だだもれ

2014年06月30日

今日はいろいろありすぎた。明日もいろいろあるだろう。きつい。

とりあえずがんセンター。腫瘍は激しく縮小していた。 1回目で7割は削られていたが、2回目はさらに7割は削られていた印象。 次でなくなるんじゃないのか?とすら思える。なので3回目をやることを決断。 だが肺に効いたかはわからない。CTの結果がまだなのだという。 検査の後の診察で結果がまだと言う意味がまったくわからんが、 そういうものなら仕方ない。内視鏡もデータをもらえず、 画面で見るだけ。印刷はしてもらった。白黒で。 携帯電話で写真は撮ったが、640x480でボケボケ。 明日南東北病院でセカンドオピニオンなので、 最新のデータを持っていこうと思っていたがアテが外れた。 USBメモリにその場で入れてくれればいいのにと思うが、 そうも行かないんだろう。とにかく、効いているならば 生き残る確率は上がる。微小転移が叩けていれば。

つうか肺癌が叩けているかは超重要なのだが。 いっそ南東北でPET頼むか?即日結果が出るなら それではっきりする。

HbA1cが6.8で、6/10から落ちてない。それどころか0.1上がっている。 隠れ糖質があるのか、蛋白質食べすぎて糖新生しまくっているのか、 とにかく何か原因があって血糖があまり落ちていないことを意味する。 しかし、ちらっと画面を見ただけだが、確かグリコアルブミン(GA)の項目があって、 13台だった気がする。換算式はHbA1c=GA×0.245+1.73で、 仮にGAが14であれば、HbA1cは5.16となる。 ふと気づいた。HbA1cは赤血球の蛋白を見ている。 赤血球が急に作られなくなれば、古い赤血球が多くなり、 HbA1cは下がらない。つうかずっと抗癌剤やってて白血球が 激減してただろ。あれ、赤血球も減るんじゃないの? 抗癌剤治療中はGAの方が適切な指標になるんじゃないのか? とりあえず本当にGAの項目があったかどうかを確認しよう。

もっとも、仮にそうだとしても、20日もあって全く落ちないというのは おかしいので、単に血糖値が落ちてないんだろうな。 やはり痩せるしかない。インスリン抵抗性を落とさないと この先へは行けないだろう。手術前に5kgは減らしてもらいたい。 つっても、糖質カットで自然に痩せないとしたら減量は困難だろうな。 運動にも限度がある。骨格筋を増やすこと自体は生存に有利なので 是非やるべきだが。

オタマが朝発熱。39度。病院には行きたくないと言うし、 熱の割に元気なので私ががんセンターから帰るまで様子見ということにした。 結局その間に熱は下がらず、一度は40度に達する状況で、 夕方になって病院。即座に坐薬。薬も出たが、 咳止めや鼻水止めに抗生物質が混ざった奴はたぶん飲ませないな。 熱が高いので細菌感染してる可能性もあり、 抗生物質が効かないと決めつけることはできないが、 もうちょっと取っておきたい。

でも細菌感染くさい臭いはするんだよな。鼻水が長期にわたって出ており、 副鼻腔炎くさい症状も多い。ただ抗生物質は他にダメージが出るからなあ。

シノンはまだまだ悪い。全体に回復傾向なのでこのまま続行だが、 暑いとかきむしるし、つまらないとかきむしる。難しい。 冷房をつけると急に機嫌が良くなって歩いたり立ったりするが、 今度はオタマにとっては寒くなる。 しかし寒いのは着込んで布団をかぶればどうにかなるので、シノン優先だろうなあ。 まず皮膚を回復させないと。

夕方からワセリンをプラスチベースに変更してみた。 非常に塗りやすく、ワセリンにある臭いがまったくない。 これで夏でも冬でも同じ硬さというなら相当使いやすかろう。 融点が低い油であれば洗いやすいし、 明日明後日くらい様子を見て皮膚に問題がなければこっちを主力にしたい。

ただ、値段は3倍以上。 ワセリンは100gあたり260円だが、こいつは100gで900円する。 なぜか500gのデカい奴よりも100g単位で買う方が安い。 なぜかプラスチクリームという名前で売られているが、 たぶんプラスチベースを小分けして売っているだけだろう。 法律の縛りを回避するためだろうな。 念のため実際どうなのかメールで聞いてみた。

なお、ラードは100gあたり100円せず極めて安く、洗濯で落とせるのがいい。 ラードで済むならそれで済ませたかった。だが、 今回ひどい外れを引いたので、もう無理。 ベル食品ならたぶん大丈夫だとは思うんだが、 少なくともシノンが回復し切るまでは使う気になれない。 ただ、プラスチベースやワセリンほどの保湿が必要ない場合には より洗濯しやすいものに変えたい。 たぶんベビーオイルか精製オリーブ油だろうなあ。 ベビーオイルはプラスチベースの主成分だし精製さえ大丈夫なら 問題なかろう。落としやすいはずだ。 なお、オリーブ油は精製しないと怖くて使えない。飲んでみればわかるが ものすごい刺激がある。

夏井サイトではヒルドイドでマジックが落ちることをもって、 ヒルドイドは界面活性剤であると言っている。 皮膚に塗る前にマジックが落ちるかどうかの試験はしておいていいかもしれない。

雪印のにはビタミンEが酸化防止剤として配合されている。 こいつは皮膚に浸透して血行を良くしたりもするのだが、 それが良い方に出るとは限らない。これのせいかはわからんが、 ラードを自作するくらいの気合がないとダメそうだな。 食おう。馬油でもいいんだろうし、塗るために売られているので安全だろうが、 今度は高すぎて無理。

「アトピー性皮膚炎はなぜ治らなかったのか」を読んでいる途中。 やっぱりステロイドベッタリ包帯グルグルで入院、が一番確実なんだろうな。 もはやステロイドを使うことに別に抵抗はない。 ただ、ステロイドなしでできる範囲を確認せずにステロイドをやると、 正しいことをしているかがわからなくなる。それが唯一の問題だ。 スキンケアが正しい方向であることが確認でき次第、 一挙にステロイドを使って回復させる、 というのがたぶん理想のシナリオだろう。 スキンケアが間違っていても、ステロイドを使えば回復しているように 見えてしまうわけで、ステロイドを止めた時のリバウンドの原因となる。 ステロイドの離脱症状なるものは、単にステロイドの効果がスキンケアの間違いを 上回っていただけのことなんじゃないかと私は思っている。 もっとも、スキンケアのみで回復傾向を保てるなら、 そのまま様子を見てもいいといえばいい。ただ回復が速まるほど負担が減り、 感作の危険も減る。残っているステロイドを一斉投入するのは悪いことではない。 なくなったら医者行けばいいんだし。 通院予定をキャンセルして以来放置状態だった件に関しては 「家族全員で風邪引いてどうにもならない状況だったので来られませんでした」 と言えば角も立つまい。それでステロイドをゲットできれば、 たぶん寛解まで持っていけるだろう。

本当はヒルドイドも実際に試しておきたいんだが、リスキーすぎる。 以前ちょっと試した時には皮膚がボロボロ落ちたからな。 しかし、あの医者に「ヒルドイド合わないっす」と言うには時間が経ちすぎている。 「実は今まで塗ってなかったんですよ」はさすがにヤバい。 つうか、始めに失敗したってことだよなあ。 でも夏井サイト読んだ後にヒルドイド試す勇気は出ないって。

一応最初に「ワセリンは?」と聞いてはいるのだ。 しかし「ワセリンは覆うだけで水分を与えないから保湿効果は弱い」 みたいなことを言われてヒルドイドを出されてしまったのである。 夏井理論的には皮膚は排泄器官であって外から水分を与えることなど できない、という話で、私としてもそれはもっともだと思うわけだ。 だいたい蒸発さえ防げば、体の中から水がやってくるのであって、 外から与える必要なんてないんじゃないのか。 まして傷がついた皮膚だ。余計に中から水が染み出してくるだろう。 実際、カサついて見える程度の箇所であっても、 ハイドロコロイドを貼ると白くふくらんできたりする。 また、仮に外から水を与えられるとしても、 ヒルドイドがそうできるかは別問題だ。水を含むものが水を与えるとは限らない。 水と結合が強いなら、もう離さないと考える方が自然だ。 事実紙おむつのゲルは圧を加えても水が出てこない。 ハイドロコロイドはその点大丈夫っぽいが、何故かはわからない。

母親と話してて、「もっといい加減にしないと身がもたない」と言われた。 私もそう思う。しかし、どこかを省力化しないとダラダラする余裕が出ない。 その一方で、ダラダラする余裕がないと考える時間が持てず、 省力化のアイディアも出てこないのである。 たぶん、とにかく先にダラダラすべきなんだろう。 省力化、つまりコストカットをする前に、 やらなくていいことをやらないようにしないとダメだ。 そしてそこで空いた時間を、他の何にも投入しないようにしないといけない。 こうして本やwebを調べつつダラダラ考えて日記とか書いてる、 この時間ですら、ダラダラ度が足りない。 記録するだけが精一杯な状態では新しい考えが出てこない。

そして同時に、考えることも分担しないとダメだ。 私が勝手にあれこれ考えすぎるのは良くない。 ひつじこと共有すべきだ。 ぶっちゃけ私の方が調べ物は得意だし、何かを効率化したり、 理屈を考えたりするのも得意ではある。 しかしだからといって私がやればいいというものではない。 シノンのケアにせよ、オタマの相手にせよ、料理にせよ、 どちらか一人がやることではなく、二人でやることだ。 そして、一緒にダラダラしないとダメだ。

ひつじこ的には、部屋に何人かいて、さして会話もせずに めいめい漫画読んだりして寝転がってる、みたいな風景はあんまり想像できんかもなあ。 それは私にとってはかつて日常だった。 一緒にいる意味ないじゃん的な批判はあって、正直反論もできんのだが、 しかし私はそういう所にいた。もちろん 全く話さないわけではない。会話は不意に始まるのだ。 誰かがポツリと何かを言うところから、 やけに面白い会話が始まったりする。空気を共有しつつも、 それぞれが別のことを感じたり考えたりしている時間があって、 初めてああいう感じの会話になるんじゃないかなあ、なんて思ってみたりする。 まあ怠惰なんだが。

風邪は本当に危険だ。ボス戦で全体攻撃を食った直後に 回復役が痛恨の一撃で死ぬくらいのダメージを受ける。 うがい手洗いでどこまで予防できるかわからんが、 とにかく試してみることにしよう。しかし、 家に帰ってきた時にうがい手洗いなる行動の選択肢が頭に浮かばないのでは どうにもならない。張り紙でもしておけばいいんだろうか。

あとは野菜ジュースを解禁。少なくとも風邪が治るまでは。豆乳も買うか。

あとはオタマに布団を買おう。一人で寝てくれればかなりいろんなことが楽になる。 自分専用の布団があるとかいうと盛り上がるかもしれん。 ベッドを置ければ最高に盛り上がるだろうが、場所を許容できん。 あと、布団洗おう。業者に頼んでもかまわん。一旦洗わないといろいろ不安だ。

扇風機買った。夜届いたので組み立て。さすが安物。すげー難しかった。

明日は新幹線で郡山へ行って親と弟に合流。セカンドオピニオン。 その後は新幹線ですぐ帰ることになるか。 シノンとオタマがこんなことになってなければ 一晩話す時間を持ちたいところだが、無理すぎる。 どうせもう一回は抗癌剤やるだろうし、方針を考え直すのはもう少し先でもいい。

2014年06月29日

アトピーってなんでこんなにややこしいことになってんだろ。 標準治療で治ると言う記述がいくらでも見つかるのに、 なぜアトピーなどという大層な名前がついて、 こんなに面倒な病気扱いされているのか。

まず考えられるのは、標準治療が確立して間もなく、医者の多くがそれを知らない場合。 ないとは言えない。わけのわからんクリニックが淘汰されるだけの 時間がまだ経っていないだけで、放っておけば 普通の病院では標準治療がなされてアトピー患者なるものはいなくなる、 というわけだ。ただ、この説を採るならば、 シノンはとっくに治っていなくてはならない。 シノンが通っていた小児科は標準治療派であるように思われる。 もっとも、これに関してはうちらがいらんことをして医者の言う通りに していないから治らないのだ、という可能性はある。ヒルドイド塗ってないし。 皮膚科の教科書には「傷がある所にクリームやローションを塗るな」 とあり、薬局で処方されたヒルドイドにも「傷に塗るな」とある。 しかし、傷がないと断言できる所なんてほとんどないのだ。 赤いところが炎症か傷かはそう簡単にはわからない。 かぶれは傷か。こすって赤くなっている所は傷か。 掻きむしった所は明らかに傷と言えるが、 掻きむしりにも強度があり、目で見えるサイズまで至らない傷も 当然あるはずなのである。そういう所は湿疹と区別がつきにくい。

もう一つ考えられるのは、標準治療を実行するのが難しいということだ。 軟膏の塗り方一つ取っても、実演してもらったわけでもなく 想像でやっているにすぎない。例えば量がわからない。 ドカッとステロイドをつっこんで治すなら 短期決戦のはずだ。大量の軟膏を使うことになる。 しかし、全域にべったり塗ろうと思うと 処方された量では明らかに足りない。 赤いところだけに塗ることを医師は想定しているのだろうが、 それでいいのか。

2014年06月27日

良くなるにも悪くなるにも原因があるので、 「波がある」みたいな考え方はあんまりしたくないなあ。 でも、確かにそう考えた方が気は楽だと思う。 あらゆる変化に原因を考えるのは私の仕事ということでいいだろう。

こちらでコントロールできない波があるとすれば、感染だな。 オタマが風邪をもってくれば、シノンにもうつる。それによる皮膚の悪化は こっちにはコントロールできん。オタマが風邪を持ち帰れば、 シノンを感染から守る手立てはもうない。風邪を引くのは運命みたいなものだ。 私とひつじこですら、できるのは感染を遅らせることと、 回復を早めることくらいだからな。 オタマによるバイオハザードの回避は不可能と考えていい。 うがい手洗いを習慣化することでマシになるのかどうかくらいは試したいが。

改善しているかどうかを何で判断するか。これが難しい。 まず、赤くなくなれば改善だろう。 どれくらい赤いかを評価できれば、改善の度合いがわかる。 あとは手触りだ。乾いていつつも柔らかく凹凸がなければ最高だ。 凹凸があってブツブツしているのは炎症が皮膚の下にあることを意味するので、 何かいけないものが中から出てきているか、外からの刺激が皮膚を貫通しているかを 意味する。基本的には洗ってワセリンその他で保護すべきだ。 凹凸はないが乾いていて柔軟さに欠ける場合、つまりカサカサしている場合は、 微細な罅割れが皮膚に走っていることを意味する。ワセリンその他で保護すべきだ。 湿っている場合、皮膚に明らかに穴が空いているので、 ハイドロコロイドを貼るのが理想。できないならワセリンで保護すべきだ。 固く乾燥した皮膚が剥けてガサガサしている場合はどうだろう。 下は健康かもしれないし、そうでないかもしれない。 健康でない危険を考えれば、何かで保護すべきだ。 というわけで、いずれにしても、悪いものは洗い、 ハイドロコロイドかワセリンで保護、 ということになる。

