個あるかどうかだと思う。 ゲームが売れないのは当然のことなので、 そういうものとして受け止めるしかない。

今日も2時帰り。

やっとPS3の情報公開が始まった。 256GFLOPSというのはべらぼうな数字である。 しかもP4のSSEみたいに自由度が低くてレイテンシもデカい 中途半端な奴でなく、PS2のようにちゃんとした奴に違いないから なおさらその数字はすごい。 P4のSSEで書くのに比べれば20倍くらいは平気で出そうな気がする。 しかし問題はそれを一体何に使うのかだ。 もういいかげん絵以外の使い途を考えないとどうにもなるまい。

2005年2月9日

ファンタジックチルドレン19。やっと帰ってきた。 肝心なところが微妙にわからないまま戻すあたりがうまい。 最後まで観ますとも。

昨日は2時、今日は3時。ヤバいので寝ます。

毎朝日光で強引に起こされる。カーテンなんてない方がいいなこれは。 6時間も寝てないのにこのスッキリ感は不思議だ。 しかしこれはたぶん眠りが浅いだけだ。仕事中に反動が来ると思う。

2005年2月6日

とあるゲームの初週販売本数が6000本だった。 しばらくすれば1万くらいには達するだろうが、 しかしその程度だろう。絶対に赤字である。それも並の赤字ではない。 採算ラインが5万本以下ということはありえない規模のゲームだからだ。 10万でも怪しいかもしれない。 以前初週3万のソフトを見た時にも「ひでえ」と思ったものだが、 今度はケタが違うわけで、何かが根本的に間違っているとしか思えない。 私が入社した当時は「5万本しか売れないソフトなんて作るだけ無駄」 いうような言い方をされたものだが、おそらくあの当時にしてすでに 現状に合わないセリフだったのだろうと今になって思う。

初洗濯、初炊飯。 冷蔵庫にはいくらでも空きがあるので、作った物はなんでも保存できる。 こんなにうれしいことはない。 しかし、平日の朝昼はミューズリーで十分であり、 夕飯は食いに行っている。 会社の人と食う夕飯は単なる食事以上の意味を持つので 単純にコストで論じるわけにも行かないのである。 まあ体勢が整えば自然と結論が出るだろう。

Air劇場版。Airの皮をかぶった何か。 Airのうち常人に理解可能な部分を抽出して 家族愛というテーマを軸に論理的にまとめ上げた物と言える。 説明のつかないことはほとんどなく、 原作を知らなければそういうものなのかと思って見られるだろう。 しかしそれ故にAirをAirたらしめている「病気っぽさ」 がほとんど完全に消えてしまった。 観鈴は見ていてちゃんとかわいいし、そもそも普通だし、 往人さんの葛藤もきちんと理解できる形で語られる。 だからこそこれはAirではない。 見ればすぐわかることだが、 登場人物全員が原作とは別人なのである。 しかし、Airではない、ということをひとまず置けば、 上出来と言っていいものだったとは思う。 そもそもあれを90分にしろと言うことが土台無茶なのだ。 とりあえず内容を絞ってわかりやすく補完し、 象徴的な絵を多くはさんだ演出でまとめるあたりさすがは出崎先生である。 なお絵はいまいちで動きも変だが、そのへんは責めるまい。

と、それなりに真面目に書いてはみたが、正直に言おう。 やっぱこれダメだ。三段止め、劇画止め、画面分割、 光透過、等々の出崎モロ出し演出の頻度が異常に高すぎて 到底まっとうな見方なんてできやしない。 真面目に作ればこんなことにはならないだろうから、 これはおそらくわざとだ。 まして、光るゲロやボディーブロー等のネタまで入れてきている。 これを笑わずに観ろと言うのはほとんど不可能ではないのか。 周到に演出された感動シーンも、その周到な演出ゆえに全てがブチ壊し になっていた。音楽その他で記憶が呼び覚まされて それなりに悲しい気分になっていても、三段止めをやられた瞬間に 笑いに転化してしまうのである。 私が笑わずに済んだのは、これらのやりすぎな演出が ネイティブなのか狙ったネタなのかがわからず混乱していたのと、 周囲の雰囲気が妙に重苦しくて到底笑うなんてできない状態だったからである。 それなりにアニメ体験がある面子でDVDの鑑賞会などしようものなら 最初から最後までツッコミが絶えることはあるまい。

