だだもれ

2015年08月31日

たまたまハドソンのwikipediaの項目を読んで、諸行無常だなあと思った。 PCエンジンのハード設計やってたのを初めて知った。 ソフト屋じゃなかったのか。当時のCPUとかGPUとかの設計って 普通のソフト屋が学んでできるようなものだったのか? それとも、その道の専門家がいたのか?

その疑問はハドソンに関してだけのものではないな。 当時そういうことをしていた人は今何をしているのだろう。

CEDECのパストレの話は一部わからなかったな。書いてみないとわからんのだろう。 逆に、書いてみればたぶんわかるのだろうと思う。 途中で積分が出てきたら得意な人に任せられるので、 以前やろうとした時よりは楽に進められるはずだ。

2015年08月30日

オタマがバイオリンがしんどくなってきたので、 強度を落としている。私が教えると泣くのでひつじこ。 幼稚園が始まって生活のテンポが変わった後どうなるかだな。

オタマは致命的に真似が下手。真似をしたら負けだと思っているのか、 真似が能力的にできないのかはまだ判別できない。 おそらくそれらのブレンドだろう。 真似が下手なので、真似をしたくないのだと思う。 運動が苦手な人間は真似が下手なケースが多いはずで、 私の遺伝子を受け継いだということかもしれない。 しかし真似が下手であっても、要素を分解して一つづつ 積み重ねていけばそれなりにはなるし、 真似をしないからこそ辿り着ける高みというのもあるように思う。 私に似ているのであれば、私と同じタイプのプログラマにはなれるかもしれない。

弟の体調が良くない。オキサリプラチンが蓄積しているようで、 手はしびれるし、眩暈がある。まずは眩暈をどうにかしないと 長距離運転できないから職場復帰できん。 眩暈に関しては漢方の副作用という可能性もあるので、 作用のキツい大黄を去ってどうなるか見てもらおう。 眩暈は漢方的には水分分布異常なので、 利水剤や桂枝が効くことになっているが、 今入っているものにはあまりそのへんは入ってない。 そのうち相談する必要があるかもしれない。

理想の展開は、薬で引き分けに持ちこみつつ、体の力で癌細胞に対して優位に立ち、 それを維持し続けて、最終的には癌を消す、というものだ。 それができれば最高である。 癌は消えないが優勢を保つ、というのはその次で、 癌が現状維持のままずっと行く、というのはさらにその次だ。 ここまでは一生治療が続きはするが、癌で死なずには済む。 だが、現在の常識から言えば、それも過ぎた望みであり、 引き分けを続けて数年の時間をひねり出すことすら難しいことになっている。 通常の抗がん剤治療では、ガツンとやって一瞬優勢になるも、 体にはダメージが蓄積していずれ効かなくなり、 急速に癌の勢力が大きくなって終わりを迎えるのが普通だ。 それですら、「一回は効いた」ということで幸運なケースである。 最も不幸なケースでは、全く効かずダメージだけ受けたまま終わることになる。 もちろん、ガツンとやって癌が小さくなりつつ体に何のダメージもなく 5年間過ぎた、という恐ろしく幸運なケースもある。 しかし、この量で副作用が来ている弟に そのやり方をさせるのは自殺行為以外の何者でもない。 とにかくこのまま行くしかない。そして、腫瘍が小さいうちに 何が効くのか、何が余計なのか、量がどれくらいでどれくらい副作用が来るのか、 といった情報を蓄積しておく必要がある。と私は思うんだが、 主治医はそうは思ってないんだよなあ。

ハーセプチンがあと何ヶ月効いてくれるのかだ。 Her2陰性に変化するのか、陽性のまま効かなくなるのかも気になる。 前者ならHer2陰性である以上増殖速度はHer2陽性の時よりも遅くなる公算が高い。 陽性のまま効かなくなるとすると厄介だ。Her2の機能を保ちつつ、 ハーセプチンが効かなくなるということを意味するかもしれないからである。

麻婆豆腐的なものを作ったが、シノンもオタマもあまり食べない。 シノンは肉しか食わない。豆腐が邪魔だ。シメジすら食わない。 オタマもイマイチ食べなかった。たぶんこの味噌の味が好きじゃないんだろう。 豆味噌混ぜたからな。あとはニンニクやネギが余計なのかもしれない。 でもまあ、今日はひつじこのために作った感じだし、仕方ないか。

まあ、栄養だけ考えれば、ニンニクもネギもいらないんだけどな。 薬味的な野菜なしで、肉野菜を炒めるなり蒸すなり煮るなりすればそれでいいのである。 オタマやシノン向けに料理を作るならそうすべきだな。 味噌は普通の味噌でいいわけだし。普通と言っても自作だけど。

ソーセージやハムやベーコンが結構人気。そんなに食うなら まっとうなものを用意したい。市販のものは何が入ってるかわからん。 糖質も多いし。多少値ははるが、ミートガイでガッツリ買うか。

左下親知らずにかぶっていた歯肉がペラペラ浮いている。 血流はあるようで壊死する気配もない。 腫れてふくらんでいるならいずれ腫れが引いて収まるだろうが、 たぶん元々歯にかぶっていた肉なのだろうな。 腫れ上がった時に切れ目が入って歯が露出し、 余った肉がめくれる状態になったのだろう。 これは歯医者行って切除してもらわんとダメだろうなあ。 時間とともに減ってきてなくなればいいんだが、 そうならないと隙間にゴミが入るわ噛んだ時に痛いわでロクなことがない。 でも面倒くさいなあ歯医者。金もかかるし。

ひつじこ父上。また尿が出にくくなったらしく、 朝6時から何度もひつじこに電話がかかってきていた。 振動モードにしているために気づくこともなく、 気がついたのは11時過ぎ。もう泌尿器科に行った後だった。 どうだったのか聞いたところ残尿はなかったらしく、 「まだ放っておいて良い」と言われたっぽい。 たぶんタムスロシンの効きが落ちる夜中に尿閉して、 朝タムスロシン飲んでまた効いて尿が出て、 みたいな状態なんだろう。その状態で医者に行くから異常がないように見えると。 1日1回飲む薬なので、朝5時とか6時とかに飲んでいると 夜中に一番血中濃度が下がることになる。そこで尿閉するわけだ。 ひつじこが一緒に手術の相談に付き添うことを提案したようなのだが、 「もう一回尿閉したら」と言われたっぽい。 朝6時に電話かけるくらい慌てたんだから、 もう覚悟を決めて手術した方がいい気がするんだが、まあ怖いわな手術なんて。 平日であっても日を前もって決められれば会社を抜けて同行することもできるのだが、 いきなりではきつい。 まあ、今度はいつかかってきても電話に出られるようにした上で、 次の尿閉を待つしかないのだろう。たぶん尿閉が起こっているまさにその時でないと 手術する勇気は出ないのだろうし。

八味丸をもらってきたようなのだが、 効かんだろう。地黄で脱水を防ぎ、沢瀉で利尿するが、 利尿しても管が詰まっているのだから仕方ない。 牡丹皮が効くような炎症があるとも思えず、桂皮や附子で温めねばならないほど陽が虚 しているとも思えない。舌くらい見たんだろうな?歯型がついたり、白い苔がびっしり ついているような状態でなければ利水剤は効かんだろ? 尿路が炎症を起こしている可能性を疑うなら猪苓湯だが、それもなさそうだ。 漢方でやるなら、むしろ芍薬甘草湯の方が効くかもな。 筋肉の緊張を取るので、タムスロシンの効きを助けるかもしれん。 これは私が自分で実験してみればいいか。 しかし芍薬甘草湯は甘草の量が多い。これが必須なのかどうかが問題だ。 芍薬だけで効くならそれでいいし、甘草が必要にしても芍薬と同量必要なのかは 試してみないとわからない。とりあえず芍薬を単味で煮て飲んでみるか。 尿の勢いが増すようなら効いたということになる。 芍薬甘草湯が芍薬6gだから、その倍量で12gくらい煮てみるとしよう。