2014年06月26日

シノンの皮膚悪化の原因として挙げられていたのは、 卵、風邪、便秘、ステロイド離脱症状、あたりだったわけだが、 昨日「雪印ラード」という新しい要因が浮上した。 それまでラードはベル食品のものを使っていたが、 昨日まで使っていたのは雪印なのである。 赤くない部位もボツボツしていること、 元々ステロイドを塗ってなかった顔にも出ていることから、 ステロイドの離脱症状ではない。卵も2日以上断っているし、 断ってからも悪化が続いていたので、少なくとも卵は単体では原因ではない。 風邪と便秘は確実に悪化要因のはずだが、メインかどうかは怪しい。 というわけで、昨日の夜から「犯人はラード」説を採用し、 ワセリンに切り換えた。すでに顔と背中では改善しているような気がする。 少なくとも悪化はしていない。 あとはラードが全てまずいのか、雪印ラードがまずいのかを はっきりさせたいが、それはもう少し改善してからにすべきだし、 同じメーカーであってもバラつきがあることもありうる。 食品は皮膚に塗って安全かのテストなんてしていないわけで、 一旦避けた方がいい。 また、ワセリンも完全に安心ではないので、 プラスチベースが来たらそちらに乗り換える。 ワセリンでオーケーなのにプラスチベースでアウト、ということはなかろう。

今日やっとウンコが出た。まだ量が少ないので、まだこれからも出るだろう。 悪いものをバンバン出してくれ。

オタマが、狭い家は嫌だ、引っ越したい、と言い出した。 一体何がったんだかわからないが、そんな金はないなあ。 子供3人に高等教育を受けさせるためには結構な金がいる。 今でも家賃が8.5万してるわけで、絶対無理。 まあ狭いと言うのはわかるんだがな。 私が6歳まで住んでいたアパートより狭いのは確かだ。 でもあれは北海道だからなあ。

アマゾンのテトリス本の書評が増えた。 こんな書評が欲しかった、と思うような書評だった。なんかプロっぽい。

2014年06月25日

今日も咳だが、辛うじてなんとか。オタマを別室に連れ出して 寝ることに成功。ひつじことシノンはいくらか安眠できているようだ。 いくらか、だが。オタマは明け方に咳。 本当風邪は困る。

シノンの皮膚。ラードがマズい可能性は否定できない。 ワセリンの方が安全性は高かろうが、あれはあれで真っ赤になることがあったわけで 完全ではない。しかも服がダメになる。 というわけで、プラスチベースを試してみることにする。 100gだけ買ってみよう。しかし、もしこれが良いとなると高くつくな。 ラードは200gが200円で買える。ワセリンになると倍以上で、 プラスチベースは100gでも1000円近い。

しかし、とりあえず今は風邪が治らないと何とも言えない。 風邪の間は皮膚が乾燥するので悪化しがちだ。 今まではステロイドで抑えこんでいたのでそういう変化が見えなくなっていた。 ステロイドの嫌なところは、原因を除かなくても赤みが取れることだ。 良いことをすれば良くなり、悪いことをすれば悪くなる、 という状況でないと根本的に改善するためのヒントが得られない。 最終的に何をやってもダメとなればステロイドでごまかしつつ成長を 待つことになるだろうが、もう少しあがいてからにしたい。

蛋白は余るとブドウ糖を経由して脂肪になるんじゃなかろうか。

ケトアシドーシスって何で起こるんだ? インスリンがないとブドウ糖を使えず、飢餓と判断して脂肪をバラして ケトンが出る。ここまではいい。 ケトンを燃やして生きられるので何の問題もないだろう。 なぜPHが狂うほどケトン濃度が上がるのだろうか。 ケトンを燃やせなくなる状況になるのか、脂肪をバラしすぎるのか。 そう考えて調べていたら、「脱水」というキーワードが出てきた。 ブドウ糖が山とある状態だと、尿にブドウ糖が出てくる。 尿中のブドウ糖濃度が高いと、浸透圧で水が尿に抜かれる。 結果血が濃くなって、ケトン濃度が上がり、酸性になる。 「浸透圧で水が抜かれる」のあたりが正しければありそうな理屈だ。 子供の自家中毒の場合血糖は高くないので、 血糖と別の原因で脱水しないと起こらないだろう。 ひつじこの場合、膵臓が一時停止してインスリンが出なくなるような ことが起こるなら糖尿病性のケトアシドーシスの可能性がある。 しかしそんな壊れ方はしてないだろうから、脱水が先にあると 考える方が妥当だ。しかしひつじこの場合先に腹痛が来るような気がする。 ケトアシドーシスの症状として腹痛と吐き気があるわけだが、 どうなってるんだろう。脱水→ケトアシドーシス→腹痛と吐き気、 という経路じゃないよなたぶん。先に腹痛があるとすれば、 それは胃か膵臓が先におかしくなっているのではないか。 その後授乳で脱水して水分補給せずケトアシドーシス→腹痛増強プラス吐き気、 という順番なのか。

脱水を防ぐように水分補給に気をつけるようになってから、 以前のような激しい状況にはなってない。ああなった時のケトンと グルコースの量がわかればヒントが得られるだろうが、 ああならないならそれに越したことはない。 とにかく脱水さえ防げばせいぜい腹痛で止まる、というのが現状の仮説。 あとは、多少なりともお菓子なりミューズリなりで糖質を取っていれば ケトンが出ないので、仮に脱水しても酸性にはならない。

弟のデータを処理するためにgoogle spreadsheetを使っている。 初めて関数を使ってみた。=で始めて式書けばいいのね。 A3とかB5とかの変数をベタ打ちしても、違うセルに埋めれば 相対位置が等しくなる変数に差し換えられているようだ。 つまりA3とかB5は一見絶対指定に見えるが相対指定ということだな。 非プログラマにとってはその方がわかりやすいんだろう。 プログラマ的にはコードが書かれた場所によって解釈が変わるのは 気持ち悪いんだが。

味噌注文。自作味噌6kgが半年で尽きた。 しかし玄米麹を使った味噌は少なく、 見つけても麹歩合が書かれていないので味の想像がつかない。 結局マルカワで買った。高いんだが、 味噌に関してはケチると何もかもがダメになるので良しとしよう。

採用ってどうするのがいいんだろうなあ。 ただ一つ間違いなく言えることは、 一緒に働きたいと思うような奴ばっかり取ったらダメだということだ。 おかしな経歴の奴をはじき、性格が激しい奴をはじき、少数派をはじき、 という具合に、楽な方無難な方に流れていくことになりやすい。 とはいえ、「そいつが隣の席に来るとしても採用するか」、 と自問した上での判断でなければ無責任だ。

体重×体脂肪率=脂肪量。一定速度で脂肪を減らす場合、 体脂肪率の減りは一定にならない。 体重が減るほど同じ量の減量が体脂肪率を大きく減らすようになる。 そういうわけで、脂肪量の方が日々見て励みにする上では良いということになる。 弟の体重を記録するspread sheetには自動で脂肪量を計算する関数を 埋めておいた。

咳の仕組みを詳しく知りたいが、見つからない。 息を吐いた状態で咳をするとえらくしんどい理由とか、 咳を我慢すると咳ゲージがどんどん溜まっていくように感じる理由とか。

2014年06月24日

咳が出すぎて一緒の部屋で寝られない。起こしてしまう。 寝袋を玄関に持って行って寝る。ここが一番距離を取れる。

糖質制限には大きく分けて3つの流派があり、 一日10g未満を死守し緩い糖質制限はかえって有害とする原理主義的な人達、 ゼロを理想としつつも緩くなってもやらないよりいいとする人達、 あまり厳しいと何が起こるかわからないのでむしろ緩めにすべきとする人達がいる。

緩いのはダメだとする人達の論拠は、 10gも食うとインスリンが出てしまって脂肪を燃やせなくなるのに、 ブドウ糖をエネルギー源にするほどブドウ糖が潤沢にない、 という状況がマズいと指摘する。やるなら徹底的にやれ、ということだ。 しかし、あまりの厳しさに、これを実践できる人は少ない。 一日一食でないと到達できない値だ。 また、他の流派に対して攻撃的なので、糖質制限を普及させる上では邪魔になる。

緩くてもいい派は、「少なければ少ないほど良い」という立場なので、 考え方は一番柔軟だ。減らし切れなくても元より減れば良しとする。 原理主義派からは「中途半端は逆効果」と批判されるが、 現実的に考えれば、 「仮に中途半端な削減で具合を悪くする人がいたとしても、 圧倒的多数の具合が良くなるのなら良し」 という判断は妥当だ。つまり、害と利益を天秤にかけた上で、 「少ないほど良い」を近似として採用することはできる。 しかし原理主義派にとってはそういう近似は許し難いようだ。

なお、一定以上減らしちゃダメ、という流派はこれを本気で言っていない可能性がある。 従来型の治療と連続させられるので反発が弱まるし、 本当に減らしすぎがマズいとなった時にも叩かれずに済む。 そうしたリスク回避のために最低量を設けるのはいい考えだ。 最低量として50gを設定すれば、よほど厳しくやらない限りそれくらいは 食うことになるので実用上問題はない。 おそらく、減らしてみて何も起こらないという研究結果が出れば、 その「一定量」はどんどん小さくなっていくだろう。 そして、それが、現代の食生活において実現困難な量まで減れば、 「少ないほど良い」派と区別がなくなる。 主流派の医者としてはこのスタンスを選ぶのが妥当だ。

やっぱり原理主義はマズいと思うけどな。今は「澱粉を食わない方がいい可能性」 を広めることに注力すべきで、その度合いを巡って内ゲバやってる場合じゃないだろ。

弟の体脂肪率が27.7%と判明。BMIが標準に入ったのに体脂肪がこれということは、 筋肉が足りんなあ。とは言えこの状態で運動するのはしんどいので、 とにかく糖質制限で脂肪を燃やすことを優先すべき。 絶食すれば一日200g以上脂肪が燃えるのだが、さすがにそうも行かない。 それでも100gくらいは燃やすべきだが。

2014年06月23日

弟退院。第二クール終了。副作用は軽く済み、今のところ理想的な展開。 一回目が効いた時に、二回目で効かなくなることはほぼないらしく、 来週の効果判定が楽しみなところである。 まあ小さくなったからといって生き残れるとも限らないのだが、 どうせやるなら効かないより効く方がいい。 それだけ微小転移を叩けている確率が上がる。確率にすぎない所が辛いのだが。

ただ、血圧が高い。140超えが目立つ。 血糖も夕方に180くらいまで上がっている。 糖質を全く食べていなくてもここまで上がるものだろうか。 あるいは、単純に糖質食べてるんじゃなかろうか。ソイジョイとか。 ソイジョイ1本で7gの糖質があり、糖尿人だと血糖が21くらい上がる。 2本食えば40以上で、これはすでにして無視できない。 親に言っとかないとな。そろそろ揚げ物の衣やタレまで 気にしないといけないレベルになってきている。 だいたい空腹時血糖が120とかあって、どうにもイマイチだ。 80からなら40上がっても120で気にならないが、120からだと160になり、 かなり良くない状態になる。

好中球は1790。だいぶ減ったが、好中球はday10から14までの間に 最低になることが多い。抗癌剤初日をday1と言い、 今日は一週間後だからday8だ。まだまだ下がる可能性が高い。 1000以上あって発熱がなければ続行できるが、さてどうなるか。 来週月曜の診察時に1500あれば一安心だろうが。

体重は入院10日間でマイナス1kg。71.9kg。 それくらいしか減らないくらい元気だったということだ。 あるいは親が差し入れしすぎ。 入院中絶食になるくらいでも治療上は問題ないんだからほどほどにしとけ、 とは言ったんだが、まあそうも行かないよな。私が親でも さすがに何も持ってかないということはできない。 しかしまあ、そろそろかなり強度を上げていかないと 減量が間に合わないし、抗癌剤の副作用も強く出る恐れがある ということはわかってもらう必要がある。 一回指導しに行かないとマズいよなあ。筋トレの仕方も合わせて。

とは言え、BMIは25を切り、分類上は「標準」ということになった。 ひとまずめでたいと言える。20年以上ずっと「肥満」だったわけだから。 しかし、見た感じまだまだ皮下脂肪は多く、見た目の印象はまだまだ「太った人」だ。 まあ見た目はどうでもいいのだが、 インスリン抵抗性によって糖尿になっている以上、 痩せれば血糖値が下がるはずである。 そこまでは痩せてもらいたい。 また、手術の邪魔になる皮下脂肪は削っておくべきであり、 その意味でもまだ甘い。 今のまま一日100gのペースで行けば、第三クール終了までにもう3kg くらい減るはずだが、それは最低ラインだろう。 理想的には60kg付近まで落ちていい。

で、自分の話。 水制限を始めたが、今日はなんだかんだ言って280mlを2回飲んでしまった。 味が濃い物を食うと、そのままいるのが辛すぎる。 しょっぱいものだけでなく、甘いものも同じくらい辛い。 あと、風邪が悪化してきたので、鼻水として失われる水分を取らないと マズいよな、というのはある。

つうかこの毎週風邪が悪化するのどうにかしたい。体脂肪率上げたらマシになるのか? それならちょっと禁を破ってでも無理矢理太るが。 明日の朝はミューズリで血糖測定しよう。

シノン皮膚悪化。ステロイドに頼っていたものが一気になくなったこと、 風邪を引いたこと、暑くて汗をかいたこと、 ひつじこが食べた卵が母乳に出ていること、 あたりが考えられる原因。 ステロイドなしには維持できないような状況だとすれば そもそもそれではダメなので、ステロイドなしでどうにかする手を考えたい。 ともかくも赤いところはハイドロコロイドを貼ると汁が出てくるわけで、傷だ。 傷は湿潤状態にして摩擦を防げば治るはずである。 というわけで、ハイドロコロイドを結構貼った。 貼り切れないところはラードまみれにして保湿する方針。 汗をかいたら、ぬるい湯で素早く洗う。今日も時間をかけすぎている。 もっと素早くやろう。水溶性の汚れなんて一瞬で落ちるはずなのだから。 卵は申しわけないが数日ひつじこにも食べないでもらう。 それで軽減するようなら継続。 変わらないならそこは気にしなくていいということになるが、 来週以降パルシステムに卵は注文しない方針。 母乳に出なくても、料理に使えばシノンが触ってしまう危険がある。 この危機を脱するまで無用な危険は減らしておきたい。 卵は便利な食品だが、仕方あるまい。 オタマの弁当には代わりのものを何か用意しないとな。ワクワクする奴を。

ハイドロコロイドを貼るのと、湯で洗うくらいは私にもできるが、 しょっちゅうラードを塗るのはひつじこの仕事になってしまい負担がかかる。 申しわけない。

ゴーダチーズ注文。私もチーズをもっとたくさん食べよう。 最近あんまり食べてなかった。

2014年06月21日

外出して一時間くらい歩いたが、水分補給は大していらない印象。 280ml飲んだが不要だったな。

帰って体重測ったら58kg台。あと2kg脂肪を溜めたい。 そのためには14000kcalの余剰が必要で、一日1000kcalの余剰を作っても 二週間最低かかる。太るって何て難しいんだろう、と思う。 もちろん、血糖値がドカンと上がって良ければ簡単で、 餅でも何でも食えば良い。しかし私にはそれ不調を許容するだけの余裕がない。 せめてGIが低いものじゃないとまずい。 しかもシノンが卵アレルギーなので卵を食べるにはかなりの注意がいる。 使い勝手の良い食材が一つ使用不能になった、ということで、 この影響はかなり大きい。