Airのフリをした何かをまっとうに評価するには 私の心は狭すぎるようである。キャラが別人という のは私にとっては一番受け入れ難いことだからだ。 しかしだからといって笑い物にするのは、 もしかしたら製作者側はネイティブに ああいうものを作ったのではないかという疑いが拭い切れないこともあって 少々気が進まない。ボディーブローやゲロのネタ臭さと 全体的に感じられる丁寧な描写の間の違和感を私は一体どうすればいいのだろう。 ゲロがパンツのようなものだとすれば、それで全体の印象を決めてしまうのは 残酷すぎるのではないか。 しかしとは言え、やはり笑えばいいのだと思う。なんといってもゲロなのだ。

ToHeart2を布教された。買うかのう。 今やらねば旬を逃してしまう気がするし、 冷蔵庫でさくらやのポイントが溜まっているのでちょうど良い気もする。

Airの曲が脳内ループ再生中。

仮面ライダー響鬼2。話の要点をまとめてしまうととても簡単でわかりやすいのだが、 でも変。とりあえず絵作りが気持ち悪い。エフェクトかけすぎだろ。 CGもたぶんコンセプトとしてこうなんだろうけど、品がない。 1年これで続けるのはどうなんだろう。

舞HiME17,18。皆さんには殺し合いをしてもらいます状態。

ファンタジックチルドレンは結構な人が見ているようでなんかうれしくなった。

2005年2月5日

一日中仕事扱いで仕事以外にしか見えないことをしていた。

言い忘れましたが、家の電話番号は変わってません。 それくらいの引越しだということです。

2月末に予定が入った。いいのか私で、と思うような状態。 でもまあ客観的には私も一応はクリエータの端くれなのだよな、 とか思うことで心の平衡を保つことにしよう。 今やってるプロジェクトが終わればおおっぴらに自慢できそうな気もするんだが、 まだ半年以上先の話だ。 それに、私内部の「クリエイティブ」の 定義は「自分の個性が問題になる何かを作ること」である。 「仮にアインシュタインが相対性理論を見つけなくても他の誰かが見つけた だろうが、モーツァルトの音楽は彼にしか書けなかった」 みたいな意味での個性だ。 その意味から言えば今私がやっていることは到底クリエイティブではない。 むしろ、私の位置付けから言ってクリエイティブであるべきではない、 と言うべきか。

ある一定の規模の素材が投入されるゲームにおいて、 プログラマが量産過程に介入することは悪である。 プログラマは量産に必要な環境を整え、素材が正しく用いられるためのシステム を作ることが仕事であり、個々の素材に個別の対応を行ってはならない。 もちろんこれは原則にすぎず 現場には臨機応変な対応が求められるわけだが、 量産開始前からそういうことを言っていると 結局泥作業を許容してしまうことになって全部がブチ壊しになるのだ。 形式がある程度決まってしまっているならシステム化は比較的容易であり、 効果も大きい。おそらくギャルゲーはその最たるものだろう。 プログラマが量産過程において存在していないことすらあるわけで、 適切なシステム化とツール整備は必須である。

カエサル死。偉大すぎる。こんなに偉大で魅力あふれる人物がいたなんて 信じられない。

プトレマイオス王朝滅亡。空しすぎる。カエサル暗殺の結果がこれか。 高校の教科書にまで「暴挙」と書かれるのも無理はない。 ところで「ブルータスお前もか」って一体いつ言ったんだろう。 さっぱり出てこなかった。

Air5。畳みかけるように病んだシーンが続く。 こうしてまとめて見るとAirという作品の凄まじさがわかる。 病気だ。何もかもが病気だ。 ゲームでは時間的に薄められるとともにそういう展開を受け入れる 準備ができるが、アニメは唐突以外の何者でもない。 そして、それは明日見る劇場版においてはより一層のこととなるだろう。

巌窟王16。ムチャクチャおもしろいんだが、オレだけか? 全然見ている人を知らん。 デザインセンスがトチ狂ってるのが特徴だが、 中身は案外普通の出来で、そこがいい。

ファンタジックチルドレン17。これも相当おもろいんだが、オレだけか? 続いて18。セス、決定的敗北。セスの負け犬描写にこれだけの時間を 割くあたり、たまらん。 なんで兵器やねんというあたりいろいろよくわからないわけだが、 そのへんはこの際ひとまずおこう。 それにしても音楽いいなあこの作品。

アウグストゥス死。ローマ帝国すげえ。 とりあえずこれで出ているだけ全部読んだことになるのか。 単行本はあるそうだが、まあ文庫が出るまで待つとしよう。 カエサル編ほどの興奮はないだろうが、しかし知的な興味は尽きない。 世界史の知識がまるでない私はローマ帝国がいつごろ滅んだのかも知らないし、 そもそも今のイタリアがいつ出来たのかも知らないのだ。