人を操作しようとしてはいけないのだが、 操作にならないようにするのは結構難しい。 相手に対して今どういう選択肢があって、それぞれはどのような利点欠点を持つか、 ということを説明したとする。 さらに、これは所詮私の分析であって正しいとは限らないし、 また、決定するのはあなたなのだから私の助言を聞かなくてもかまわない、 ということも伝えたとする。 さてこれは操作でないと言い切れるか。

残念ながらそう簡単ではない。 相手があまり知識を持たない場合、私が出した情報を疑うだけの根拠を持てない ことはありうるし、私が提示した以外の選択肢を出すこともできないかもしれない。 そうすると、 私が提示した選択肢から選ぶことがこの時点で強制されてしまうことになる。 さらに、実質的には私が勧める選択肢以外を取れなくなるような心理的要素もある。 私がおすすめしない選択肢には、当然おすすめしない根拠がある。 もしその根拠を覆せなければ、その選択肢を選ぶことには合理性がないことになる。 合理性のないとわかっている選択肢を選ぶというのはなかなか難しい。 愚か者と思われるかもしれない、という思いが出てきてしまう。 「どう考えてもこの選択肢はアホだが、そうしたいからそうする」 と断言できる人間は多くない。 人は合理的な選択をする人間だと思われたいものなのである。 人には誇りがあり、そのために やりたくもない選択肢を選んでしまうことにもなりかねない。 まして、「これは参考意見にすぎないので、決断は自由ですよ」 とかいった事をつけ加えることは余計に逆効果になる。 提案が押しつけであれば、「押しつけ」という手続き上の不備を指摘することで 提案を拒否できる。 つまり、「おまえの提案がどうこう以前におまえの言い方が気に入らない」 と言える。しかし、紳士的な形式で提案されれば、この手が使えない。 その場の雰囲気的に、最も合理的な臭いのする選択肢を、 あたかも自分の意思で選んだかのように振る舞うことになる。 もしそこまで見えていたのであれば、実質的には操作だ。 仮に相手にとって最善を尽そうと思ったとしても、 罪がないとは言い切れない。 そして、いかに紳士的に、誠意を尽して働きかけをしたとしても、 結果的に相手がその時の好みに合わない選択をしたのであれば、 高確率で後々問題になる。学んだ。

ではどうしたらいいのだろう。 相手があまり良くない選択肢を選ぼうとしている時、 相手のためを思って介入しようとすることは必ずある。 それを完全にやめるという選択肢は私にはない。 たぶん一つ重要なのは、時間をかけて理を説くことだろう。 そして決断の瞬間には介入しないことだ。 決断するその時に理を説けば、上記の問題が起こる。 会社でもそうで、普段から考えを伝えておくところまでが私の仕事で、 決断する時に私が選択肢の整理をしてはいけない。 しかし、それを実践するには時間がかかる。 気に食わない選択肢を選ばせても、結果成功すれば 考えを変えてくれることもあるだろうから、 とりあえず無理矢理進めてしまうことも悪いとは言い切れない。 また、あまりに緊急性が高すぎて心の問題に配慮する余裕がないこともある。

リーダーという奴がどれだけの重荷を背負わねばならないのかが なんとなく見えてきている。 弟の癌治療に介入したことが決定的だった。 弟の治療は確実に私によってねじ曲がっており、 放っておけばとっくに食道を全摘していたはずだ。 「胃癌で肺転移したら98%根治は無理」 という事実はあるので、おそらくは切らなくて良かったのだろうと思うのだが、 2%に賭ける選択肢だってあっただろう。 弟が「奇跡的回復」を遂げない限り、私はこのことを背負い続けることになる。 そして、もっと重要度の低い決断に関しても、結果的に私が主導権を握るような 状態になってしまえば、同じように背負うことになるだろう。 私は今いるチームの方針に大きな介入をした。 その介入が正しいのかどうかは未だにわからないし、 仮に商売として正しかったとしても、個々人にとって良かったかはまた別の問題だ。 これらに関しては私はリーダーなどという肩書はなく、 単に成り行き上主導権を握る形になっただけだが、 もし最初からリーダーという肩書を持って同じことをやったとすれば、 その責任はさらに重くなる。

今年のCEDECはCGの話を重点的に聞いた。 数年ロクにやっていなかったので、用語のレベルでついていけない所もあった。 焦燥感と劣等感にさいなまれる三日間だった。 そんな中、同時に上の段落のようなことも考えていた。 私は人を率いる仕事に向いているのだろうか? それより、一人で技術を積み上げている方が良いのではないだろうか? 私にとっても、他人にとっても。

いろいろ考えたが、どうやら私は人を率いることに向いていないわけでもないらしい。 私より苦手な人間ばかりが周りにいるのであれば、 それは相対的に私が向いているということだ。 絶対的に向いているかどうかなど評価できないし、 会社においてはやりたいかどうかではなく、すべきかどうかで行動を決めるべきだ。 私がやるべきなのであれば、やる。シンプルだ。 それに私がすべきことであれば、私がやって心を病んだりはすまい。 それで心が病むようであれば、それは私がすべきことではないということなのだ。 これまでの1年だか2年だかの感じからして、私がそれで心を病むとは思えない。

しかしそれはそれとして、私はレンダリングをやりたい。 であれば両立させねばならん。両立させる。 今年中にそれなりに進めておかないと。

2015年08月28日

妖怪ウォッチの人の講演を聞いて、考えたこと。

他人の才能を使った方がいい時はある。 というか、ほとんどの場合自分でやるよりもいい。 しかし、他人と自分の利害は一致しない。 他の会社の人に何かある部分をやってもらう、 という場合、失敗して困るのは自分だ。 相手はたいして困らない。 とすれば、相手を野放しにはできない。「お任せします」はありえないということだ。 かといって、あまりうるさく言えば相手の才能を活用できなくなる。 どれくらい介入し、 どれくらい任せるか、ということが問題になる。

実のところ、これは他の会社の人に頼む場合だけではない。 同じ会社の同じ部署の同じチームの人間に仕事を振る場合でも 本質的には同じだ。それぞれにはそれぞれの価値基準と生活があり、 利害は一致しない。プロジェクトが失敗した時にリーダーは責任者だから 困るが、メンバーが困るとは限らない。 普通に考えて会社の収益が減るんだから困るはずなのだが、 あまりに間接的なので本人が不利益を実感できるとは限らない。 会社がつぶれそうになったら転職すればいいや、と思う人だっているだろう。 クソゲーを作ったチームのメンバーがどう思うか、という話と同じだ。 「ディレクターが悪いんだよ。オレは求められた仕事をちゃんとやった。 オレに責任はない」 と感じることは多く、事実そうであることは多いのだが、 これはメンバーとディレクターで利害が一致していないということだ。 利害が一致していれば責任も守備範囲もクソもなく、成功のために 力を尽すだろう。だが、そうはならない。 全員がプロジェクトを成功させることに全力を尽す、 などという仮定は置けない。そもそも成功の定義は人によって異なるだろうし、 さらには、それが何をするプロジェクトなのか、 ということすら共有できていないケースは多かろう。 だから、リーダーは利害を一致させる努力をする一方で、 利害が一致していないことを前提に人に仕事を振り、まとめ上げていかねば ならないということになる。 リーダーはそれをやってのけることを期待されており、 それに対して給料を払われている。

たぶん私はそれに向いていないわけではないのだろう。 向いていないとしても、相対的にもっと向いていない人が多数を 占めているのであれば、それは実質的には向いているということになる。 だが、どう考えても向いていない。 なぜなら、自分で手を動かさない仕事に充実感がないからだ。