せめて食事時間を1時間くらい取れればいいんだが、 ゆっくり食うなんていう贅沢はうちでは許されない。 座って食う余裕すらなかったりするからな。 一家揃って座っていただきますをして食べられる日は 一体いつくるのだろう。

2014年06月20日

おしっこの出が悪いのがずっと気になっていたので、 たまたまネットで見つけた高橋クリニックに行ってきた。 結果、おしっこの出が悪いことがはっきりした。 450mlに56秒かかっている。 普通は放物線的な形になるが、 左右非対称で後ろに長く、頂点がはっきりしない。 最大速度も15ml/s程度で、とにかく遅い。 膀胱出口が狭いせいだ。 また、出した後も膀胱に60ml以上尿が残っている。 年寄であれば50ml残っていると手術を勧められると言うから、 全然ダメである。 膀胱出口付近には石がいくつもあり、常時尿がなくならないで あることの結果だ。 しかし前立腺のサイズは17mlで問題なく、 前立腺が大きくなって狭くなっている、という話ではない。 原因は膀胱出口あたりが硬く膨らんでいることにあると思われる。 で、どうするかという話だが、 薬では治らない。飲んでる間は軽減するかもしれないが、 軽減させないといけないほど症状が重いわけでもない。 手術の後遺症として性機能障害があるので、それも無理。 逆行性射精と言い、膀胱に精液が逆流して出てこなくなる。 発生率は数%らしいが、その危険を冒すだけの価値はない。 というわけで、結論は「水飲むな」となる。 尿が溜まる量が少なければ問題は軽減する。 一日1L以内にしとけとのこと。

つうか、意識すると鬱陶しいな尿意。 今までそういうもんだと思って無視してただけか。 うーん薬もらうかあやっぱり。

うわ、結構高いぞこの薬。ハルナール。 134円/日で、保険が効けば40円/日。月1200円。

なお、10代で激しく発症する人もいるらしく、 そういう人は性機能がどうとか言う余裕もなく手術に踏み切るそうだ。 とにかくおしっこのことしか考えられなくなるくらいの尿意が継続し、 診察中も椅子に座れず立っているような有様なのだという。 今日はおしっこを我慢して自転車をこいでいたわけだが、 その苦行っぷりと言ったらなかった。あれがずっととか、気が狂いかねない。

今まで結構がまんしてたんだな尿意。それが悪化させてる面もあるのかもしれないが、 「ちょっと尿意あるかなあ」程度の尿意だと、出してもちょっとしか出ないので、 次第に面倒くさくなってトイレに行くのが遅くなっている、という感じか。 今日尿意というものをちゃんと意識してみてよくわかった。 出して数分したらもうかすかな尿意があったりする。これ、相当ダメだな。 そもそもちゃんと出てない。60ml残ってるって言ってたもんなあ。

やはり薬を試してみるか。治った状態を体験してみるのは悪いことじゃない。 でもまあ、水をあまり飲まない生活にして変わるかを見てからだな。

ネットワークって面倒くさいな。他人にやってもらうにしても、 多少は自分でいじらないと感覚がわからない。 ちょっとやっといた方がいいんだろうなこれ。

糖質に加えて水分まで制限か。断ってみて、 今まで水分に相当依存していたことがよくわかった。 すげえ物足りない。こりゃ慣れないとダメだな。

2014年06月17日

弟は今日も元気らしい。シスプラチンとドセタキセルつっこんだ次の日に 吐き気が来ず普通に食べてるって、そんなことあるのか? ベッドの上で洗面器抱えてうずくまるレベルの患者がザラにいるんだぞ? 明日は朝早くから行って見てきたい。 血液検査も毎日してるはずで、白血球が気になる。

もし全く副作用が来ずに体重も減らないまま第二クールを終えたらすごいな。 めでたい一方で、減量は別のことを考えないといけなくなる。 つうか、かなり厳密に糖質制限してて体重が減らないというのは 相当考えにくい。多少食べてもフォシーガに捨てられているはずだから、 容易には太れないはずだし。 となると、蛋白質太りか。糖新生経由のインスリンと脂肪合成が すごい量走っているのか。 もしそうなら脂肪を食べる量を増やすことで改善するはずではあるが、 現状わからんな。

69kgまで落ちるとBMI的には標準の範囲内に入る。 しかし、それくらいだとまだ体脂肪は多めのはずだ。 脂肪は多いよりは少ない方が手術が楽だろう。 BMI22になるのは64kgで、そのへんまでは落ちてもいい。 25以上では良くないことが起こる率が統計的に有意に上がる、 という記述もある。72kgが25で、ギリギリ今は超えている。 もう数キロは減らした方がいいだろう。 もっとも、消化器の手術だけに、体脂肪率は15%くらい残しておかないと 手術後の食えない期間に対応できない、というのはあるか。 医者としてはどれくらい減ることを期待してるんだろう。

とりあえずミューズリだけ復活させてみるのはどうか。 明日カルディで買って帰ってくるが。

なお、調理や食事にかけられる手間や時間と、精神的余裕、 授乳の有無などであまりにも差が大きいので、 オタマ前とオタマ後で比べるのは難しい。 糖質制限が悪いという可能性もあるし、 糖質制限のおかげでこの程度で済んでいるという可能性もある。 なんにしても、部分的に戻して様子を見るのがいいだろう。 まずはミューズリ。

2014年06月16日

「医者が見放したがんと闘う47の法則」。ゲルソン療法を勧める本だ。 本人がそれで生き残っている。生き残っているからには、 そこには何かしらの理があるだろう。

170cm78kgというから、肉を食べまくっていただけでなく、 糖質も相当摂っていたことだろう。ただし糖尿は発病していなかったようだ。 もっとも、食っていた肉の大半が加工肉だったようで、 加工肉と大腸癌の関連は広く知られている。 しかしそれは何故だろうか。

加工肉には亜硝酸塩が添加物として使われる。 これが胃液と反応するとニトロソアミンなる発癌物質ができる。 さて、これが肉にしか入っていないならば加工肉が犯人ということになるのだが、 どうやらそうではないようだ。野菜には大量の硝酸塩が含まれており、 微生物により簡単に亜硝酸塩に変えられる。こちらの量の方がよほど多いという 記述が複数のサイトに見られた。このような野菜としては例えば大根があり、 焼いて焦げがある魚と一緒に食えばニトロソアミンが出来る。 そんなものを昔から食べてきた日本人は、胃癌は多いが大腸癌は少なかった。 そう考えると、加工肉の大腸癌リスクは何か別の事を疑いたくなる。

抗癌剤は効かないと思えとある。だが、術前補助療法としては有益だと 私は思う。効かなければ一回でやめられるし、 効くかどうかは原発巣があるのですぐわかる。 しかし確かに全身を巻き添えにするし、免疫への悪影響も大きい。

塩分って本当に悪いのか?抗癌剤の点滴は生理食塩水で行われ、 0.9%というかなりの高濃度である。これを一日に2Lとか入れているわけで、 塩分量は18gとかになる。単に非常事態だからオーケーということなのであれば、 それはそれでいいが、どうなんだろう。

さて、この著者は何故生きているのか。 肝転移まで行っているので、「元々放っておいても大丈夫な人だった」はたぶんない。 何かが癌を足止めした、と考えることは妥当だろう。 まず動物性食品を完全に禁止しているため、 蛋白と脂質はかなり制限されているだろう。一方で糖質の摂取量が 増えている可能性もある。しかし結果として痩せている以上、 おそらく糖質摂取量は減ったのだろう。 カロリーを多少減らす程度ではそうそう痩せないからだ。 また、繊維が増えたためにGIが下がり、 血糖の変動がゆるやかになるので、さほど糖質が減っていなくても インスリンが出る量は減る。 野菜ジュース1.5Lの糖質量は最大で150g程度だが、 それは全部人参だった場合だ。 実際にはその半分にもならないだろう。 元が暴飲暴食だったならば、その程度の糖質摂取は問題ではあるまい。 また、果物のジュースは糖が果糖なのでインスリンを出しにくいというのもある。 なので、植物に含まれる素敵な物質が効いた、という可能性を 無視すれば、インスリンがあまり出なくなったから、というのが糖質制限派にとっては 一番心地良い解釈となる。 また、基本カロリー不足なのであればケトンも出るだろうし、 肉魚をやめて大量の繊維を食べることで腸内細菌天国になっていれば、 酪酸なども増えて抗癌作用もあったかもしれない。

ここから学べることとしては、塩を減らす、繊維摂取量を増やす、オメガ6を避けてオメガ3を増やす、 という3点が受け入れやすく、理屈が立ちやすかろう。 動物性蛋白だろうが植物性蛋白だろうが、蛋白は蛋白だ。 胃でほぼバラされ、小腸まででおおむね吸収されている。 そこから先はアミノ酸で、動物も植物もない。 当然それが大腸に影響するとは思えない。 肉食していると減るのは、何と言っても繊維である。 繊維さえ多く保てば、肉を食う量に関係なく腸内細菌天国は作れるはずだ。 豆や全粒穀物は蛋白やカロリーと一緒に繊維が取れるのが便利なわけだが、 いずれも糖質がついてくる。糖質があってなおそれだけ体にいいならば、 糖質がなければなおさら体に良かろう。 とにかく野菜を食えばいい。しかしまあ、 大豆粉パンを頻繁に食べていれば繊維についてもかなり補えるんだがな。 生野菜をモスモス食うよりも楽な気がするが、それは本人次第か。 何にしても今はまだ糖質をいかに排除するかという段階で、 繊維がどうとか言うのはもっと後でいいんだろう。

飲尿は効かんよなあ。普通に考えて。 でも、命がかかれば人体の専門家たる医者でも 飲尿できる精神状態まで追いこまれるわけだ。命がかかるというのは本当に恐ろしい。

6.7で喜んでいたが、「6.5以上は強く糖尿病が疑われる」わけで、 完全に病気なんだよな。HbA1c。とりあえず6は切るだろうが、 体重が減らないと5台前半までは下がらないだろう。

というわけで、弟は今日から抗癌剤第二クール。 今日は元気でいろいろ食べてたらしいが、明日は無理だろうな。 また5kgくらい減るといい。それで70kgを切る。

2014年06月15日

オタマ父親参観日。子供一人につき親一人という話だったが、 守ってない奴多すぎ。母親がいるのは普通だし、 ひどい場合には祖父母までいたぞ。 おかげで神社の境内が自転車で埋まる始末である。 開場後は幼稚園の中が大人であふれた。実に良くない。 主役は子供なんだよ。見たいという親の欲望が子供の邪魔を してることをちったあ考えろ。

最初はホール。なかなかオタマが見つからなかったが、 帽子が赤いという先入観のせいだった。裏返すと白いのなあれ。 あと、以前ほど飛び抜けて大きいわけでもなくなってきたのと、 例によって親が多すぎて視界が悪かったのもある。

見つけた後は一緒に座って待つ。父親参観日とは言うものの、 どこでも父親が来ているわけではない。ばあちゃんだったり、 誰も来られなくて先生だったり、いろいろだ。 そして、文化というか階層というかがさまざまなので、 父親もいろいろいる。ヒッピーみたいなのもいれば、ヤンキーみたいなのもいるし、 若いのもいれば、じいちゃんか迷うくらいのもいる。

親子リレー的なゲーム。まずは平均台が置いてあるので、 子供はくぐり、親はまたぐ。無駄に調子に乗って両足でジャンプした。 次に積んである箱を崩す。オタマパンチ。折り返しポールをグルリと回って、 さっき崩した箱をオタマが積み直す。その後おんぶで戻ってゴール。 大したことではないのだが、不必要にデカく無駄に機敏な動作でやった。 終わったら肩車して観戦。

その後みんなで高い高い。オタマ、マジで重い。 完全に放り投げるレベルになってるペアもいて、 負けずにやろうと思ったが、18キロは無理。

お部屋に移動。傘の絵と、父親を描いた絵が壁に貼られている。 パパ絵は人だかりだったので、傘の絵だけまず写真。

まずは子供が中央に集まって座ってお歌。 しかし妙にノリが悪いオタマ。ノリが悪いというか、 私が気になってそわそわしてる感じ。まあそれはそれでいい。 一曲づつ分割して動画撮影。

その後、プレゼント贈呈。父親が壁際で顔を覆っている間に、 子供達がプレゼントを出してきて、首にかけてあげる。作ったネクタイだ。 和紙を絵の具で染めていて奇麗である。 せっかくなので、私は前を開けていたシャツのボタンを閉め、 すそをズボンに入れてネクタイ締めてるっぽくしてみた。 元々普通にワイシャツだからなこれ。ズボンもチノパンだし。 両方とも手荒な扱いと積年の汚れ、傷みですっかりボロだが。 なお、みんな帰る時には外してしまっていたのだが、 家までつけて帰るべきだろ普通に考えて。

そして最後に紙芝居。「アンパンマンとカレーパンマン」 をその場で募集した父親6人が2ページ交代で読む。 すごい勢いで立候補が出るならと思って少し待ったが、 全く出ないので二人目に立候補。最後の一人がなかなか出ず、 先生がお願いする羽目に。実に良くない。 てめえら何しに来てんだ。母親が一人混ざってたくらいダメである。

バイキンマン出てこないかなあと思ったが出てこなかったし、 そもそもアンパンマンの台詞もなかった。イマイチ 盛り上がらない序盤だったので仕方ないが、 結構マジで読んで後ろにプレッシャーを与えてみる。 最初の人はいきなり立候補するだけあって経験値が高い感じだが、 私はああいう「いかにも子供に読んであげてます」なのは嫌いだな。 別に競争でもないのだが、ついムキになる。

オタマに「どう?上手だった?」と聞いたら、「ヘタッピ」とのこと。 「とーちゃんより上手なパパいた?」と聞いたら、「一人いた」。 くそう誰だよ。

どっかに市議会議員が来てたみたいだなあ。 同年代にそういうのがいるような年になったということか。 紙芝居とか同じような状況だったら、すげー勢いで立候補して、 やけに上手に読んだりするんだろう。偏見だが。

夕方前、間が持たなくなる感じだったので、 オタマと自転車で川崎のイトーヨーカドーに買い出し。 鯖缶を大量補充する予定だったが、味噌煮缶しかない。 まさか、セブンプレミアムの鯖水煮缶はもう生産してないのか? 500円とかする高級鯖缶しかなく、あえなくあきらめた。 セブンプレミアムはおおむね品質が良さげで、 とりわけヨーグルトは良い。120円でこの味は異常だ。 ビフィダス、ブルガリアあたりでは歯が立たない。 パルシステムのヨーグルトは確かにうまいが、 180円で400gと値段がネックだ。100%生乳で1ランク上の味ではあるし、 放っておいても届くのは楽なので今後も使うが、 食べ尽した時に補充するのはセブンイレブンがいい。