冷蔵庫、洗濯機到着。冷蔵庫は先程電源を投入した。 洗濯機は夜中に回せる程度の音かが不安なので明日の朝試すこととする。

仮面ライダー響鬼。いきなり何か変だぞこれ。つうか、これ何。 こんなノリが一年も持つのか?そもそも何が仮面ライダーなのかすらわからん。

ああなるほどこれがヤオイか。「好きなものは好きだからしょうがない」。 何がなんだかさっぱりわからん。全然何がなんだかわからんぞ。 辛すぎる。しかもこの辛さは未知の辛さだ。 誰か助け出してくれこの空間から。とりあえず、どうやら原作はBLゲー らしいな。なるほどこんななわけだ。 ところで見終わる頃には結構慣れてしまっている自分が恐ろしい。 絵がやおい系よりはギャルゲー系に近いのが見易い理由だろう。 絵や位置付けがまるっきり女なのに声が男というのにも全く抵抗を感じない。 しかし内容は面白いとは言い難い。 原作を知らん人間は基本的においてけぼりである。

ローマのそれを読んでいて、自分の法律アレルギーを再確認した。 法律は必要であり自分もその恩恵を受けている、というところまでは良く、 加えて自分が法律を守らねばならないということに関しても全く違和感はない。 私が嫌なのは、法律を勉強するとか、法律に精通するとか、そういう事だ。 これを一言で表すと「大人は汚ねえよ」となる。

2005年2月4日

巨大な仕事が入った。やばいなあ。マジやばいなあ。 だが戦う他ない。でも戦いは月曜日から。 明日は事情があって全く使えないし、 明後日も拳法の後は冷蔵庫が届くので家にいなければならないし、 日曜日は楽しいAir劇場版だ。いろいろ遅れていて口だけ野郎 風味を帯びつつあるので、来週は周囲を驚かせるほどの働きをせねばならない。

早くプロとしての自信が欲しい。 今回のプロジェクトが終わればきっと自信が持てるに違いないと思うが、 会社に入りたての頃も同じことを言っていたわけで、 自信なんて永久に持てないような気はする。 雑誌でインタビューくらいされたら自信が持てる気もするが、 まあありえない。 他人の評判だけでは不足で、できるかどうかわからんことに挑戦してやりとげる、 という経験も必要だろう。

2005年2月3日

ローマ中。ポンペイウス死。カエサルがヤバいくらいかっこいい。 当時の感覚ではあまり美男子ではなかったということだが、 像の写真を見るとなかなかにダンディなオッサンで これが戦場で指揮している姿を想像するだけで痺れる。 作者もカエサルに惚れ切っているのでテンポも素晴しく良い。 たまらん。

会社宴会でカニ。おいしいが、この価格重量比のわるさはどうにもならない。

人間は明るくなると目が覚めるが、今それを身をもって味わっている。 大きな窓が東向きなので、朝日がいっぱいに入ってくるのである。 睡眠時間は7時間と並だが、すこぶる心地良い目覚めだ。 もっとも体がこの部屋に慣れていないだけかもしれない。

2005年2月2日

WEB復活。引越し完了。いろいろあった。さて、冷蔵庫も洗濯機も かなりがっかりな結果に終わった。搬入の見積りをしてもらったところ、 心がときめくようなものは到底搬入不可能 だということがわかったからである。 胸を高鳴らせながら30万も持っていったというのに、使ったのは9万足らずとなった。 まあ妥当な選択とは言えよう。 冷蔵庫は360Lクラスのものだが、 冷凍庫容量が87Lありこのクラスとしては大きい部類に入る。 製氷や切換え室などの無用な機能がなく使いやすいし、値段も安くて5.5万だ。 ただし安物だけに電気代が高く、現在主流の機種で150から250kwh程度なのが 380kwhにもなる。しかしそれらの主流機種の本体価格が10万を越えてくることを 考えれば問題にすることではないだろう。 洗濯機も6kgサイズで一週間分の洗濯物を確実に処理できる。 乾燥はできたらいいなあと思ってはいたが、 6kgを一度に乾燥できるような機種は設置不可能なサイズであり、 置けるのは3.5kgしか乾燥できないものだ。 3.5kgでは一週間分を一度に処理できず、魅力が薄い。 というわけで乾燥はあきらめた。3万は安い部類だろう。 さて内装だが、 床が木で音が響くので、衝撃吸収マットを買ってきて敷き、上にゴザを重ねた。 じゅうたんでないのは掃除器を使いたくないからだ。 ゴザであればホウキで十分であろう。

というわけで、人が泊まることが可能になった。バリバリ来い。

Airは日曜日で了解です。


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