今年のCEDECはCGの話を重点的に聞いた。 数年ロクにやっていなかったので、用語のレベルでついていけない所もあった。 焦燥感と劣等感にさいなまれる三日間だった。 そんな中、同時に上の段落のようなことも考えていた。 私は人を率いる仕事に向いているのだろうか? それより、一人で技術を積み上げている方が良いのではないだろうか? 私にとっても、他人にとっても。

いろいろ考えたが、どうやら私は人を率いることに向いていないわけでもないらしい。 私より苦手な人間ばかりが周りにいるのであれば、 それは相対的に私が向いているということだ。 絶対的に向いているかどうかなど評価できないし、 会社においてはやりたいかどうかではなく、すべきかどうかで行動を決めるべきだ。 私がやるべきなのであれば、やる。シンプルだ。 それに私がすべきことであれば、私がやって心を病んだりはすまい。 それで心が病むようであれば、それは私がすべきことではないということなのだ。 これまでの1年だか2年だかの感じからして、私がそれで心を病むとは思えない。

しかしそれはそれとして、私はレンダリングをやりたい。 であれば両立させねばならん。両立させる。12月までにそれなりに距離を縮めておかないと 自分が許せなくなりそうだ。

画像の拡縮の理屈がよくわからなくなっているな。いかん。 ある関数は、周波数が限られていれば、sinc関数との畳み込みをした時に 同じ関数になる。畳み込みは関数の離散点しか使っておらず、 それがサンプルということになる。 で、縮小する時にはどうするかと言えば、 縮小後に入る周波数だけに削った後、サンプルを取り直す。 拡大の時には、元関数から好きな点を取っていい。 すでにサンプルになっている場合はsinc関数と畳み込んで復元してから 好きな所を取ればいい。 これが理屈だな。綺麗かどうかはともかくとして。 で、こうやって仮に拡縮したとして、どんな絵になるんだ? まず、縮小した時に輪郭強調がついたりするか? つくかもしれないな。高周波を削った時に波打つことはあり、 それが出てくるかもしれない。 逆に拡大した時はどうか?へんな窪みはつくか? これもつきうるか。灰色と白の画像を考えると、 再構成した関数には元の灰色より黒い所ができる。 そこをサンプリングすればその色が入るわけで、窪みはできる。 あとは、この理屈上理想的な拡縮と、よくやる拡縮がどれくらい似ているのか という話になる。

拡縮はいずれも適当な窓関数と原画像を畳み込んで行う。 これが再構成だ。 縮小の時には窓関数を縮小率に合わせて拡大することで、 低域通過フィルタの役割を兼ねる。 拡大の時にはこれが不要なので、 拡大前画像における元の窓関数サイズでいいはずだ。 拡大と縮小では非対称になる。 という理解でいいんだろうか。

sincに近いほど基本的には良いと。理屈上は。 実際に綺麗かどうかは場合による。

ビビディバビディブティック。これを利用する人は七五三としてこれをやるのか? それとも単に金持ちなのか?いずれにしてもうちはねえな。

ドラクエ11出たら買うのかなあ。 どれくらい堀井なんだろう。8に全然堀井を感じなかったからなあ。 そういえばPS4の画面写真見たが、えらい奇麗だった。 金かかるなああれは。 キャラがリアル寄りじゃないから「リアルにフィギュアが置いてある感」 は避けられそうだ。キャラを地形と同じに描画するとそうなるのだが。 しかし、キャラが持ってる剣と、背景に置いてある剣が全く別物、 みたいなことは起こるかもわからんな。 理想は背景も絵画寄りにしていくことなんだろうが、 それと次世代感みたいなのを両立させようとすると難しい。 リアルよりもリアルじゃない方がよほど難しいからな。やりがいはあるが。

リアル系でレンダリングした後にポスプロで絵画に寄せる、 というのが手間的に理想だよな。絵描きの作業に影響が行きにくいし、 統一的に扱えて変な場合分けがいらなくなるから管理コストが安い。 でもまあ、それじゃ満足な絵にはならんだろうなあ。 やったことがないのでわからんけど。

今日の食事は、生卵4個と、生クリーム50ml程度。

CEDEC2日目。

基調講演は面白かった。最先端でクールだ。 あの機動力はすごい。 あるものを組み合わせ、ないものは作り、 とにかく最速で結果を出す集団なのだろう。 しかし、成果物の善し悪しは私にはよくわからない。 もちろんすごいのはわかる。

ゼノブレイドクロスの地形描画はいろいろやってるなあと思った。 結局は自分でやってみないとピンと来ないわけで、 説明された内容を理解できているとはとても思えない。 いつか似たような課題が現れることもあるだろう。

テクノロジー戦略についての講演。 英語の聞き取りスキルが相当に劣化していたのと、 直前に炭水化物を食べたために眠気がひどかったので、 いまいち内容を取れなかった。 製品のライフサイクルを加速する方向に 技術をつっこんでいくべくだというのは賛成。 「これ以上やっても割に合わない」という点を見逃さない、 というのも必要なことだと思う。 どこの機械、プラットホームでも動くようにすることが重要、 というのも強く賛成。どこでも動くことは技術上の品質より優先すると 私は思っている。 会社を挙げて一つのミドルウェアだかエンジンだかにつっこむのは危険、 というのも当然の認識だと思う。

テクスチャをフーリエ変換かけて善し悪しを評価する奴は「やられた」と思った。 なんでオレも思いつかなかったんだろう、と悔しい思いをしたわけだが、 そう思うような思いつきほど偉大なのである。 早速応用しよう。

いろいろあって、本を書こうと思った。 CEDEC行くとみんな真面目に積み上げてて、 積み上げてない自分のダメさが嫌になる。

2015年08月13日

舌の痛みはむしろ増している。水泡が続々と潰瘍になっているのだろう。 智歯周囲炎は勢いが落ちてきたが、リンパの腫れに伴う ズキンズキンと突発的な頭痛が消えない。 そろそろ潰瘍の治癒促進を考えてもいい時期かと思うが、 炎症を悪化させないように慎重にやらんと。 あと、唾液が少ない。

とりあえず今日は桃仁甘草で。飲んでる最中にズキンズキンが収まっている。 やはり桃仁はズキンズキン系に効くのだろう。 打撲に効くんだから似たようなものだ。たぶん。 甘草も多めなので多少は保水してくれるだろう。

右手にガッサリ感があるな。水が足りてない。そりゃ唾液も減るわ。 あと、手術痕が薄めだな。桃仁が効いてるなら歓迎なのだが、 たぶん気のせいだろう。気温が低いと血行が悪くなって紫になり、 よく目立つ。気温が高いと赤みが増してやはり目立つ。 その間で目立たなくなっているだけだろう。

朝、少し塩を振った生卵を飲んだ。2個行けた。 よし今日は6個は食おう。

2015年08月12日

朝、解熱している。36.8度。しかし油断できない。 親知らず周辺の炎症はなくなっていない。 ゆうべに比べれば軽くなっていて、 そのおかげで他の口内炎の痛みが気になるくらいなのだが、 しかし歓迎はできない。 炎症が縮小傾向にあるということは、 寝転がっていれば免疫で押し返せる状況ではあるということだろう。 しかし、これで働いたり家事をしたりということになれば、どうなるか。 私の勝手な印象だが、 文字を読んだり、言語で考えたりすると、体は休まらない。 座りっぱなしでモニタを見ている状態であっても、 言語思考をガチャガチャとやっているとどんどん体調が悪化する。 たぶん出勤すると悪化するのはそういうことだ。 家だとせいぜいこうやって日記を書く時くらいで、 あとは言語思考をオフにしてしまうが、 会社だと言語思考すべきことが次から次へと現れるので、 全く途切れないのだ。 買い物に行く、ちょっと料理を作るなどの軽作業は 言語が不要なので、瞑想に近い状態を保てる。 全身症状がなくなった今となっては、家事くらいしていたほうが 体にはいいのかもしれない。 少なくともこうして文章を書くよりは。

でもまあ、今日は歯医者行こう。

あ、お盆だよ。開いてない所結構あるな。 今日なら開いているところもあるようだが、 一つ見つけたのは以前行っていまいち印象が悪かったところだ。 最近できたところは医師が揃って若すぎて不安だし、 前行ったところはサイトなくてわからないし。 そもそも、歯医者多すぎ。こんなの差別化できないだろ。 これだけ建ってるってことはそれぞれつぶれずにやってけるだけの 市場規模があるってことなんだろうが、それ本当か?