太るためにフルグラを買ってきた。 大手スーパーならミューズリの一つくらいあるだろと思ったが、 なかったので、あえなくフルグラで妥協しただけのことである。 これは菓子だな。完全に菓子だ。

あと3kgくらい太っておきたい。3kg太るためには、 21000kcal必要だ。シリアルの類なら100gで400kcalほどなので、 最低5kgちょい食う必要があることになる。 さすがにそれは苦行だな。

弟の癌が発覚するまでは、コンビニで結構買い食いしてたからなあ。 シュークリームやチョコなどの高脂肪菓子はアリとしていたわけで、 たぶんそれで体重が保たれていたのだろう。 菓子の類を完全に断つと、同じカロリー食べていても 体重を維持できなくなるわけだ。インスリンが出ないので体脂肪の 燃焼が邪魔されず、蓄積もされない。

セブンプレミアムは鯖缶をやめたようだ。 トップバリューのが80円とかで安いのだが、 売れすぎているのか在庫が近くの店にないし、それほどおいしい印象もない。 野菜ジュースとか混ぜてる奴はいらんしなあ。 こうなると、マルハニチロの月花を箱で買う方がいい気がしてきた。

つうか、鯖缶が品薄なのも何かのテレビのせいか。 くるみといい鯖缶といい、実に迷惑だ。 もっとも、優秀な食品であることは間違いなく、 そういうものが売れて、みんなが食べることは健康には寄与するだろう。 飽きずに食べ続けていただきたい。是非とも。

2014年06月14日

放射線と手術の差。中を見るか見ないか。手術なら開けるので 何が起こっているかわかる。PETで見えなかったものも見えるかもしれない。 ゼロになるかならないか。手術なら取り出した範囲のガン細胞はゼロになる。 放射線だと結構な確率で取り残す。 傷ができるか。放射線は血管を切ったりはしないので、新たな転移の 原因になったり、血行がおかしくなったりはしない。 効きが悪いし何が起こってるかわからないがあまり傷つけない、 というのと、確実に捨てられるし取ったものを分析できたりもして 何が起こってるか調べやすいが傷がデカイ、というのの比較だ。

放射線を選ぶとすれば、再発しない確信があり、 多少取り残しても問題なしとできる確信があり、 効きが悪かったとしてもまだ手が残っている場合だ。 今は生存が最優先なので、後遺症を気にして手術を避ける という選択肢はない。さすがに無理だろう。 前二つを糖質制限に期待するのは楽観的にも程がある。 最後のものが最悪で、全く効かなかった場合は試合終了だ。 放射線をやってしまうと手術ができなくなる。

陽子線、重粒子線は普通のX線よりも前後の巻き添えを少なくできる。 しかし現状せいぜい2方向からしか当てられない。 設備を小さくできないものは原理的に優れていてもそうそう普及させられないだろう。 液晶にあまたの新技術が及ばないまま消えていったことを思い出す。

2014年06月13日

さてどうすっかなあ。技術的な問題なんて簡単だが、人心の問題に 立ち向かうには勇気がいる。 なお、技術的な問題が簡単なのは、技術が簡単だという意味ではない。 できなければできないで他の手を考える、というだけのことだ。 技術的な困難を乗り超えることは重要だが、それは筋トレみたいなものだ。 問題は競技の成績で、筋肉量ではない。 筋トレは重要で必要だが、現在の筋肉量でできないことはせずに済むようにすれば良いし、 そうすべきだ。さらなる筋トレをやる、というのは解決にならない。 筋トレは長期の活動だが、競技は短期の活動だ。 短期の問題に長期の活動は使えない。

まあいい。失敗時の最大ダメージを見積り、失敗時のダメージの軽減策を用意し、 すぐに思いつく範囲で失敗する条件を列挙、ということまでやっておけば、 あとは堂々と失敗すればいい。確実な成功などなく、全ては不確かだ。 長期で見て最高の成功率になればいい。 ただし、ある失敗が誰かにとっては取り返しがつかないダメージを与える かもしれない。それに関しては、「誠実であること」を条件として加える しかないだろう。誠実でありさえすればいい、というわけではないが、 誠実さは必要条件ではある。ドラッカー用語で言えば「真摯さ」だな。 恥ずかしいことをしない、ということでもある。 ひつじこや、15年後のオタマに話せるか、ということと考えれば そう間違いはあるまい。

おならが臭い。ミューズリ食べ出してからだな。 あと、汗の臭いがすごかった。これもミューズリだろ。 買った分は食うが、なんつうか、ミューズリも糖質ということか。

ひつじこは朝から病院。吐き気が出る前だったが、 超音波と採血。点滴。異常見つからず。前のように アミラーゼが出たりもしなかった。CRPが多く 炎症気味な可能性はあるが、風邪直後だし、疲れも影響するだろう。 つまるところ、疲れるな、ということになる。あと怒らせるな、だな。

弟の白血球は抗癌剤開始二週間後で3600。明日測ればもうちょっと多いと思うぞ。 ひつじこの血中アルブミンはなんぼだろ。それが少ないなら蛋白が足りん。 でも、腹痛が出てからロクに食べてないので、 血中アルブミンの数値の変動速度次第では「そりゃそうだ」としかならないあ。

弟の尿ケトンは2。ブドウ糖が削られている証拠だ。そして、毛が ごっそり抜け始めたらしい。

仕事をそろそろ真面目にやれるようになったかなあと思ったら、 考えが足りない所が噴出して反省した。 しかし、確実で遅いより、適当でも速い方がいい。 守るべきラインはあるが、それを守ればそれでいいわけではないのだから、 そこを守ることにそう労力は割けない。 でもまあ、失敗すれば、前もってうまく準備して問題を回避するよりも 安く学べる。その意味では、失敗を挽回できる限りにおいて失敗する方がいい。

つうか、まだ頭の中をかなりの割合で癌が占めている。 当たり前だ。このままでいい。ただ、そのせいで考えが浅くなって 仕事で失敗することはありうるし、あるだろう。 それを織り込んでおかないといけない。

午前中はシノンの病院。皮膚炎で小児科。 毎週か隔週で通ってステロイドをもらっている。 オタマに関しては早々に皮膚科を見限って独自路線に行ったわけだが、 シノンに関しては比較的小児科の言うことを良く聞いている。 オタマに激しく出たのはもっと後の時期だったわけで、 シノンは出が早い。そもそもロクに離乳食をしておらず、ほぼ母乳だ。 だから食べているものの影響はおそらく小さい。 オタマの時とは明らかに病態が違う。

で、結局これどうしたらいいわけ?医者の言ってることは本当にまともか? ロコイド、リドメックス、リンデロンと来て、今日はついにアンテベートが出た。 こうなると、素直にやっているというわけには行かない。 少なくとも理論の裏を取る必要がある。

医者の理論。 アレルギーは皮膚から感作するので、傷がついた状態で放置するのが一番まずい。 したがって、ステロイドで皮膚を治してしまうことが優先。 治れば減量してもいいし、弱めることもでき、いずれ不要にできる。 さてこの話が崩れる条件を考える。

まず、「アレルギーが皮膚から感作する」 が誤りである場合。ここは今のところあまり考えなくていい。 なぜなら、食べて感作しているとは考えにくいからだ。なにせ乳児である。 現実に卵で明らかに感作している以上、皮膚からと考えるのが妥当である。 放置しておきたくはない。

次に、ステロイドで皮膚が治る、という所の問題。 結構頻繁に塗っているが、こうして強度が上がっていく結果になっている。 まずは塗り方を疑うべきだろう。医者が想定するやり方になっているか。 10g軟膏一個を一週間分として出され、 それで「しっかり」と言うということは、これが十分量であることを意味している。 これが十分量であるためには、「赤いところしか塗らない」塗り方 であるはずで、掌にべっとりつけて丸ごと、というようなことはありえない。 それをやると結局赤い所が手薄になる。 足や手の全域を覆うような量の軟膏はもらっておらず、それは保湿剤の役目だろう。 医師が想像している使い方を正しくやることで治るのだとすれば、 まずはそこを考えるべきだということになる。

ただし、そもそもステロイドで治るのか、というところも問題になりうる。 塗り方の問題でなく、それで治るわけではないとしたら、話にならない。 ステロイド軟膏の効果は、ワセリンによる保湿、保護と、 ステロイドによる炎症抑制から成る。前者はワセリンでいいので ステロイドを使う意味はない。後者には本当に効果があるか。 もちろん、ある。効くことはあるし、確認してもいる。 問題は、それで治るかだ。

あとは、治ったとして、その後ステロイドを減らしても大丈夫なのか。 減らしてぶり返すようでは仕方がない。しかし、本当に傷が治っていて、 保湿と物理的な保護がなされていれば問題はないだろう。 逆に言えば、ぶり返すのはそこが甘いからだろう。

さて、今回治りが悪い場所には特殊性がある。 それは、掻かれる場所であり、服と擦れる場所であり、床とこすれる場所である、 ということだ。足の甲が最も悪く、左右が非対称である。 これが、シノンのハイハイが左右非対称であることと関係がないとは考えにくい。 片足は指を反らせて地面を蹴っており推進力になっているが、もう片方はそうではない ことが多いのだ。確認していないが、もし悪いのが反っていない方なのであれば、 それは引きずることが多い分摩擦が多いからではないか、ということになる。 薬をいくら塗ろうがすぐに拭われ、摩擦で悪化するわけである。 これが正しいならば、ハイドロコロイド包帯でも貼りつけてしまうか、 プラスモイストトップのように摩擦がないもので覆った上に靴下でも はかせてしまうかして、とにかく摩擦を防がねばならないということになる。

もう一つ悪いのが手首腹側だ。 うちは布団を敷きっぱなしにしており、 その上をハイハイすると摩擦にさらされるのではないか。 手の着地は掌底側であり、布団なので沈み込みがあるはずで、 それならばシーツでこすれる。 これもこの仮説をもって観察してみないと真偽はわからない。 しかし、特に変なものを食べたわけでも持ったわけでもないのに いつも赤いことからして、 アレルギーとは別の継続的な要因があると考えたくなる。 手の甲も悪いが、観察すれば別の摩擦要因が 出てくるかもしれないし、こちらに関しては食べ物がよく付着するせいかもしれない。 でもたぶん摩擦があるだろう。

あとの悪い所はおおよそまばらである。股、すね、上腕、腹あたりだ。 腹は不用意に服を脱がせたままにしなければ軽減するし、 元々許容できないほど悪いというわけでもない。 すねと上腕は赤ちゃん服の構造上出っぱなしになりやすく、 そのために容易に掻きむしられ、また、摩擦も割と頻繁に発生するので悪化しやすい。 しかし常時摩擦されるわけではなく、悪化のほとんどは掻きむしりだ。 つまるところ怪我であり、同じく赤いとは言え湿疹ではない。 怪我として治療すれば良いんじゃなかろうか。少なくともオタマの時にはそうしていた。

卵を食べた時に反応が出るが、これがまさに湿疹であって、 ステロイドが本来相手にするもの だろう。しかし、掻かず、摩擦がなければ、たぶんそんなには悪化はしない。 卵が悪化を招くのは、痒くなって掻き、こするからである。 だから卵はとりあえず避けるが、今ある傷がおおよそ治って綺麗になれば、 食べさせても痒い間をやりすごせれば一時のことで済むだろう。

あとは全身のスキンケアが重要なわけだが、 ラードという武器を手に入れた今となっては、 ワセリンのように塗るのを躊躇する理由はなく、 いくらでも頻繁に塗りたくれる。単純に手間の問題だ。 いくら服についても、ワセリンカット一発でほぼ落ちるし、 普通の選択でも徐々には落ちる。 ワセリンよりは拭われやすいので、頻度は上げる必要があるだろう。

もう一つ入浴の問題がある。皮膚は排泄器官であり、 基本水溶性のゴミを出す。夏場に汗として出てくるこの水溶性のゴミは、 水で流す必要がある。しかし水溶性なので、湯は本来不要だし、 洗剤などなおさらいらない。 あとは油脂も出るが、これはゴミではなく保護剤だ。 そして、菌がまともにいれば、酸化したり腐ったりする前にエサになるので、 本来洗う必要はない。その意味では、何か変なものがついたら水かぬるい湯で ささっと洗えば良く、特に何もつかない限りにおいては放っておいていい、 ということになるだろう。過剰に洗えば、洗剤を使わずとも刺激になるし、 本来いてもらわねば困る菌を流してしまうことになる。 また、治癒の最中の傷口で出ている治癒促進物質も流れてしまうだろう。 外部からの力が加わって赤いところはつまるところ傷なのであって、 傷口として考えるべきだろう。掻いたりこすったりしたために赤いのと、 中から何かが出てきて湿疹が出ているのでは、扱いが多少は違ってくる。 これはオタマの時に学んだことだ。

ラード全身塗布の回数を増やす。洗う水の温度を下げ、時間も短くする。 摩擦がある所はどうにかして摩擦を防ぐ。掻かれることを阻止する。 ステロイドを塗るのは赤いところだけ。 ただしかゆみを止めるために塗るというなら、 赤いところの周囲1cmや2cmは塗った方がいいかもしれない。 こんなもんかなあ。

オタマと病態が違うのは、オタマがまるでハイハイしなかったからじゃなかろうか。 オタマはなにせつきっきりだったし、歩かせて遊んでいたので、 すぐ立てて歩けるようになった。シノンがハイハイをしているのは、 それだけ放っておかれる時間が長いからだろう。 その結果足の甲と手首腹側が群を抜いて皮膚の状態が悪く、 他の所は単に保湿が甘くてかゆかっただけ、ということではないのか。 ラードを導入してから全身の皮膚状態は全体に良くなっている。 ただ、掻いたりこすったりして局所的に赤いだけだ。 まあ局所的と言うには数が多いのだが、しかしそれでも局所は局所であり、 治るまでの時間さえ稼げれば治る類の「怪我」だろう。

見落しや、観察が甘いところはあるだろうが、なんとなくこんなふうに思った。 結局のところひつじこがほとんどの時間見ているので、 私には考えるために必要な情報や観察経験が欠けている。 今までちゃんと考えずに来たことを今更後悔したが、 今考えたことが正しいとも限らないので、明日の朝にひつじこと一緒に考える。

ガンもそうだし糖尿もそうだが、なんかやけに複雑になって、 細かいことまでいろいろと学ばないといけない状況になった分野は、 たぶんどこかで大きく間違っている。 ガンに関しては何が間違っているかまだわからないが、 糖尿に関しては「糖質そんなに食うからだよ」という簡単すぎる間違いが おおよそはっきりしている。 アトピーに関しても、湿疹と傷の区別をせずステロイドを塗ったくっているとか、 そもそも傷の治し方が間違っているとか、 さらには皮膚を害する洗剤の使用や頻繁すぎる入浴などのせいで 発症率が上がっているとか、そういう問題があるだけのことなんじゃないのか。 それなら話はおそろしく簡単になる。

弟、入院。でも即日外泊許可を取って実家に帰った。 抗癌剤は月曜からで、戻るのは日曜だ。 検査結果はHbA1c6.7で変わらず。白血球3700、好中球1810。 月曜までに好中球2000までは回復するといいなあ。