歯医者を数軒回ったが、すでにお盆休みか、 予約がいっぱいだった。面倒くさくなったので自力でどうにかする。

今日はコード書けるくらいの症状で済んでいる。 朝病院に行かないと決めた時にタイレノールを買って飲んだので そのおかげかもしれないが、7時間も効かないだろう。 もう18時だ。単純に好転してきたものと信じたい。 頭は重いし、口内炎は痛いし、 正直モニタを見るのもしんどいのだが、 それでもずいぶんとマシだ。 モニタは極力まともに見ないようにし、 言語指向をできるだけ避けつつコーディングすることで 脳の疲労を避けているつもりでいる。

結局、まだまともに食事をする気にはなれない。固形物は嫌だし、 豆乳は結構しみる。 牛乳は糖が多くて歯磨きが甘くなる現状では厄介なのでなし。 やはり生クリーム最高。 味噌汁とかあるといいんだろうが、作る元気はないし、具は食えない。 そんなこんなで、一日500kcal以下の生活がもう5日目だ。 今日生クリームを200ml全部飲めば脱却できるが、 下痢の気配もあるので油断できない。二回に分けて飲めればいいかなあと思う。 問題は蛋白の不足だな。 たぶん糖質ゼロのプロテインがいいのだが、 薬局で見たらえらい値段だった。非常時とは言え迷ってしまう。

帰り、ラーメン食べたいなあと一瞬思ったが、 浸透圧と、温度と、摩擦の観点から断じてありえないという結論がすぐに出た。

帰ったらカレーがあった。絶対に食えない。 子供二人は実に良く食べたそうで良かった。 8Lの圧力鍋で半分くらいはあった痕跡があるが、 すでに半分はなくなっている。米ないからなうちは。

いいかげん蛋白の補給を考えないと。傷の治りが遅くなっても困る。 むしろカロリーはなくてもいいのかもしれない。 体脂肪総量は低く見積っても60kg*8%=4.8kgあって、 1kgあたり7000kcal分動けるとすれば、 1kgで4日はもつ計算になる。 まだ1kgしか使っておらず、もう1週間くらいはたぶん大丈夫だが、 ヘルパンギーナそのものはあと数日で収束するだろうから そこまで行かない。 実際にはカロリーゼロ状態ではないから、さらに余裕があるし。 問題は蛋白だ。

豆乳を我慢して飲むのが最良か。あるいは生卵にチャレンジしてみるか。 やる価値はあるな。アビジンが気にはなるが、 ビタミンを云々している余裕もない。

飲み込んだ時の痛みが上へ移動した。耳に近い。 腫れているリンパの位置がズレたようだ。 元の顎下リンパの痛みは感じない。 ただし、痛くないだけで腫れっぱなしではあるだろう。 右顎リンパは上から触ってわかる位置にあり、 こんな時でなければいけない病気を疑いたくなる感じに腫れている。 こちらは最初から痛くはなかった。

歯磨きを多少やった。毛が歯茎に触る度に刺すような痛みがあるが、耐えた。 そして智歯周囲炎になっている左下奥歯あたりは少し強めに マッサージした。傷を治す時には消毒したりガーゼを当てたりするような 痛いことをしない方がいいのだが、 口の中はどうなのだろう。「痛いが体にいいこと」はあるのだろうか。

夕方まで会社に言てもさして発熱しないくらいには回復してきたようだが、 口内炎が治る気配はないし、炎症もまだ到底収まる気がしない。

今日は試しに銀翹散を煎じてみたが、しみる。 朝はそうでもなかったが夜はひどい。 たぶん水泡がつぶれて潰瘍になってる所が増えたんだろう。

2015年08月11日

金曜の夕方から急に体調が悪くなり、その時点ではまだ37度だったが、 土曜には38度。口内炎も出来ていて、食べる気がしない。 朝にキャベツ豚肉炒めを卵にくるんだようなものをひつじこが作ってくれたので 食べたのだが、激痛。そんな中、松戸。 日曜の朝も38度。口内炎は悪化。首と顎のリンパも腫れている。 しかしひつじこが楽しみにしていたので川崎の日航ホテルの祭に行ってきた。 夜温度を測ると39度台。最高は39.8。 月曜は会社に行くつもりだったが、口の痛みは勢いを増すばかりで、 舌の上面、歯茎、歯茎と頬の境あたり4箇所が痛い。 熱は38度台まで落ちていたが、結局行く気になれなかった。 どうにか豆乳でカロリーを取ろうとしたが、浸透圧が違うせいか刺激がきつい。 塩を少し入れて飲んだが、200mlくらいでやめてしまった。 杏仁豆腐の残りも試したが、舌に触れると激痛。 液体じゃないとダメだ。 そして今日火曜日。熱は37.3度まで下がったが、口の痛みはさらに増強。 右側の腫れは引きつつあるが、舌の上面と左側が それを補って余りあるほど腫れている。 ともなって左側の首リンパ顎リンパも腫れており、 しゃべっても痛いし飲み込んでも痛い。

シノンの手足口病がうつったと思われる。丁度ロクに寝ていなかったり 妙に疲れたりしていたから、免疫が弱っていたのだろう。 そして、手足に全く発疹が出ず、集中的に口を攻め立てるこのやり口から 考えて、手足口病ではなくヘルパンギーナだったように思われる。 いずれにしても治療法はないので対症療法しかない。 医者としてはどちらでもかまわないだろう。

そんなこんなで、絶食に近い状況が72時間以上続いている。 摂取カロリーは土曜が300以下、日曜が100以下、月曜が300以下、 という状況だ。案外動けるし空腹が辛いとも思わないのだが、 ふらつき感はあるわけで、早く栄養をとれるようにした方がいい。 いっそ生クリームの方がいいのか? まあ試してみよう。要は口さえ通り抜ければいいのである。 それで下痢するようならまた考えればいい。

いっそ熱出た瞬間に麻黄湯でガツンと行ってたら軽く済んだんだろうか。 口が渇いている状態で麻黄湯は脱水してマズいだろと思って解表は しないようにしていたが、そうなるとやれることは消炎だけであって この方面では漢方は劇的には効かない印象がある。 しかし効く西洋薬は結構な副作用も伴うし、医者に行かねばならずしんどい。 今回はなしでやることにした。 そういえば抗ウィルス作用がある生薬、とか言うが、それ誰が確認したんだ?

無理矢理出社してみた。 やはりしゃべれんな。 しかし、周りの会話を聞くだけで状況はかなりわかる。

いかん。思ったより体力ないな。段ボール開けるのが重労働だ。 PCつないだところで中断。残りは回復してからやろう。 段ボール3箱を1箱に減らさねば机の下に入らん。

唾液の粘りが減ってきた。解熱してきたからだろう。 交感神経優位になると唾液が粘るってのは一体何を目的とした機能なのだろうか。 あるいは、唾液を粘らないようにするにはエネルギーが必要で、 交感神経優位になるとそこがおろそかになる、ということなのか? むしろその方がありえるか。 だいたい交感神経優位になると、運動と脳以外のほとんど全てが おろそかになるからな。体に悪い。

ヘルパンギーナで寝込んでいる間に、 昔のゲーム本の後書きがtwitterに画像で晒され、 それが評判を呼んでいた。 ありがたい限りである。 アマゾン順位が数万だったものがいきなり数百になる売れようだ。

あの後書きには、技術は共有しないとダメだ、もっと技術を晒せ、 と書いていた。 共有というからには、出す側と受け取る側が必要なわけだが、 私は受け取る側としては落第そのものである。 基本他人の技術を学ぼうとしない。 もちろん例外はあって、 やってみたがイマイチな出来にしかならなかった物に関しては 是非とも話を聞きたいと思う。 しかし都合良くそんな狭いネタの本や講演が見つかることは稀だ。 ここ数年は技術書をほとんど読んでない。

いかん。熱が上がってきたか。もう一日寝込んでおくべきか。

帰ってきた。

オタマのバイオリン練習。こいつ本当学ぶ姿勢ないなあ。 5歳なんてそんなもんかとも思うが、そういう個性という こともあるだろう。苦労するかもしれんが、それが良い方に 出るように力を貸すしかあるまい。

オタマは自力でやれる試行錯誤の範囲で上達するものは上達する。 しかも速い。しかし、バイオリンともなると理屈が理解の範囲外であり、 自力で試行錯誤できる範囲を超えている。 そういう技術において上達する方法といえば普通は 真似以外にないのだが、とにかく真似ができない。 苦手とかいうレベルじゃない。 今日は右手の持ち方を初めてやったが、 敢えて「とーちゃんの形と同じにしな」とだけ言ってみた。 自分の手ばかり見てこちらの手を見ない。 これは仮説だが、真似が下手すぎるために、 観察することに労力を使うよりも、 自力でどうにかする方に労力を使う方が有利だ、 とこれまでの人生で結論が出ているのではなかろうか。

もう少し知恵のついた後であれば、 「親指はどこにある?」「中指はどこにある?」 「親指は伸びてないよな?」のように分解して 観察させることもできるが、 なにせ5歳だし忍耐力が保たない。 ただでも自分が得意とするやり方と違うやり方を 強いられれば消耗するものなのだ。 おそらく習い事の最大の利点はそこにあって、 放っておいたら学ばない「上達の方法」 を強いられる経験を積むことが重要なのだろう。

さて具体的にどうしているか。 まず、首の柔軟性が足りないので首回しを日課とした。 そもそも横を向いてバイオリンを挟めなかったからである。 肩周辺が固すぎる。たぶん腕も回した方がいいな。 この効果があったのか、数日でバイオリンを顎と肩で挟んで 10カウントできるようになった。 このカウントはじわじわと増やしていく。

また、最初は立ってやらないことにした。正座だ。 両足を結んだ線とバイオリンの角度はおよそ平行 であるべきだが、立っていると自由度が高いので 姿勢を保ちにくい。幼児はとかくグラつくし、 立っていると余計な動きをしたくなるものだ。 椅子の方が普通なのだが、うちには椅子などないし、 椅子に正しく座るのは難しい。 正座であれば、膝の角度とバイオリンの角度を直角にすればいい、 となって実践しやすくなる。自由度が低いので、 直すべき点も、鍛えるべき点もはっきりする。 それに正座も少しくらいはできた方がいいだろう。 たかだか数分のことだし。

次は右手、と行きたいところだが、あれが相当難しい。 しばらく鉛筆でやらされたりもするが、 今時そんなやり方をすれば嫌になってしまうだろう。 それに加えてオタマには握力がない。 指の力がなさすぎて、正式な持ち方は不可能だ。 いずれは動的な状況で持てていればよくなるので 必要な握力は減るのだが、始めは動かない状態で 保持できないといけないので握力がいるのである。

握力のトレーニングを何かしら考える。 これは器具を探すのが手取り早かろうが、 もっと自然な形があるならその方がいい。 さて、握力がつくまで弓を持たない、というのは面白くないので、 とりあえずは好きに持たせた。当然握るが構わない。 それで、とりあえず「弓と弦が直角」を緩めに守らせる。 直角という言葉は便利なので教えた。 もちろん握り持ちでは正式な持ち方に比べて自由度が足りないので、 A線以外ではまともに直角が保てない。 また顎でちゃんと挟めないので、左手が支えるのに使われてしまって 指を動かす余力がない。 しかしそれは仕方ない。なんか弾いてる気分になって 続けてくれればまずは成功なのである。 最初の日からまず音を出させないといけない。

で、今日は右手の持ち方を教える段になった。 他の絃をまともに弾こうと思うと右手の持ち方を少しでも直さねばならず、 かといって左手に行くには顎の保持力がまだ育っていないのである。 そして、やっぱり握力がないので到底持てる気がしない。 しかも真似が下手なのがものすごくきつい。 こうなると筋力や柔軟性などの単純な要因を とにかく除いて、あとは段階に分解して少しづつやるしかない。 それが握力強化を兼ねられるといいんだが。

指導法の本やバイオリンの弾き方本を何冊か読むか。 まずは図書館にある範囲で。 頭働かないからヘルパンギーナが治ったらにしよう。

macに変えてから、vncとサバの通信が切れるとウィンドウマネージャが 死ぬので困る。しばらくしてvncviewerを起動してつなぐとktermが消え失せている。 Xvncそのものは生きているので、毎度killせねばならず面倒くさい。 vncviewerとXvncの時代が離れすぎたのが悪いのだろうか。 FreeBSD8.0のままだからなあ。

1814。熱が反転上昇して38.4度。いかんな。 とにかく顔が痛い。漢方で緩和できんかなあ。 忍冬や桔梗はほとんど無力だった。あとうちにあるのは桃仁くらいか。 鎮痛効果、消炎効果があるとされている。 寒熱は平。炎症を助長する恐れはなさそう。 正気を傷つける恐れありと言うが、桂枝茯苓丸のような普通の薬で 一日4gも入っているのだし、煎じであることを考えても3gくらいは試してみて損はない。 だが桃仁は普通の生薬よりも面倒で、砕かないとロクに抽出できないのだ。 ミチバを使うしかない。 味は最悪だろうから甘草1gも混ぜよう。 効果をはっきりさせるために十分煮詰めて一発で飲む。

煮ている。生クリームの残りを飲もうかと思ったが、 こんな痛い時に飲まなくてもいいと思ってやめた。 午前中はこんなに痛くなかった。熱が退くまでは待とう。

効く可能性のある薬を選び出すために中医まで引いてみたが、 ヘルパンギーナが五臓のどれに当たるかとか考えるのがアホらしくなってきた。 てきとうでいいや。 漢方に見える主症状は頸部リンパの腫れと頭部ののぼせ感、そして口内炎だろう。 口内炎は胃扱いだが、頸部リンパが胃扱いとは思えないし、 たぶん心になるんだろうという気はする。 というか臓器弁証は適当でいい。 虚実で言えば実で、実熱だ。虚熱ではない。今日は寒はないので、 そこが昨日までとは違う。 充血、易出血、腫脹、などは熱の中でも血熱だろう。 今日は陰は虚してないが、一歩間違えば渇になる。 というわけで、ともかくも血熱を瀉すれば良し、ということになる。 生地黄+牡丹皮に、石膏なりを加え、乾かしすぎない程度に 黄蓮黄ゴン山梔子を足せってことだな。 こいつらは利尿するので使いすぎると体が乾燥する。

これらの生薬はうちには全くないな。 まさかこんなことになるとは思ってなかったし、 シノンがなった時も、解熱を待って潰瘍を直せばいいんでしょ? 的なことしか考えてなかった。 この手の症状はそう少なくもない。最低限牡丹皮と石膏はいるわ。 効くのかわからんけど、理屈上。