2014年06月12日

テトリス本はレベルが低いと言われる。実際そういう本を作ったので それはいいのだが、「本当におまえテトリス書けんのか?」 と問いかけたい気持ちでいっぱいになる。 プロのプログラマの中にも Sunabaでテトリスを書けない奴が結構混ざってるんじゃないか、 と私は疑っているのだが。いや、「疑う」はちと控え目すぎるな。 「知っている」と言ってもいい。

あの本に関して「難しいけどがんばれば読める」と言ってくれるのは とてもうれしいが、それはそれとして、たぶんプログラミングに向いてない。 100時間くらい取り組むのは経験になっていいと思うが、 プログラミング以外に向いているものがあればそっちに行ってもいい気はする。 ただ、あれが難しいということは論理思考や記号思考がそもそも苦手 ということを意味する気もするわけで、大変だ。 難しいから進まないんじゃなくて、つまらないから進まないのであれば いいんだけどな。 そもそも興味がないひつじこが無理して読んでる、みたいな状態なら問題ない。 やめた方がいいけど。 しかし、本当に難しいのだとすれば、私は別の書き方や 別の教え方を考えないといけないことになる。まあそのうち試す。

なんかドラッカーごっこの比率がすげー増してるんだが、仕方ないな。選んだ道だ。 とりあえず、給料ちょっと増えるっぽい。 そのへんの話をひつじこにしたら、すげえどうでも良さそうだった。 金に興味がないのは美徳だ。 しかし、給料というのは、 私が仕事をして人の役に立っていることをひつじこに対して 証明できる最大の手段なのである。 これがどうでもいいとしたら、 さてどうやって私が仕事をしていることを示そうかということになる。 でもまあ、実際の所そこを示す必要自体ないんだが。

SGLT2阻害薬は長期にわたって使っても大丈夫なのか。 ちょっと調べたところ、マウスでは不健康になった感じはないらしいが、 マウスとは人生の長さが違うので、そう簡単ではないだろう。 あと、この薬を使うとグルカゴンが増えるらしい。 グルカゴンというのは、肝臓と腎臓にブドウ糖を作らせるホルモンだ。 血糖が下がると出てくるが、血糖が高い糖尿病患者でもたくさん出ている。 これはインスリンがグルカゴンを抑えるせいで、 糖尿病患者はインスリンが出ないのでグルカゴンが出っぱなしになる。 高血糖になってもあまりグルカゴンは抑えられないようだ。 さて、SLGT2阻害薬でグルカゴンが増えるのはなぜだろう。 血中のブドウ糖の減少速度でも見ているのかもしれない。 減少速度が高いとグルカゴンが出る、というしくみだった場合、 腎臓からみるみるうちに血糖が失われていくようになれば、 グルカゴンが出るだろう。 あるいは、どこかで使った量がフィードバックされているかもしれない。 捨ててるせいで「あまり使えてません」という報告が来る、と。

とにかくも、グルカゴンが増える。なので糖新生が強くなる。 アミノ酸をブドウ糖に変える速度が上がり、十分な蛋白がない状況では 筋肉が減ることになる。 ただしメトホルミンでそこを抑えることで軽減はするのだろう。 とはいえ、SGLT2阻害薬を飲む人間はそれなりに蛋白を食っておいた 方が良いかもしれない。太っていたとしてもだ。

弟の尿糖は2000mg/dlとかになる。これはユーチェックの測定限界なので、 さらに多い可能性もある。ただし、スーグラでは1700-1800だったので、 フォシーガがスーグラよりもずっと効果が強い、ということがなければ、 それほど大きくはないのだろう。 さて、2000mg/dlというのは、20g/lである。リットルあたり20g。 一日1.5リットルの尿を出すと仮定すると、30gのブドウ糖を捨てることになる。 120kcalだ。一定以上痩せてきたらやめた方がいい気はするが、どうなんだろう。

あとは膀胱の壁面にこのクッソ高いブドウ糖濃度が悪影響を及ぼさないかが不安。 年単位でこの濃度の汁に触れるわけだが、本当に大丈夫か。 実際調べると、臨床試験で膀胱癌が増えたという記述があるぞ。 やっぱり長期は不安だなあ。とりあえず手術までは様子を見よう。 その頃にはアクトスもいらなくなるだろうし。

SGLT2阻害薬で尿に捨てられる量は55-60gという記述を見つけた。多いな。 弟は糖質制限してるせいで、普通に糖質を食ってる 人が使うほど捨てられてはいない、ということか。

ユーチェックのサイト見て、糖尿病患者だと普通に1000とか行くっぽいことを知った。 ということは、糖尿病患者の膀胱癌発生率を調べれば、 最大どれくらいヤバいかがわかるということだな。

糖尿病と診断されたことがあると25%増しくらいの確率で膀胱癌になる。 肝臓や膵臓では2倍になるので、それに比べれば影響は少ない。 ということは、尿の糖度が上がることはさほどの影響を与えないんじゃないかという 推測はできる。 ただ、25%増しというのは「糖尿病と診断されたことがある」人が対象で、 その中で「ガチの糖尿病+肥満」を抜き出した時に 何倍になるかはわかったものではない。 このサイトのデータ から適当に推測するに、血糖値が200をブッチ切るレベルの糖尿病患者の比率は 1割かそこらだろう。そこだけ取り出して癌の発生率を調べたら、 一体何倍になるのだろうか。

HbA1cから血糖値の平均が推測できる。28.7x-46.7だそうだ。 弟のマックスが11.5だったらしいので、その場合283となる。ブッチ切りである。 その段階で私が気がついていればと思うが、今更言っても仕方がない。 糖質制限開始直前が8.7だかで、この場合202となる。これでも十分ヤバい。 さて、今の値が6.7で、145だ。まだ正常人の食後高血糖より高いレベルであり、 まったく満足できない。なお、私の過去最低値4.3で計算すると76になるが、 最近ガチで糖質制限をしている私の空腹時血糖が80後半で、 これはかなり疑わしい。この式、おかしくね?しかし考えてみれば、4.3を記録したのは 糖質制限がかなり緩かった時期で、インスリンによる低血糖があったはずである。 もしかしたら、今の方がHbA1cは高いのかもしれない。 この式を逆に使って、平均血糖が85であると仮定した場合のHbA1cを計算すると、 4.6となる。そんなもんなのかもしれん。 平均血糖100であれば、5.1だ。弟はわずかな糖質でも血糖が上がってしまうわけで、 空腹時が80台でも食べた直後は結構上がるだろう。 すると平均が100を切るのは難しいことが想像できる。 弟のHbA1cは5ちょいが限界かもしれない。 そこを超えようと思うと、グラム単位の糖質や蛋白質まで削る必要がある。 結局は蛋白も糖新生の材料になるからだ。

「蛋白や脂肪で血糖は上がらない」はたぶん若干不正確で、 上がらないのは「食後血糖値」ではなかろうか。 後からじわじわと糖新生されてくるので、上がらないわけではなかろう。 「一定以下は完全に無害」という前提に立てば、重要なのは食後血糖値だけなので それでいいのだが、「あらゆる時において少しでも低いほど良い」という前提であれば、 後でブドウ糖になるものもできれば断ちたいということになる。 まあそれでケトン食という話になるわけだ。 このへんはおいおい弟にも説明はするが、そこまでやるかは任せざるを得ない。 そこまでやることが本当にいいのか私にもわからないし、失うものが多すぎる。 私が実験をしたとしても、本当の意味では実験にはならない。 私は癌ではないからだ。まあ調べたら見つかるかもしれんけど。

どうやったら血糖値が50とかになるんだろ。絶食してればなるのはわかっている。 ケトン食では「正常値下限」らしいが、それっていくつよ。 70程度だとすれば、そこまでは落ちるはずだということになるが、 結構厳しくやってても普通に85とかになる。油の量が足りんということか。 十分に体が回復したら改めてやろう。今度はちゃんと食べる量と休息を確保した上でだ。 今はミューズリを食べて太る。もっとも、これがまた苦行なのだが。 パルシステムのヨーグルトを使うのは惜しいし、 牛乳を買うとオタマが飲みたがるので、 安いビフィダスヨーグルトをかけているのだが、 これがまたおいしくないのである。

江部氏は4日断食して35まで落ちたらしい。結構落ちるの早いなあ。 もしそうだとすると、ケトン食で、食べる頻度を2日に1食とかにしたら 平均血糖値は相当低くなったりするんだろうか。 毎日食わねばならん法はあるまい。もっとも、 その頻度で必要な栄養が取れるなら、だが。 今の私の感覚では不可能である。毎日食ってても痩せていくからな。

2014年06月11日

朝7時。まだ治らんのか。そしてひつじこはオタマにつきあって さんざん歩いたせいか体調を崩している。 こんな非常事態には手を抜けと言いたい。

弟は金曜から入院。第二クール。入院手続きが平日にしかできないために、 金曜の朝に入って手続きしたら土日全くやることがないという無駄な状態。 たぶん今回も金曜の昼から外泊して日曜の朝に病院に戻ることになるだろう。 病院にいる時間なんて少しでも少ない方がいい。

ピシバニール打ったらしい。二回目の抗癌剤が終わったら セカオピ行かんといかんよなあ。入院中から言っておくべきだろうな。

南東北病院のサイトに相談フォームがあったので、 放射線とかどう思う?という質問を投げてみた。 第二クール後にセカオピに行くつもりでいるが、 返答次第では第二クール中断もありうる。 DCFをやりながら放射線も当てる、という選択肢があるからだ。 放射線も単体でやるより抗癌剤と一緒にやる方が効くことが知られているのである。 もし放射線をやるなら、化学療法をやりながらやった方が良かろう。

仕事と家事の両立って、100:0でなく80:20にするとか50:50にするとかいう 話だろ?つまり、仕事を多少なりともテキトーにしてその分家事に振ると。

夫婦両方働いてる、ってのはある意味大変だよな。 転職や移動がなければいいが、そんな前提を置けるのは特殊なケースだけだ。 会社なんて簡単につぶれるし、そうでなくても様々な理由で 職場が移動することがある。その時もう片方がどうするかである。 夫婦両方が転職したいと思えばすぐできる人であることは 大切なことだと思う。会社に依存しないようにしないといけないよなあ。

2014年06月10日

全然咳が引かない。蜂蜜がいいというので飲んだら多少マシになった気はするが、 眠れるレベルじゃない。

1時。みんな寝てて貴重なこの時間に、全く横になれない。 何これ、このまま朝か?で、弁当作って、オタマを自転車で送っていくのか? うん。まあできなくはないんだが。 意思に反して倒れこむとか、まっすぐ歩けないとか、 そういうレベルにならん限り大抵のことはできる。

寝たいなあ。仕方ないから、おしっこして水を飲むループを繰り返すか。

そういえば、今日は4Lくらい水分を飲んでいる。 最初の1Lは茶だったが、すぐ尿になって潤った感じがしなかった。 病院の売店でOS1を3本買ってたて続けに飲んだが、大差なかった。 なので、あとは水である。相変わらず潤った感じもなく、 どんどん尿になる。

弁当は作ったが、オタマを送っていくのはひつじこがやってくれた。助かる。

昼間に子供が行くような場所にはバリバリ企業戦士的な男がいない、 という問題はとても解決できるとは思えんよなあ。 母親には多様性があるが、昼間会社にいない男はどうしても偏る。 会社から歩いて5分のところに住んでて、 勝手に昼休みを2時間取るような奴がゴロゴロいる社会になればいいんだろうが。

症状の主成分が頭痛になった。今度は副鼻腔の炎症ではなく、ちゃんと頭痛。 熱は38度くらいある。咳が引いてくれたのは助かる。 さて、15時の会議までにどこまで治るかな。

会議はとりあえずしゃべれたし頭も回ったが、消耗した。

夜が来た。やっぱり咳だよ。どうにかしてほしい。とりあえず蜂蜜だな。

ピシバニールという薬がある。細菌をバラしたもので、ワクチンみたいなものだ。 これを注射すると敵だと思って白血球が集まってきて腫れたりする。 そのついでに白血球が増えたりもする。 元々は抗癌剤としてデビューしたが、当然目に見えて効くはずもなく、 インチキ薬呼ばわりされたまま、でも消えもせずに残っている。 しかし、糖質制限や抗癌剤と一緒に使われると化けるのではないか、 という淡い期待がある。 実は弟はこれを打ってもらってから抗癌剤に臨んだのだ。 そして、激しく癌が小さくなった。因果関係は不明だが、 別に高い薬でもないし、激しい副作用が出るわけでもない。 打ってもらって損はあるまい。 代替療法の類は、安くて害にならないと思われるならば、 効くかどうかがわからなくても採用していい、というのが私の考えだ。 ただ、がんセンターの医者に「余計なことをするなやめろ」と 言われたので、次は黙っておく必要がある。

なお、似たようなものとして丸山ワクチンがあり、 これはアンサー20という名前で生き残っている。 これを使っていいのは、放射線治療で白血球が減るのを軽減するために打つ、 という限定された用途だけ。それでも結構使われており、 効果があるとみなされているようだ。 だったら抗癌剤の時だって似たような薬を打ってもいいだろ? というのは自然な発想である。 私としては医師のその考えに乗りたい。 弟にはこのへんのことをメールで説明しておいた。

そういえば、今日の弟のHbA1cは6.7。ここまで下がると、 糖尿病治療のために薬をもらうことの意味が薄くなる。 「薬いらんだろ」と言われて終わりになりかねない。 癌のためにメトホルミンとフォシーガが欲しい、 なんて事情を話しても嫌がられるだけだ。 しかしまあ、めでたい。来月には糖尿病扱いされない値まで落ちるだろう。

一方で、体重が73から落ちてない。体脂肪率も聞いておけばよかった。

2014年06月09日

やっぱそういうもんか。風邪チェイン。 何の気休めにもならん記事だが、 何にしても、ひつじこはもっと手を抜いてもいい気はする。 オタマは幼稚園に行ってるわけで、 家にいる間多少退屈してもいいと割り切ってもバチは当たらないと思う。 幼稚園に行く前よりはずっとマシなのだし。 せめて、誰かが風邪引いたりして負荷が高まってる時くらいは 手抜きしてもいいんじゃなかろうか。

共感か。一番私が持ってないものだが。 とりあえずこの記事にあるように、まる一日どっか行っても大丈夫だと思う。 半日病院にいるくらいならどうにかなったし、それが一日になっても どうにかなるだろう。 まして日曜に数時間出掛けるくらいならどうにでもなる気がする。 こういう記事もある。

「幼稚園 風邪」で検索して出てきたものから辿っていった。

話したいのはわかるのだが、 いざ話すと「つまんない」とか言われたりしたことがあったりして、 話題を選んでいるうちに話しづらくなったというのはある。 私にとって頭を使った会話というのは、目標達成とか問題解決とかの 目的のある会話で、目標や問題を共有していない人と話すには かなりの準備的な会話がいる。その準備をしている間にひつじこが飽きたり、 オタマの妨害を受けて中断したりして、なんか辛くなったということがあった。 結果、この手の会話は家の中の問題に限られることになってしまっている。 本書いてる時は比較的そのへんのことが説明しやすかったので、 何を目的として書いていて、どんな問題があって 進まないのかみたいな話をした気がするが、 ぶっちゃけひつじこが興味ないので無理だったんじゃなかっただろうか。 あと、家事育児のために帰宅することで時間が寸断されることが 進まない最大要因だったこともあって、次の日のことを考えずに 徹夜上等で夜中にやるようにしたら、 ひつじことサシで会話できる時間が減って超不機嫌になり、 どうすりゃええんじゃ状態になった、ということもある。