すでに単体生薬で実験を重ねてる医者がいるってのに 全部自分でやらないといけないのは辛いなあ。 本買いてくれたらいいのに。

桃仁甘草湯とでもいうべきものができた。マズいというほどマズくない。 アーモンドは加熱しないとシアン臭いが、 焼いてしまえばあの通りだ。桃仁も同じらしく、 加熱するとシアン臭さは薄まるようである。 かといって焼くまで行かない加熱だから香りというレベルでもない。 液面は油が浮いていて、ともかくもそれなりに抽出されているっぽい ことを物語っている。 時刻は1915。寸前の体温が38.7度。 痛みの度合は記録できないが、って、あれ? もっとドクンドクン言ってなかったか? いや、腹部大動脈は変わらずドクンドクンしていて これが全身に熱を供給しているわけだが、 顎や首にドクンドクン感がないぞ。 つうか、痛みはズキンズキン部分とジンワリ部分の二部構成だったのだが、 今はジンワリ部分しかない。なんだこれなら楽勝だぞ。 舌を動かしたり口を開けたりしなければ、の話だが。 まさか、もう効いたのか?

内出血で腫れて痛い、みたいなのを散らす薬のメイン成分だもんなあ。 そりゃ単体でも効くはずだわな。 しかしあの手の薬はだいたい大黄入りで、 こう体が弱っている時には使い難い。 便出てないけど、そりゃ食べてないからだ。 腹押して圧痛がある所がなく、つまり便が積もってる感じはしない。 その代わり猛烈に腹部大動脈の拍動が触れるんだが。 つまり腹を触るとドックンドックンする。 発熱してるからというだけでなく、 腹筋の緊張が落ちてるからでもある。要するに弱っているということだ。 腎虚、つまり「根本的な生命力が衰えている」とまで言われる。 元々弱ってる所にウィルスが来たということだ。

でも顔のほてり感は引いた印象がないな。 なんぼなんでもそんなに早く効くわけもないし、 30分ほど待ってから判定しよう。 これで無効で有害事項が特になければ、次は倍量試す。

1939。顔がドクンドクンするなあと思ったが、 下半身に布団をかけていたからだ。体が熱くなっていた。 布団をはがしたら顔のドクンドクン感が減った。 しかしほてり感は退かない。ただほてり感は度合の記憶が難しいので、 相当改善しないと有効と判定できないだろう。

しくじった。6g煎じて半量づつ飲めば2つの実験が一発でできた じゃないか。この際無駄になったらもったいない なんて言うべきじゃない。今からでも3g煮るべきか。

1944。熱上がった。38.7度。解熱の効能はなしと。 あれ?口の中の空間が広がったぞ?これは明らかに。 もっと左頬内側の腫れがエグいことになっていて 常に圧迫感があったはずだが、そうでもない。 しかし大きく口を開けようとすると激痛が走るのは変わらないな。

あ、やっぱ効いてるわ。飲みこむ時の痛みが違う。 そもそもベースラインの痛みが減っていて、 前は左頬内側をメインとして歯茎全域が痛みを発していたが、 今は左頬内側以外の痛みをさして感じない。

しばらく経ったら元々こんなだった気がしてきたぞ。 これだから薬の実験は難しい。

これ痛いの筋肉じゃね?口開けにくいぞ? と思って、芍薬甘草湯のエキスを飲んだが効く気配がない。 やはり消炎しないとダメか。緊張ほぐしてどうにかなるものではないと。

これ、「智歯周囲炎」だ。「智歯」は親知らずのことらしい。 その周りが腫れる。 主役のウィルスがそっちにも入ったか、別の 細菌が便乗感染したかは不明。 昨日4つとも痛くなったが、 桃仁汁を飲んだ後では3つはわからなくなっており、 左下だけが圧倒的な存在感を放っている。 口を開ける筋肉にまで炎症が波及することもあるそうで、 なるほどこれだろう。 すごく痛かったが無理矢理開いたらちょっと楽になった。 親知らずは一本も抜いておらず、 肉を少し削ったのも左ではなかった気がする。 余計な肉があって感染を許しやすい形になっているのだろう。 おそるおそる指で触ってみると、歯が腫れた肉に埋もれている。 舌で触れないのは舌が全域潰瘍と水泡まみれだからだ。 今まで歯医者に指摘されたことはないので問題になる形をしているわけでは ないのだろうが、それでもこうなるわけだな。 治療は親知らずを抜くことだが、30過ぎてから抜くのはリスクがあるらしいし、 抜かないといけないレベルでもないに違いないと信じたい。 でも一度歯医者行くか。

火に油を注いだかもしれんな。OS-1やら、 蜂蜜を使った自作ORSやらが疑わしい。なにせ今は痛すぎてまともに歯をみがけない。 朝は連日口の中がすっぱかったわけで、 まともに糖を落とせてはいなかったということだ。 そりゃ菌の繁殖も早かろう。 半濃度の生理食塩水で良かったかもしれない。 しかし吸収が悪ければ下痢だし、吸収されなければ口が渇いて それはそれで細菌を利する。 仕方なかったかやはり。ただOS-1はダメ。酸強すぎ。

親知らずについて調べると、基本は「抜くこと」らしい。 まともに生えるケースは少なく、 何か現実の問題があろうがなかろうが 抜いた方が全体の幸せは増える、という考え方だろう。 実際まともに生えてれば抜くとは言わないだろうが、あまりないことらしい。 日本人がそれだけ退化したってことだな。 まして、一度智歯周囲炎になったならば、もう100%抜くべき という論調。炎症が収まったタイミングで抜歯。 とりあえずは嫌なので、炎症が収まり次第状態を良く見たいが、 何か医者の力を借りないと炎症を抑えられない可能性もある。 一人で洗えない所にゴミが溜まってて そこに細菌が巣喰ってる場合は手の打ちようがない。

飲みこむのが痛い、とかもこれが原因だったようだ。 日曜の段階でかかっていたということになる。 おそらく本当に初期は喉の炎症もあったのだが、 「飲みこむのが痛い」と言葉にしてしまえば同じなわけで、 よくわからなくなってしまっていたのだろう。 納会で食べた寿司やピザが、 まともに歯磨きされずに残っていて感染源になった、 というのはかなりありそうなことに思える。 恐ろしいタイミングだな。

口開いてないじゃん。2cm開けようとするとすでに痛いぞ。 これ、だいぶ進展してるな。 ウィルス由来の痛みは相当減ってる気がするし、発熱もこいつのせいだ。

親知らずは抜くべき、って、そんなに常識なのか? 全然知らなかったが、webで調べるとさも普通のことのように 書かれている。まわりの人そんなに抜いてるわけ?

2015年08月06日

シノンの指の化膿と歯茎の炎症にどう対処するか。 皮膚科に行ったら、手足口病でウィルス性だから対症療法しかない、 と言われた。ならば漢方だ。 でも、手の腫れはどう見ても細菌感染だよな。抗生剤が効くと思うんだが。 もっとも飲まないのでどうしようもないんだが。

帰耆健中湯ベースではいかんと思って方向転換。 何よりもまずは消炎だ。余っていた十味敗毒散10gに、忍冬5g追加。 黄耆と当帰を少し混ぜ、甘草も足した。 どうやら炎症が引いてきたが、薬が効いたのか、 単に放っておいても治る時期だったのかはわからない。 それに、まだ治ったとは言えない。 指は腫れているし、歯茎も歯磨きすると出血する。 しかし指の化膿は口が開いたのでハイドロコロイドで吸い出せる状態になったし、 歯茎の出血も昨日に比べればかなり少ない。 体調はかなりの部分口臭で判断できるが、 これも改善している。

主流派の腫瘍内科の先生と納得するまで話す機会があればなあ。 医者と患者、という関係ではまともに話すのは難しいのが現実だ。 友達だったり、ビジネスで絡みがある関係だったりすれば 対等の立場で会話しやすいので、より情報を引き出せるだろう。 しかしそんなツテはない。

低用量抗癌剤治療は効かないという。主流派の根拠は、論文がないことだ。 だから正確に言えば「効かない」と言っているのではなく、 「効く証拠がない」と言っているだけである。 しかし、「根拠がない治療は悪」という絶対原則があるため、 効く証拠がない治療は論外であり、比べる価値もない、ということになる。 もちろん根拠がある治療をする、というのは一つの方針で、 誰かがやったことがある治療だけをするのは悪いことではない。 結果が予測しやすい。 ただし、その予測できる結果とは、 「1年で半分が死ぬ」という統計的事実だ。 自分がどちらの半分に入るかはわからないが、 50%の確率で1年以内に死ぬ、という状況で サイコロを振る勇気はなかなか出ない。 それに標準量の抗癌剤が相当にしんどいのは間違いない。 もちろん、副作用が軽く済むこともあるだろうし、 その人の性格次第では多少しんどくても仕事を続けて遊びもやれる こともあるだろう。しかし、 今この時点で言えば、弟は少量の抗癌剤ですら 職場復帰する気になれないレベルの健康状態になっている。 いきなり標準量でやっていたらどうなっていただろうか。

腫瘍内科の先生と話をしたいと思うのはそういう点で、 統計的事実を受け入れて根拠のある治療を選ぶことが 良い選択であることを納得させてほしいのである。 いろんな人のブログその他を見ているが、 この点を納得できる言説はあんまり出てこない。

「ほら、減量したら生存期間減ったでしょ?標準量が最高」 というノリで論文を紹介してきたりするが、 それが手術後の補助療法の話だったりしてたりするのはちょっと卑怯だ。 術後は「治ってる可能性」があるわけで、 治らないステージ4とは話が違う。 また、術後補助療法は病巣がない状態でやるので、 耐えられる限界まで抗癌剤をつっこんで癌を叩くことに正当性がある。 余計に体を傷つけても、癌細胞をゼロにできれば生き残れるからだ。 致命的な後遺症を負わない範囲であれば、 抗癌剤のダメージはいずれ回復できる。 多少しんどくてもやれるだけやることが重要になる。 それに病巣が見えないので過去の試験の結果以外に縋るものがない。 過去の試験で効果が薄かったやり方は避けるべきだろうし、 効果が良かったやり方は耐えられる限りやるべきだろう。

しかしステージ4の場合は話が根本的に違う。 まず、治療はエンドレスだ。 息をしている限り抗癌剤が続くのだ、という前提で考えれば、 キツい治療に耐えるのはかなり難しい。 癌で死ぬことを受け入れた上で、「あと3ヶ月生きて娘の結婚式に出たい」 的な目標を設定できるような患者であれば意義もあることだが、 癌で死ぬことを受け入れられず、あわよくば癌を抱えたまま他の死因で死ぬまで 生きたいと思っている人間にとって、そのような治療は受け入れ難いのではなかろうか。

腫瘍内科的には、癌死を免れることは不可能という常識があるので、 いらん希望を抱いて胡散臭い治療をやるよりは、 データがある治療をやった方がいいよ、と言うだろう。 それは誠実なことだし、良心からのことだ。 癌死は避け得ない、という前提を患者が認めるならば、 標準治療よりもQOLが良かったり生存期間が長かったりする 治療があるかどうか、という技術的な面に話は集約する。 それが不確定であり分が悪いなら標準治療が最良であると納得できる。 ステージ4の癌治療は、 癌死というものを受け入れられるかどうかでかなり違ってくるのではなかろうか。 10%から20%くらいの確率で5年生き延びることがあるが、 癌が治ったわけではなく、癌死を免れるわけでもない。 免れるとしたら、それは不幸にして別の病気や事故に命を奪われたからであり、 それがなければやはり癌死する運命にある。

エビデンスは大事だと思うんだが、 いわゆるエビデンスは全て過去のデータであり、また、他人のデータだ。 しかし、ある薬をやってみて効いたとか効かなかったとか言うのは 自分のデータであって、他人のデータよりも信頼性が高い。 そしてそういうデータを多数得るには、一度のダメージを減らすことと、 効果判定を頻繁にやることが必要だ。 標準量ドンとつっこんで大ダメージを受けてしまえば、 得られる情報は激減するし、回復できるかどうかすら怪しい。 本を書くような低用量派の治療には一定の理屈があるように見えるわけで、 副作用はないが効果もない見せかけの抗癌剤治療を続けて いよいよとなったら放り出す、みたいなことではないように見える。

まあ、やれることをやるしかないよなあ。 24までに状況を整理して次の手を考えておかないと。

2015年08月04日

弟の腫瘍マーカーが測っている範囲で全て基準値以下になった。 CEAが5.0、Dupan2が148。でもギリギリだし、 癌細胞がいることはわかっているので全く喜べない。 ただ、時間は稼げている。

基準値の半分くらいに落ちるまでは腫瘍マーカーの数値を 癌の勢いを知るのに使える。 CEAが2.5を切ってくるまでは、腫瘍マーカーを薬が効いているか どうかを判定するのに使えるだろう。 そこまで行くまで効いてくれるといいのだが。

今のサイズから想像するに、腫瘍の総重量は10g未満だ。 1kgを超えてくると命が危ないので、 7回倍になるくらいの時間があるということになる。 以前腫瘍マーカーが一番急に上がった時の速度が、 だいたい1ヶ月で2.5倍だった。倍になるのに25日というところだろう。 これは結構速い部類の癌で、 一旦その速度に戻れば、200日と耐えられないことになる。 仮に強い治療で癌の総重量を1/10にして1gになったとしても、 周期がもう3回足されるだけだから、250日程度に延びるだけだ。 癌が指数増殖するということは、つまるところそういうことである。 一回検査でみつかるレベルまで行ってしまったら、 なんぼ小さくしてもさほどの差はない。 激しい抗癌剤治療にさして延命効果がないのはそのせいだ。 薬で癌を完全消滅させるのは不可能と思った方がいい。 むしろ求めるべきは腫瘍の増殖速度を落とすことで、 大きくなるのを止められればそれで勝ちと言える。 体力を損わない範囲でしか小さくしてはならない、 と考えるべきだ。25日周期が50日周期になれば、 それだけで倍生きられる。 それに、周期が長くなってくると、 ダメージが大きな治療との併用も視野に入ってくる。 例えば周期が50日の状況で、 100日ごとに癌を1/4にする繰り返し可能な治療があれば、 引き分け状態を保てることになる。 例えば肝臓に電極を刺して焼く治療などはそういう類のものだ。 毎月はできないが、三ヶ月開けられるならやれる。 その意味でも腫瘍の成長速度を遅くすることには大きな意味があるわけである。 問題はそれをいかにして達成するかだ。

体の状態が良くなることで腫瘍の成長速度が落ちてくれたらいいなあ、 と私は思っている。体温を上げ、血糖を下げ、 中性脂肪を下げ、LDL/HDL比を下げ、リンパ球を増やす。 その結果癌の成長速度が落ちてくれたらいいなあと思っている。 それ自体では速度を落とせないとしても、 体が元気であればそれだけ多くの薬に耐えられるので、 ノーダメージでやれる治療の強度が上がる。 体の状態を良くすることで損をすることはない。 漢方も効いてくれないかなあ。