問題解決型でない会話としては、何かに関する感想を言い合うというのがあるが、 私は人間がおかしくなってる作品を好むので、 そういうのを見せるとひつじこは具合が悪くなって、甚だしい時には怒る。 この前の藤子F不二雄はその甚だしい例の一つだ。 屍鬼のアニメを見ていた時にはゾンビヒロイン(名前忘れた) の命乞い演技がエグすぎて、ひつじこが「オタマに見せたくない」 と言う状況になり、中断。オタマまだ赤ん坊だったんだけどな。 まあ原作の方がよほど面白いのでそれはいいんだが。 以前はいつかガンダムやイデオンを見せたいと思っていたが、 今は絶対無理だとしか思えない。イデオンとか精神負荷高すぎる。

ハチクロくらいのさして害のない作品なら良くて、 あれはかなりうまく行った例なのだが、 ああいうのは時間に余裕がなければとても見ていられないのであって、 激しく忙しくなっている今となっては難しいし、 どの作品がそういう作品なのかを知ることすら難しい。 なにせアニメなんて全く消化できてないし、漫画雑誌を立ち読みする 時間もないから漫画の情報も入ってこない。 それに、ひつじこは作画の質もかなり気にするので、見られるアニメはかなり限られる。 「絵が汚ない」でアウトになった作品は多い。萌え絵はその時点でアウト。

そういうこともあって、 基本ひつじこが見ているものを私が見る方がうまく行く公算も高いわけだ。 しかし困ったことに、ひつじこが見るものは長いことが多い。 朝のNHKのドラマなんて何話あるかわかったものではない。 赤毛のアンはその点いい。たぶんまともに見てないから 教養としても見たい。たまに見ると台詞が素敵すぎて痺れる。 まあロクに見られてないんだが。 あとは、Eテレの番組群だな。これはオタマとも共有できて実によろしい。

土曜は追い出したようで実に申しわけなかったし、 言い方にも問題があったので大変反省している。 しかし、奥の部屋の一畳だけもらって、 そこでずっとヨガ呼吸してるのを許容してもらえればよかったのである。 できるだけ邪魔にならないように、 窓際に座椅子を開いて置き、その上で寝袋に入って転がっていたのだ。 使用面積は一畳程度だったはずで、場所の問題ではない。 問題の根本は、 土日の気が長くなるほど長い時間を ひつじこ一人でオタマとシノンを退屈させずに過ごさせることが 途方もない重労働だということである。 そこで、オタマとひつじこがプールに行って、その間私がシノンを見ている、 という計画がひつじこの脳内にあったのだが、 私のせいで不可能になってしまった。 まあその計画を事前に知っていれば 無理をしてでもシノンを見ていることもできたし、 その後は寝かせてくれと言う妥協もできたはずなのだが、 私はその計画を知る前に一方的に奥の座椅子に伏してしまった。 大失敗である。

つうか、私は正直、「こんな状況だし、オタマが多少退屈しても仕方ないよね?」 と思っていたし、それどころか「ちょっと看病とかしてもらえたらうれしいな」 くらいに思っていたのだが、実に甘かったと言わざるを得ない。 これが母親の責任感である。かくして私はひつじこを怒らせ、 30時間無音の真っ暗な部屋でヨガ呼吸していたわけである。 もっとも、もしひつじこ達が家にいたならば、 あれほど集中して身動き一つせずに横たわっていることができたかは疑問であり、 今にして考えればあれで良かったのかもしれない。 なにせ今日の体調はギリギリだったからな。

つうか、このレベルの風邪に気づいてくれなかったのかよ的な思いがいっぱい。 ここ数年で一番激しいんだけどなあ。それとなくツイートとかしてたし。 まあそれも甘えか。甘えたいなあ。

結婚式は大丈夫だろ。9月末なら手術は済んでるはずで、 よほど嫌な事態にならない限りひつじこが行けない状況にはならない。 行ってくるべき。

で今日の話。

弟の抗癌剤効果判定。内視鏡とCT。残念ながら肺癌は縮小が見られないが、 食道癌には激しく効いた。T3がT2に落ちたんじゃないかというくらい効いている。 PETをやらないのが残念なくらいだ。きっとリンパ転移も見えなくなっているだろう。 弟がここのところ食欲が激しくて、送ったミートガイのハンバーグを 朝起きたら勝手に焼いて食ってるくらいだと聞いていたのだが、 それはこのせいだ。5月初めの写真では食道が半ば塞がる勢いで、 水なしには飲みこめない状態だったようだが、 今は断面積が8割に落ちたかどうかというくらいに隙間がある。 白血球も3600と、元の8800からは落ちているものの、 あと一週間あることを考えると続行可能だ。 というわけで、おそらく来週から第二クールに突入する。 すでに現場の下っ端医師とは話もついているし、今度はスムーズだろう。 ブドウ糖入りの点滴をされてインスリンを打たれるようなことにはなるまい。 もちろん気は抜けないので見に行くが。

ただ、空腹時血糖が126と高いのが気になる。 インスリンの基礎分泌が低いのだろう。 どこかで血中インスリン濃度の測定はしてもらうにしても、 膵臓のβ細胞はもうダメになっているものと見た方が良さそうだ。 体重はかなり減っているのでインスリン抵抗性はかなり改善しているはずで、 そっちの問題ではあるまい。まだ減るが。 こうなると生涯糖質制限せざるを得まいなあ。まあ私もつきあうし、 親もつきあわせる。慣れれば何てことはない。 あとは、運動の習慣を多少はつけた方がいいのだが、さて。 体重が55kgくらいまで落ちたら多少は動くようになるかもしれん。

さて、癌が小さくなるのはうれしいことなわけだが、 ここで勘違いをしてはならない。抗癌剤で癌は治らないからだ。 視認できる大きさの癌を抗癌剤で消滅させるのは無理である。 減りはしても、なくならない。おおむね効き目はかけ算であり、 引き算ではない。「10%になる」を3回繰り返しても、0.1%残るのだ。 視認できる癌の細胞数は億単位であり、0.1%残っても数十万個以上の細胞がある。 放っておけばいずれ盛り返すだろう。 抗癌剤の目的は、末期における症状の緩和か、 体をさまよっているはぐれ癌細胞を抹殺することである。 すなわち、微小転移を叩いて、再発率を下げることが目的だ。 細胞が単独でうろついているのを殺せれば、そこに関してはゼロになる。 小さい癌ほどゼロにできる確率は上がるわけで、 基本的に抗癌剤が相手にするのは見えない癌なのである。 しかし、癌が小さくなるということは効くということで、 そのあたりをさまよっている奴にも効くだろうということが言える。 もし癌が小さくならなければ、さまよっている奴にも効かないだろうから、 やっても無駄だということになる。術前療法のいい所は、 意味があるかないかがそれほど体にダメージなくわかることだ。 まあ「それほどない」と言っても大変な副作用ではあるのだが、 手術でごっそり臓器がなくなるよりはよほどマシなのである。 なお、抗癌剤は延命効果すら怪しい。再発を防げなかった場合、 副作用で傷んだ体は反撃に転じた癌の前に無力である。 数ヶ月延びるかどうかだ。

午後は糖尿の医者。部屋に入った瞬間に超嫌そうな顔になったが、 これは私と家族の印象なので本当にそうかはわからない。 でもまあ、診察の時の沈黙時間の長さから言って、 彼にとって尋常でない状況だったのは間違いないだろう。 で結論から言えば、 糖質制限を続けていい、というお墨付きをもらった。 さらには、郡山で処方された薬をここでも出してもらうことに成功した。 ただ、フォシーガは病院のシステム上扱えず、 それは糖尿医の意思と関係なく不可能なようなことを言っていたので、 フォシーガはない。しかし、目的は薬そのものよりも、 「糖尿病専門医に糖質制限はアリと言わせ、薬の出し方もそれ前提のものしてもらう」 というところにあり、その意味では目的を100%達したと言っていい。 山田悟氏の本を持ってったり、国立循環器センターの人の 糖質制限を勧める記事を持ってったりしたのも効いたかもしれないが、 弟の入院中の血糖コントロールがありえないほど良好で、 体重の減りも半端なく速い、ということが何よりも効いたのだろう。 しかも、ブドウ糖入りの点滴をやられた第一日目にインスリンを 入れざるを得ない状況になった後、ブドウ糖入り点滴をやめ、 その後はインスリンが必要にならなかった、という実にわかりやすいデータもある。 「インスリン打つから大丈夫です。ブドウ糖バリバリ入れます」 と言っていた前回の勢いは全くなかった。当然「お任せください」とも言わない。 こちらとしてはバトルにしないように配慮して、下手に下手に行ったので、 医者の沈黙時間が異常に長かったことを除けば 終始穏やかに時間が過ぎた。診察後、父が「ずいぶん折れたなあ」 と大喜び。うん、親子だな。

つうか、両親の精神状態が安定していてうれしい。笑ってられる。 むしろもうちょっと真面目に考えろと言いたくなるレベル。 本人もすげえビビリの割にはガツガツメシ食ってるみたいだし、 なんかすごくうれしい。たぶん私は役に立てている。 そして何より運が良かった。 まあ、まだ5年生存率が3割超えたかどうかくらいなんだけどな。 術前療法が効いた群と効かない群では相当に生存率が違うので、 効く群に入った段階でかなり有利に立っているのだが、 それでも元が13%だ。とても楽観できるものではない。 そして、5年生存率ってのは、6年で死んでも5年生存なわけで、 その後何年生きたかは誰にもわからんのである。大抵追跡をやめてしまうからだ。 たぶん他の病気で死ぬという幸運に恵まれるほど生きることは、滅多にない。 ましてこの若さだ。しかし、まずはおめでとうを言いたい。 だが、気は抜かない。これでなんか細菌もらって肺炎で死んだりしたらアホすぎる。 重々言っておかねばならん。

で、気を張った一日が終わって、風邪は大幅に悪化。 横になると咳が止まらないので、座椅子で体を起こしてこれを書いている。 寝られねえよ。まあ病院の後会社行って会議したりしたしなあ。 その後すぐ帰ったが。明日も重要会議があるが、 会議寸前まで家で寝てたい。明日は幼稚園もあるし許されるだろう。 まあ弁当は作るが。

横になった瞬間にひどい咳が襲ってきた。 緊急避難的に市販の咳止めを飲んだが、どれくらい効くかわからん。 とりあえず体を起こして30分待つ。

2014年06月08日

2時。目が覚めたら尿意。塩レモン水コップ2杯。 奥歯付近の痛みが激しく、飲みこむのが嫌になる。 左の涙が激しい。しかもヌルヌル。 鼻に涙が落ちる管が腫れで塞がっているようだ。 さてまた何か食うべきか。特に空腹感はないのだが、 何せ体脂肪の備蓄が少ないので不安になる。

健康に問題が出ない体脂肪率の下限は8%程度と聞く。 6%とか7%とか出る状態はたぶん良くない。 もちろん乗って測るタイプの機械なので本当にその値かどうかはわからないが、 脂肪か筋肉のどちらかは少ないはずで、どちらが少なくても良くない。 64kg程度までは戻さないと。

6時。カーテンの向こうが明るくなっている。左鼻が狭いが通る。 黄色い鼻水はかなり減った。

なるほど、この直接鼻の奥からのどにドロリとしたものが流れてくる感覚 があれば細菌感染による副鼻腔炎ということか。それだけでは確定しないが。

コンピュータの画面を見ていると頭蓋骨がゆるまない。 ヨガ呼吸しながら寝る。

10時。飲みこむ時の痛みが多少軽減してきたが、 痛みの中心が耳に近づいている。中耳炎を覚悟せねばならない。 しかし左だし、鼓膜切開するくらい激しくならない限り放置だ。 鼻水の量はさらに減った。 頭痛だと思っていたものが、おでこあたりの副鼻腔の痛みであることが わかった。痛みが弱まってどこが痛いのかがはっきりしてきたからわかるのだろう。 それにしても涙が邪魔くさい。

冷蔵庫に塩漬け肉が放置状態になっているのを見つけたので、ジップロックゆで。 次起きた時に再加熱。

いろいろな夢を見た。ラサールの夢は頻繁に見るが、 起きた後考えてみるとラサールとは似ても似つかないのが不思議だ。 しかしラベル先生の声だけはいつもリアル。

13時。耳付近の痛みが軽減している。中耳炎を回避できたかもしれない。 だが涙はまだ止まらない。鼻涙管はまだつぶれているようだ。 肉を再加熱した。 かすかな空腹感があったので鮭ハラスを食べようかと思ったが、 ミートガイの肉が上に乗っているようで、 冷凍庫の奥底に手をつっこまねば出てきそうにない。鯖缶にした。 マルハニチロので、食塩1.9g。 オメガ3源として鯖缶は優秀だが、塩がついてくるのが欠点。

15時半。水を飲んだ時の痛みがかなり軽くなった。 鼻水はさらに減った。リラックスし続けられる範囲でなら動けそうだし、 動いた方が血流が良くなって治りが早かろう。無酸素運動にならないことと、 頭蓋骨が閉まらないようにすることを心がけよう。 ハヤシライスでも作っておけばいいだろうか。

塩を使わないというのはもしかしたら良いのかもしれないが、 穀物を断つどころの話ではなく大変だ。 調味という概念を捨てろということになる。 塩の必要量は1.5gより小さいだろうということがわかっているが、 鯖缶一つでオーバーする量だ。

粥と梅干しという組み合わせは、経口補水液になっていたのか。 ナトリウム、グルコース、クエン酸。 でも、今となっては経口補水液でいい気はする。作る手間と、 唾液アミラーゼが働いてないとグルコースにならない点から考えて。

19時半くらいにひつじこが帰ってきた。 なんかオタマが新たな風邪を宿してるっぽくてヤバい。 この幼稚園から風邪を持って帰ってくるのはどうにかならんのか。

23時。謎の痒みで起きたので、シャワー。 汗まみれだったのがマズかったかと思ったが、 一番痒い手首は虫さされっぽい。何かいる。 鼻水はほぼ終わったし、左鼻も通った。でも涙はまだ溜まる。 顔の痛みもまだ完全には抜けてない。 何より邪魔くさいのは咳が強まっていること。 ヨガ呼吸の妨げになって困る。