弟、どうも虫を殲滅できていないようだ。痒みが引かないし、 指の股に白い線ができたと言う。 痒みが引かないだけならよくあることだが、 新たに疥癬トンネルができたとなると虫がいる可能性が高い。 スミスリンローションとイベルメクチンを併用してでも 確実に殲滅してもらいたいものだが。 なんにせよ、皮膚科でちゃんと虫の存在を確認してから 治療してほしいな。顕微鏡使ってないらしいし。

十数種類の生薬を購入。500g単位なので莫大な量。 これを使った第一号は、シノンのヘルパンギーナ的な症状への対処。 39度の熱が出て、口内炎。歯茎が充血。 また、指にできた傷をいじりすぎたせいか 化膿して腫れている。 解熱はカロナール、化膿には抗生物質なわけだが、 西洋薬を何故か飲んでくれないし、 飲んでくれるにしてもやれることはすべきだ。 となれば漢方である。

おおむね、帰耆健中湯+排膿湯+忍冬-桂枝。 黄耆で膿を柔らかくして出やすくし、また、治癒を早める。 桔梗で膿を出し、炎症を鎮める。 忍冬で炎症を鎮め、菌の増殖を阻害する。 当帰で血流改善して治癒を早める。 芍薬で鎮痛し、また、血流を改善する。 焙っていない甘草で消炎する。 帰耆健中湯を混ぜたのは、オタマも飲むかと思ったからで、 シノンだけならなくてもいいかもしれないが、 水疱がつぶれて潰瘍になっている所があれば 治癒を早めるに越したことはない。 しかし炎症が残っている状態で桂枝を入れると炎症がひどく なりそうだったので除いた。 下痢をしたのはそのせいもあるかもしれない。 芍薬は腹を冷やすので、桂枝で打ち消す設計になっているのだろう。

枳実も買っとけば良かったな。排膿散が作れない。 それを言うなら、あと10種類以上は足りない生薬があるわけだが。 家でそれなりに漢方薬を調合しようと思うと、 40種類くらいは生薬が欲しくなる。 初期投資は8万円くらいだ。 この金を払い、保存する体制さえ整えば、 その後はほとんど無限に薬を作り放題になる。 保存が悪いとおしゃかになるが。

そういえば夜シノンの指を見たら、腫れがなんぼか引いていた。 腫れてた場所がフニャっとしている。 後は穴から膿が出て潰瘍になって肉芽が出て治癒、 という順序だが、まだ穴が開いてないな。 ちょっと切って出してハイドロコロイドで閉鎖すればすぐ治ると思うんだが、 すぐ剥がしてしまって傷口をいじってしまうのが問題だ。 1歳だからなあ。とにかく忍冬なり何なりで消炎しつつ、 黄耆川キュウ当帰桔梗で膿を出そう。

漢方薬局の人とメールのやりとりができて、大変勉強になる。 荊芥や連翹は忍冬で代用してもいいらしい。辛夷もオーケーとか。 もしそうなら忍冬万能すぎるぞ。

2015年08月03日

ひつじこ実家。1日にwimaxを持っていって仮住まいに設置した。 ADSLは下4上0.8くらいの帯域で、それほど悪くはなかったが、 wimaxだと下12上7とか出る。 ただし、雨戸の開閉や家の中の位置で速度がひどく変わってしまうのが厄介だ。 扱いづらい。 月額が安いぷららLTEでは3に落ちてしまうが、その方が安定するだろうし、 3も出れば十分だ。元々上下で1出れば十分なのである。 というわけで、即日ぷららの手続きをした。MR04LNという奴もセット購入。

オタマはヴァイオリンをやる気なのか。 ならば一緒に買いに行かねばならんな。今日行けば良かった。 私や弟が使っていた子供ヴァイオリンはもはやまともに鳴らない。 絃と弓の毛を換えた程度ではどうにもならんだろう。 とは言え、まずは店に持っていって職人に見せてみようとは思う。 メンテで鳴るようになるならそれに越したことはない。 それでも1万かそこらはかかるが。

2015年08月02日

久しぶりにゼルダ。新しい方。

ようやく仏像ダンジョンをクリアした。ずいぶんと苦労した。 爆弾を虫で運ぶのがなかなか思いつかなかったが、 それはオタマがヒントをくれて助かった。 その後も苦労の連続で、 ボスは4回くらいは失敗。心が折れかけた。

ゼルダのボス戦で毎度辛いのは、 敵が見えない状態で間合を測らないといけないことだ。 Z注目できる距離では攻撃を避け切れない。 大きな攻撃が来るタイミングでは全力で逃げるわけだが、 その時には敵は見えない。 ついつい間合を取りすぎて次の攻撃がやりにくくなってしまう。 見えない状態でいかにギリギリの間合を取るかだ。

「3つの炎を集めろ」みたいなことを言われると心が折れそうになる。 1つでもこれだけの時間をかけて、 これほど厄介なダンジョンをクリアせねばならなかったのである。 「まだ2つもあんのかよ!!」という気分だ。 2つ目の異世界鬼ごっこはそんな気分の中やったので、 実にしんどかった。1つ目も相当しんどかったのだが。

ファミコンのFF3をやってみた。FF2からの進歩が目覚ましい。 戦闘のテンポといい、画面表示の豪華さといい、 雲泥の差だ。 しかし成長システム自体は2の方が面白いな。 3は使えないジョブが多すぎて、結局 戦士と黒と白が基本になったまましばらく進むことになる。 2個目のクリスタルでナイトを作ったら、 次は賢者になるまで放っておいていいんじゃないだろうか。 熟練度で魔法威力や武器攻撃力がかなり違ってくるので、 頻繁なジョブチェンジは不利なのである。 特に魔法使いはできるだけそのままにしておくべきで、 4つ目のクリスタルを得た後で導師や魔人を作ると相当不利になる。 DS版は賢者が弱いのでまた違う戦略が必要になって良いのだが、 DS版には欠点もあるからな。 あーでもDS版もっかいやりたくなってきた。

実はひつじこもDS版をラスダンまではやったのだが、 ラスダンが長すぎて投げてしまったのである。 しかし問題はラスダンの長さというよりは、 戦闘ごとのロード時間の長さの方にある。 DS版の最大の欠点はそれだ。 もっとも、これで長いと思うようでは据置きの豪華なゲームは とても無理だろうがな。そして私も正直もう無理。 "now loading"が出る段階で耐え難い。 最近ちょっとやって辛かったゲームもロード時間が苦痛すぎた。

その辛かったゲームのことをもう少し。 ゲームは常に新しさがないとダメだ、というのは常識である。 しかしこれは罠でもある。 ダメな新要素を入れたために全体がダメになることがあるからだ。 皿の上においしいハンバーグとマズいチキンが乗っているような状態になる。 もっともこの場合は食べなければ済むので、まだいい。 最悪なのは、ラーメンの麺はうまいが汁が凄まじくマズい、 みたいな状態だ。食べない、ということができないので、 結果的に全体としてマズい料理になってしまう。 シリーズ化されるくらいだから根本的なゲームデザインは 優れているはずなわけだが、 シリーズを重ねる度に新要素を足さねばならない脅迫観念が強くなり、 ラーメンにあんこを載せるようなマネをしやすくなる。 ゲームを作る側の心理状態は尋常なものではなく、 こういう悲劇はしばしば起こる。 例のゲームもそれだ。 新要素がとにかく辛い。単体としてイマイチであること以上に、 元のゲームデザインと全く合っていない。 元のゲームを面白いと思う人は、この要素を面白いと思わんだろう。 操作まで全然違う。 仮に嫌いじゃなくても、そういう要素を味わうなら他のゲームでやる。 そば屋が片手間に作るラーメンを食うくらいなら ラーメン屋に行けばいいのだ。 慣れていないものを作って、こなれる前に売り物にするのはやめた方がいい。 つうか、このゲームデザインだったらカメラ処理は変えるべきだろ?


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