2014年06月07日

ひつじこを怒らせた。今回も私が悪い。 物を頼む人間の態度じゃなかった。

ともかくも、ひつじこはオタマとシノンを連れて実家に行ってくれた。 この貴重な時間を使って、とにかく回復させねばならない。 でなければ弟の病院に同行できない。

発熱、頭痛、咳、黄色く粘っこい鼻水、 めやに、喉及び鼻の中の炎症、奥歯から頬や耳に かけての痛み。鼻詰り。痛みは下を向くと強くなる。 これは副鼻腔炎だろう。 左は鼻をかんだ時に異質な痛みがあり、左の奥歯と頬が痛いことから考えて、 メインは左だ。めやにも左だけだ。 治療は、一週間待って治らなければ抗生物質という流派が多い。 ほぼほぼ細菌感染で、理屈上は抗生物質が効くはずだが、 できれば使いたくないわけで、放っておいて治るならそうしたい。 安易に使うと私の体内で耐性菌を育ててしまい、 それが周囲に害を与えかねない。 何にしても、副鼻腔炎はウィルスのような伝染性は持たない。 ちょっと安心した。とはいえ、 明らかに風邪が先行しているのでウィルスは片づけておく必要がある。

あーこれ、シノンから来たのかもなあ。シノンの鼻水は黄色い。 風邪の後にそのへんにいる細菌がはびこったんだろう。

感染症って安静にすることで早く治るものなのだろうか。わからない。 安静にしても早く治らないなら、休んで人に迷惑をかけて良い根拠はない。 体調が悪い時には動きたくなくなるものだが、 これを利用して「体が休めと言っているから休む」などと言うのは甘えだ。 まして伝染性でないのなら普段通り生活してもかまわないことになる。 でも、安静に関する前向きランダム試験なんて誰もやってないよな。

たぶん、緊張せずに動けるなら、 安静にする必要はないんだろう。無酸素的に筋肉を使うような動きをしたり、 精神的に緊張したりすると、エネルギーがそっちに行って免疫や修復がおろそかになる。 生物は緊急モードになると維持がおろそかになるものだからだ。 作りから言って両立はできない。 効率の良い動きで、緊張することなく行動できれば、 そもそも消耗などしないのであって、わざわざ安静にする必要はない。 ヨガで言えば、わざわざ死体のポーズをしないとリラックスできないようでは 素人で、せめて太陽礼拝くらいの動きをしながらでもリラックスできないと ダメだ、ということだろう。 それができれば、太陽礼拝のような体と心の使い方をしながら仕事なり 家事なりができればいい、というだけのことになる。 何をやっていても積極的休養にできれば最高だ。

20時。頭痛が引いてきた。発熱もそれほどではない。咳も昨日ほどではない。 しかし奥歯から頬、耳にかけての痛みと、鼻腔内の痛みは増している。 つまり風邪は治りつつあるが、副鼻腔炎はまだこれから、ということだろう。 それにしても左で良かった。中耳炎になっても聴力への影響を気にせずに済む。 痛いだけなら大した問題ではない。

水分補給と、頻繁な鼻かみ。あとマスクで湿潤に保つ。とにかく細菌を排出させる。 何か食った方がいいのかな。

糖質制限の強度を上げていると、空腹感が希薄だ。 しかし、体重がジワジワ減っている今の状況はまずい。 60kgに満たない日が多くなってきている。 運動量を上げて、食欲を増し、それによって体重を増やさねばならない。

21時。卵4個に粉チーズを混ぜてココナッツ油で炒め。 消化から言えば生のまま飲む方がいいが、それでは油を足しづらい。 中鎖脂肪酸なら多少弱っていても吸収してくれるんじゃなかろうか。 それにしても鼻がつまっていて味がない。

糖質ゼロやケトン食は、食事に時間をかけられる余裕があるか、 太っている人でないとおすすめできない。痩せすぎてしまう。 人参、牛蒡、玉ねぎといった糖質多めの野菜や、 イチゴ、ラズベリー、ブルーベリーなどの糖質少な目の果物 (イチゴは科学的には野菜だが)を多少は食べていくべきな気がする。 弟に先行して自分の体で人体実験しているが、 少し緩めないと体がもたない気がしてきた。 弟は食事に時間を割ける状況にあるので割ときつめにやっても大丈夫だと思うが、 私には時間的余裕がまるでない。

どうにかして脂質と蛋白を手軽に補充せねば。 会社に置いておいて片手で食えるものでなければならない。 ナッツの他に何かないか。

2014年06月06日

飽和脂肪酸は悪いという話がある。根拠がよくわからなかったが、 炎症しやすくなるらしい。免疫機構が飽和脂肪酸に過剰反応してしまうようだ。 原始人類は飽和脂肪酸を食べてなかったのか?不思議に思えるが、 事実がそうなら仕方がない。人類が水辺の生き物だったという説が 本当ならそういうこともありうるだろう。 とりあえずネズミの実験では、オメガ3油で炎症が改善している。

しかし、なんであれ悪くないものなどないのであって、問題はバランス、つまり量だ。 適正量がわからなければ手の打ちようがない。 適正量がゼロであるなら簡単だが、 この手の栄養成分についてはそう簡単には行かない。 最近目の敵にされる糖質にしても、適正量がゼロかどうかは甚だ怪しい。 とりあえず、魚の量を増やすべきなのは間違いないだろう。 ただし酸化しておらず、塩分も多くないものをだ。 鯖缶と、白身魚のポーチが実家に定着することを期待しよう。 一回行って料理の手本を見せてこないといかんなあ。

ココナッツ油でカロリー、蛋白質と必須脂質は白身魚、 あと野菜と海藻で繊維ビタミンミネラル、 という感じが基本設計なんだろうなたぶん。 さらば肉、ということになる。 でもまあ、今は害が大きい順に一歩一歩排除していくことしかできないわけで、 まずは過剰な糖質だ。次がオメガ6油、長鎖飽和脂肪はその次だろう。 穀物がない生活に慣れるには数ヶ月かかる。

関数型プログラミングとかいう言葉を一旦忘れて、 Sunabaよりもわかりやすい初心者向け言語を作る、と考えてみよう。 まずわかりにくく面倒くさいのは、ループの書法だ。 「基本無限で、終わらせる条件をなんとかして整える」というSunabaのループは わかりにくい。実際、10分でループを書けない学生が毎年多数出る。 日常行う繰返しは、「終了条件が揃うまで永遠に繰り返す」よりも 「前もって集合を用意し、そこから一つづつ取り出して繰返して、なくなったら終わる」 の方が多い。5回繰り返す、というのは、5個入った集合を仮想的に用意して、 それがなくなるまで繰返している。 だから、集合を操作することを根底に置く言語の方がわかりやすい可能性がある。 言うならばforeachしかない言語ということだ。 でも書式が問題になるし、集合を扱える段階でメモリは見えなくせざるを得ない。

「忙しい人こそ知っておきたい糖尿病がわかる本」。漫画とか多用して 読みやすくしてるんだろうが、忙しい人にそれは逆効果にならんか。 内容は従来治療メインで、選択肢として糖質制限にも少し触れている程度。 当然食品交換表やら、インスリン注射やら、薬の副作用による低血糖やらに 触れねばならず、内容が増える。漫画や体験談が混ざっているせいで、 なおさら長くなる。ただ、 このような書き方をすることで患者に届くと医師が考えている、 ということがわかる意味では大変有益な本だ。 糖尿病の主流派の医者はこういう世界観に生きている、ということである。 月曜はこういう人と話をすることを想定しないといけない。

つうか、糖尿病合併症の怖さを印象付けたいなら、最初に癌を持ってこいよと思う。 とりわけ、インスリン治療まで行ってしまった患者の癌発生率が どれだけ高いかに触れれば効果的だろう。 癌と診断された人間の半分は数年で死ぬ、ということを簡単に書けば、 糖尿病の恐ろしさをこれ以上なく簡単に伝えられるだろうに。

ちゃんと伝わってないんだろうなあ、 と思っても、そのままにしておいた方がいいことは多い。 思ったのと違うものが出来てきてから、その旨を伝えて直してもらえば済む。 伝えるコストがゼロなら、直すコストをゼロにするために間違えなく伝えることを 重視すべきだが、実際には伝えるコストはゼロでなく、 それどころか直すコストを上回る可能性すらある。 であれば、直すことになったとしても適当に伝えた方が総コストが安いこともある。 しかも、これによってやりとりの訓練がなされるし、 おそらくは一発で完璧に伝わったケースよりもよほど良いものができる。 そして、失敗そのものが経験として価値を持つ。 時間のロスが痛いとしても、ある程度は許容すべきだ。 やりとりのスキルを高めることは、チームとしての力を高めることになるし、 「そもそも何を何のために作るのか」 ということはやりとりを多く経ることなしに共有はできない。

なんか変なことやってるなあと思っても、すぐに止めてはいけないな。 担当者にわかっていて私にわかっていないことがある、ということはあるだろうし、 仮に変なことだったとしてもそこから芽が出ることはありうる。 芽が出なければ出ないで、それは失敗の経験値を積むことになるので価値がある。 あとは、どの程度で止めて修正するかという匙加減の問題だ。 時間のロスがどの程度許されるかは場合による。 個別に匙加減を考えて対処せねばならない。 ディレクターなりリーダーなりが脳内で考える「最短」を押しつけてはいけない。 それは実際には最短から程遠いものだろう。 リーダーはそこで傲慢になるべきでない。 そして、モノを作ることと、個人を鍛えることと、チームを鍛えることは 並列させないといけない。どれ一つ欠けても最終的な結果は失敗となる。

風邪がひどい。こんな日は寝てたいが、そうできない事情があった。 さて、明日明後日家で寝てられるといいなあ。 月曜には絶対に治さねばならない。 治ったとしても、弟には近づくなと言っておこう。

雨の日の夜の散歩は楽しく終えられた。

2014年06月05日

オタマとシノンの体重と身長がわかった。 オタマは体重が減って身長が維持。痩せてくなあ。 運動の邪魔になるので体重は落ちてかまわないのだが。 シノンは順調でほぼ平均。

アクトスはどんな薬か。 デカくなった脂肪細胞に分裂して小さくなるように働きかける。 デカいとそれ以上脂肪を溜められないが、小さくなればもっと溜められる。 だから血糖をより取り込めるようになり、血糖値を下げられる。 もし糖質や脂肪酸の摂取量を減らさないまま放置すれば、もちろん太る。 とこれだけ聞けば、緊急避難的な薬にしか見えない。 痩せた後のことを考えれば脂肪細胞の数は大していらないので、 増えてもらっても意味がない。 とにかく今血糖を下げる、ということを重視する時に使う薬なのだろう。 しかしそんなに単純だろうか。もう少し調べてみる。

小さな脂肪細胞は、アディポネクチンというホルモンを出す。 血管を治し、肝臓や筋肉で糖を取り込ませ、脂肪を燃やす。 これが出なくなると、糖取り込みが落ちるので血糖が上がる。 脂肪が燃えない。血管も治らない。 また、デカくなった脂肪細胞は、糖の取り込みを邪魔し、 中性脂肪を分解するのも邪魔する TNF-αなるホルモンを出す。血圧を上げるホルモンも出す。 血液を固めるPAI-1なるものも出す。 そういうわけで、脂肪細胞を小さくしたいわけだ。

やっぱり痩せれば良くね?たぶん、食事制限をできない人がそれだけたくさんいる ということなのだろう。多少太っても、 とにかく血糖を下げることが先決だ、ということだ。 実際弟の場合、手術までにHbA1cを下げることが急務だから、 間違ってはいない。医者からすれば糖質制限を真面目にやるかどうかは未知数であり、 そこに賭けるわけにも行かないのだから。 なお、大豆を食うとアディポネクチンがたくさん出るらしい。

レプチンというものがある。大きくなった脂肪細胞から出てきて、食欲を抑え、 体温を上げさせてエネルギーを消費させる。 なるほどこれは良く出来た仕組みだ。 こんなものがあるなら太る人なんていなくなりそうなものである。 しかし何故か、脳がこのレプチンを無視して食ってしまうようで、 太った人の食欲が抑えられることはあまりない。たぶんこれは糖質による快楽が レプチンの効果を上回るのだろう。糖質は麻薬みたいなものだからだ。 脂肪や蛋白で太ることが難しいのはそのへんのこともありそうな気がする。 なお、がんばって痩せると脂肪細胞が小さくなってレプチンを出さなくなり、 食欲が増す。リバウンドの原因はそのあたりにもあるようだ。

やはり痩せればいいな。アクトスは次あたりでなしにしてもらうことになるだろう。

フォシーガという薬がある。スーグラ同様、余った血糖をおしっこに捨てる薬だ。 おしっこが甘くなるので、細菌感染しやすくなるのと、 おしっこが濃くなるのを防ぐために おしっこが増えて脱水しやすくなるのと、 もしかするとこの糖が膀胱の蛋白質を傷つけて膀胱癌の原因になるかもしれない、 という副作用がある。 こいつは、澱粉を多少食べていても、血糖値が下がるというのが普通の人にとっては 大変ありがたい薬だ。しかも、インスリン系の薬で血糖を下げると太るが、 こいつは逆に痩せる。画期的な糖尿病治療薬と言われる。 ただしお値段は高く、一日分200円もする。3割負担だと60円だ。 年単位で飲むことが多いはずで、国家財政にかける負担は結構なものになるし、 家計にもそこそこ厳しい。

さて問題は、澱粉を食べない人にとってこの薬は意味があるか、ということである。 「余った血糖を捨てる」ということから言って、 血糖が余っていない限りは捨てられない。 まず間違いなく言えるのは、尿糖が出てこないようになれば、 この薬はは不要だということだ。 したがって問題は、糖質制限を厳しくやっても尿糖が出るのか出ないのかで、 出るとすれば、そこまでして糖を捨てることに意味があるかが問題になる。 糖質制限を厳しくしていれば、血糖はほぼ糖新生由来だ。 これを捨てることで、ケトンの量が増える。 もし本当にケトンが癌を抑えるならば、癌に効くということになる。 ただし、せっかく蛋白から作った糖を捨てるということは、 その分無駄に蛋白を消費するということであり、食べねばならない量が増す。 減量中はありがたい性質も、痩せ終わった後では余計に食べねばならず、 それが負担になる。 だから、フォシーガで捨てた結果達成される血糖とケトンを、 フォシーガなしで実現できれば、フォシーガはいらない。 そのためには、エネルギー源をブドウ糖からケトンに切り換えさせる必要があり、 糖新生を減らすような食生活をすればいい。つまり、蛋白質を減らせばいい。 蛋白質をあまり食べず、かつ糖質もなければ、 糖新生の材料がないのでブドウ糖をあきらめてケトンで脳や心臓を回すことになる。 要するにケトン食だ。

ケトン食をやればフォシーガはいらない。痩せればアクトスはいらない。 メトホルミンは糖新生を邪魔するので、ケトン食の強度が多少低くても 同じケトン量を達成できるはずで、助けになるだろう。だからメトホルミンは欲しい。 つまり、弟がケトン食に近いところまで徹底できれば、 メトホルミン以外の薬は不要、ということになる。 さて先行して私が実験するか。 最近はかなりケトン食に近づいてきている。

豚バラ肉は、蛋白14%、脂肪35%の組成だ。カロリー比で言うと、1:5である。 仮に豚バラ肉だけ食べて生活したとすれば、 カロリーの80%を脂肪から、残りを蛋白質から 得て生きることになる。これはかなりケトン食だ。 これに葉野菜やキノコ、海藻を取り入れて献立を作れば、 まあまあ生きられるだろうと言える。 オメガ3が不足するのは問題なので、サラダにかける脂はエゴマ油にすれば良かろう。 実行するのは苦行すぎるし危険でもあるが、基本的な考え方はそういうものだ。 医者が書いたケトン食の本なんてもっとおかしいからな。 「足りない栄養はサプリで」と真面目に言ってしまうあたり、何かが壊れている。

アトランティックサーモンのハラスがバラ肉の代わりにならないかと思ったが、 脂肪が16%。 蛋白の方が多いくらいで、ケトン食としては使いにくい。 でもまあ、もっとハラスを食べよう。

自家中毒の原因の仮説。 糖新生がダメ説。ひつじこの空腹時血糖測ってみよう。 もし60とか70とかなのであれば、ちょっとした弾みで ケトン出すぎ状態になることはありそうに思える。

メジャーっぽい人が糖質制限はアリと言っている。 なんか、普通に市民権を得られそうな 気がしてきた。これ印刷して持っていこう。

赤身肉が悪いと評判なわけだが、何故だ。赤いのはヘム鉄のせいである。 牛は豚の倍くらい鉄があり、豚は鳥の1.5倍くらい鉄がある。 鉄が癌のエサになってるということか?ありうるな。 鉄が豊富にあるほど感染しやすくなるということもある。 とりあえず牛食うのは推奨しない感じにしておこう。また、加工肉も避けるべきだろう。 不足してもいいのかどうかはわからないわけで、 過剰に避けるのも今の段階の知識では得策ではない。 なお、うちではオタマの弁当用にソーセージは必要なので、それは買う。

ミートガイにハンバーグとソーセージの片栗粉使用量を問い合わせた。 買う前にすべきだったが失念していた。でもたぶんそう多くないとは思う。

母にサバ水煮缶をおすすめしておいた。胡椒とオリーブオイルをかければそれなりに イタリアンっぽくなるし、味噌汁につっこんでも食えるし、 蒸しキャベツと合えても食える。もちろんそのままでも食える。 脂質もそこそこ多くオメガ3なので、非常におすすめなのだ。 もっともあまり頻繁に食うと飽きるのだが。

ドラッカーごっこを始めてからもう半年になる。 長かった。できればそろそろ終わりにしたいが、 そうも行かない。

中耳炎の治療の一例 ひつじこは筋肉がないのがアカンのだろうなあ。出来たケトンを消費しきれてない。 ヨガの太陽礼拝をきっちりやろう。朝起きたら5回くらいするといいんだがなあ。 私もやろう。あとは肝臓の糖新生能力が低い可能性がある。 普段はギリギリ大丈夫なのかもしれないが、 調子が悪くなると肝臓が何かの処理に追われて糖新生が落ちるのだろう。 とりあえず空腹時血糖については明日の朝測ってもらうことにする。

2014年06月04日

ひつじこは吐くことがある。そういう時にはケトンが出ている。 これについては前にも考えたが、 もうちょっと考えたい。これが起こると生活が大混乱に陥るからだ。

吐き気をアシドーシスによるものと仮定する。つまり、 血が酸性になるためと仮定する。 血が酸性になるのは、血にケトンが満ちるからだ。 ケトンが満ちるのは、脂を分解したためで、 脂を分解するのは、ブドウ糖が使えなくなったからである。 ブドウ糖が使えなくなるには二つの原因がある。 ブドウ糖がなくなるか、ブドウ糖を使う回路が止まるかだ。 なくなるためには、糖新生ができなくなる必要がある。 ブドウ糖を食べなくても、肝臓はブドウ糖を蛋白質と脂肪から作っている。 原料は蛋白質をバラしたアミノ酸で、エネルギーは脂肪から来る。 糖新生を邪魔する何かがあってブドウ糖を作れなくなれば、 ケトンが出るだろう。 次はブドウ糖取り込みが止まるケースで、 これはインスリンがない時だ。インスリンがないと、 ブドウ糖があっても使えなくなる。仕方ないので必死に脂肪をバラして ケトンを作るのだが、つい作りすぎてしまうわけだ。 インスリンがあって、糖新生が止まっていなければ、 そこにブドウ糖があるのでそれほどケトンが作られることはない。 さて、ケトンの生産量が多いケースと別に、ケトンの利用量が少ないケースもありうる。 大した量を作っていなくても、使う量が少なければ余るので同じことになる。

3つの経路がありうるわけだが、そのどれか。 まず、糖新生が邪魔されているならば、血糖値は低いはずだ。 だから、次に吐いた時には血糖値をはかろう。それでこれかどうかがはっきりする。 ビタミン不足や、筋肉が少ないことがこの原因になる。対処は糖の補給だ。 子供の自家中毒と同じである。 次に、取り込みが止まるケースだが、 これは一時的に糖尿病になるようなものだと言える。 そんなことが起こり得るとすれば、 膵炎か何かでインスリン生産が落ちこむことか、 肥満でインスリンが効かなくなるようなことが起こるかだ。 この場合は食べた糖が使われず高血糖になるはずなので、 糖を食べた後に血糖値を測ることでわかる。 しかし、食べられないほど吐き気が強ければ調べようがない。 ただこの場合、糖を食べても改善しないので、それでわかる。 最後のケトンを使い切れない状況だが、この場合血糖値は高くないはずである。 高ければケトンを生産するはずもない。ただ、低いとは限らない。 いずれにしても、糖を補給すればケトンの生産が遅くなって改善するだろう。 ただしインスリンが生きているケースではあまり派手に補給すると 反動で低血糖に落ちるので、そこは避ける必要がある。 なるほど点滴が良いわけだ。

つわりの吐き気はどうなんだろうか。こっちは ケトンが原因ではないだろう。先に吐き気があって、物が食えず飢餓になり、 ケトン生産が増すのだろうと思われる。 尿にケトンが派手に出るような状況ではアシドーシスが疑われるわけで、 さらに吐き気が増して悪循環になる。そしてアシドーシスするなら上の3つのどれかが 起きているはずだ。もし痩せてる人に多いのであれば、筋肉不足で 糖新生能力が落ちているのかもしれない。 あるいは、インスリン抵抗性が何かの弾みで増して、ブドウ糖の取り込みが悪く なっているのかもしれない。さらには、 何らかの原因でケトンの消費が落ちているのかもしれない。 これも血糖値を見れば何かがわかるかもしれないし、 いずれにしても糖を補給して様子を見るのがいいのだろう。 これも点滴が一番簡単だ。

なお、ひつじこが吐くのは、ほぼ全て私がひつじこを怒らせた後である。 だから、怒らせないのが最も良い。 そうできればいいんだが、難しい。ひつじこの要求する水準は高いからなあ。

膵炎の原因として胆石がある。女性に多いそうだ。ひつじこ胆石ないのかなあ。 膵臓CTで見た時についでに見てる気はするので、たぶんないんだろう。 あれが本当に膵炎だったのかどうかは確認したいが、 検査が中途半端で終わったので未だに真相がわからない。

2014年06月03日

実家にミートガイの肉を送りつけてみた。 食べられるといいなあ。

弟は運動すべきなわけだが、さてどうしたらいいものか。 一緒に住んでりゃ太極拳でもなんでも一緒にやれるんだがなあ。

糖尿病も3ヶ月で完治するダイエット というサイトを見つけた。 筋トレによって糖尿病を克服しようという試みで、 細かいところはいろいろ反論したいが、おおまかには説得力がある。 糖尿病なのは糖を消費できていないからだ、 と考えれば、糖を消費する筋肉を増やせば克服できる。 実に単純だ。また、「糖尿病が治る」ということを、 「何を食べても問題ない状態に戻る」と定義するならば、 糖質制限は全然ダメであり、これはこれで一つの価値観だ。

有酸素運動では筋肉が増えないので、 瞬間的に強い負荷がかかる無酸素運動を主体にすべき、 というのも合理的かもしれない。運動そのもので脂肪を燃やそう、 なんて考えず、筋肉を増やして、それによって持続的にエネルギーを消費させる方が 効果があるというのはもっともだ。

問題は、短期間で筋肉が増えるほどしんどい筋トレをやれるような人間なら そもそも糖尿病になんてならんだろ、ということだな。 骨格筋が多いほど癌でも長生きする率が高い、ということは知られているし、 できるだけ鍛えておくことは悪いことではない。だが、しんどすぎる。

でも、何かしら運動はした方がいいんだけどな。 ただ、弟は一旦膝を壊しているので、走るのはまずい。 体重が減った後なら多少はありかもしれんが、体重が減る頃には手術が来るだろう。 せいぜいヨガ、それも太陽礼拝程度だろうなあ。

脂肪を食べすぎたら太るのか。これ、確認しないとなあ。 しかしこの実験は結構がんばらないとできない。 食べやすく、脂質比率が高いものを、毎日決まった量余計に食べる必要がある。 鯖缶ごときでは全然足りん。毎日クルミを100g食べる、とかなら実行可能だろうか。

クルミが買えない。テレビで健康になるとか言ってたらしく、 全国的に品切れ祭。日本人だなあ。まあどうせすぐ飽きるだろ。 油脂が足りないがアーモンドでやるか、あるいはオリーブオイルを飲むか。

一日500kcal過剰にすれば、月1.5万。1.5kgくらいは太る計算になる。 しんどいなそれ。3ヶ月くらい継続しないと確実と言えるほど太らない。

カロリーが過剰になると太る、というのはどうにも信じ難い。 体重が一定の人はカロリーが過剰でもなく、不足もしていないわけだろう? そんなピッタリなカロリーを取り続けられるものなのか? 過剰になるとより燃やし、不足すると代謝を落とす、 というような調節機構があって、カロリーの多少の変動は そのまま体重の変化に結びつかない、という方がずっと自然に思える。

2014年06月02日

SGLT2阻害薬をゲット。スーグラからフォシーガに変わった。 世界的にはこっちがメジャーで情報も多いかららしい。 出してくれる先生も自分の体で実験してるみたいだし。

さて、これをがんセンターで出してもらえるように来週月曜は糖尿の先生に 相談する予定。でもまあ、糖質制限の話したらすごく嫌そうだったし、ダメかもなあ。 これだけ劇的にHbA1cが落ちて、体重も順調に落ちているというのに。 「こんなに急に落としたら網膜が悪くなる」とか言われるんだろうか。

メトホルミンは造影剤と相性が悪く、来週の月曜の前後は 休む必要がある。 ただし、どれくらい休むかは医者によって言うことが違う。 「検査当日及び検査後48時間」「検査前後48時間」の二つの流派があるようだ。 世界的にもマチマチで、eGFRが60以上あれば止めなくていい、というように 腎機能に応じて対応しているところもある。 しかしまあ、医者が言う通りにすればいいだろう。

メトホルミンは安い。アクトスは結構高い。フォシーガはだいぶ高い。 ただし、アクトスは早々にいらなくなるはずだ。 こいつは、アクトスはでかくなった肥満細胞を割って小さくすることで、 少量のインスリンでも効くように誘導する。 細胞の数が増えるということは、太れる限度が増すということでもあり、 食事を節制できない人にとっては逆効果になりかねない。 十分痩せれば不要な薬なので、そのうちいらなくなるだろう。

2014年06月01日

今年もCEDECどころじゃないな。第2クールが6月16日から。 第3クールが7月7日から。手術が第3クールが終了して2週間後と仮定すると、 8月11日。そこから1ヶ月入院とすれば9月11までかかる。 CEDECの時までには全然終わってない。 せいぜい宴会だけ顔出す感じかなあ。

にしても、一ヶ月入院とかキツいな。食えない間は 輸液になるのだろうが、そこで糖質をつっこまれると非常に辛いことになる。 当然インスリンも入るだろう。しばらくは薬を飲める状況にないので、 メタクトとスーグラの力は借りられない。 液体を飲めるようになれば、薬を溶かして飲むんだろうが。

弟は74kgまで落ちた。下痢で水が抜けたらゴッソリ減ったので、 体脂肪の減少が点滴によるむくみで見えなくなっていただけ、ということだろう。 この調子で行けば、抗癌剤を1クールやる度に6kg減る計算になるから、 手術までには62kgくらいまでは減ることになる。 そんなにうまく行くことはないだろうが、休止期間中も体重は減るはずで、 むしろ糖質制限の度合いが強い分だけ減量効果は見込めるとすら言える。 手術までに60kgを切ることはそれほど難しくはないだろう。 HbA1cも最新の値が7.5で、手術までに確実に6台までは落ちるだろうし、 正常範囲上限である6.2まで落ちることも十分考えられる。

弟は20前に90kgを突破して膝を壊し、その後も80-100kgを行ったり来たりで 33まで生きてきた。それが、あっというまに74kgだ。 抗癌剤の効果の結構な部分が、吐き気のせいで食べられずブドウ糖 不足に陥らせることによっている気がするが、そんなことはないのか。 吐き気が弱い抗癌剤は効きが悪い、なんて論文があったら笑うぞ。

郡山でもらってきたメタクトとスーグラが火曜で尽きる。 こいつらがどれほど寄与しているかはわからないが、 現状食後1時間血糖がせいぜい170に収まっていて、多くは140 以下であることを考えると、効いているのだろうとは思える。 とりわけ病院食は主食を抜いてもなお糖質量が多く、 薬のありがたみが大きい。 家に帰れば糖質制限を厳しくやれるのでその分だけ薬の有用性は 下がるのだが、そういう状況で薬を使えばさらに血糖値を下げて ケトンの燃やし方を強くできる。 そういうわけでメタクトとスーグラを継続したいわけなのだが、 国立がんセンター東病院では出せないという。 治療に使ったことがないようだ。仕方ないので別の方法で調達する手筈を 整えた。話も通ったし、とりあえずは大丈夫だ。 しかし手間をかけずに継続的に手に入れるには、 がんセンターか、あるいはいわきの地元の病院で手に入れられるように しないといけない。明日はがんセンターの糖尿病の医者に かけあってみる予定。前の感じだとダメかもなあ。

癌の特性上患者の大半は老人で、しかも糖尿病の率は高いはずである。 下手すると1/5とか1/3とかいう割合で糖尿かもしれない。 であれば糖尿治療を一緒にやることは相当大切なはずなのだが、 スーグラもメトグルコもアクトスも使っていないわけだ。 インスリンをつっこむ方がいい、という判断なのだろう。 インスリンが癌を促進するという論文は多くあるが、 まだエビデンスと言えるレベルではないので無視、ということか。

一家揃って土曜の朝からひつじこ実家。土曜は私だけ日中外出。 日曜は私だけ朝から病院。さっき帰ってきて、ひつじこと子供達はあっさり寝た。 私も寝たいが、ちょっくらやることがあるので会社。

夜中、ひつじこの母上と長話した。ひつじこの過去について別の視点から 話を聞けるのは面白い。どこまでオカルトなんだろうなひつじこ。 どうにか弟からも「ミルクうんこ」を出してほしいものだが、 まあそう簡単にも行かんだろう。温石マッサージくらいは やってやりたいが、現実問題福島に行くのは容易ではない。

本番は手術の後だということを、術後についての情報を集めて再認識した。 今からそっちに焦点を合わせて準備をせねばまずい。


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