. ドリアン。ちょうど割れ出したので手で割いてみた。 しかし予想されるほど恐ろしい匂いはしない。パイナップル系のおいしそうな 匂いに同じくらいの強さのネギの腐ったような匂いが混ざっているだけだ。 実際味も大したことがない。微妙に甘くて、微妙に苦い。なんかおいしい ような気もする。いろいろ話した結果まだ熟れてなかったのだという結論に達した。 妙に澱粉質でイモっぽいし、甘みも弱いし、妙に青臭い。 これは熟れてないバナナと同じ症状である。 もっと甘くなって、もっとドロドロになるはずなのだ。 そしておそらくそれと同時にもっと匂いがとんでもなくなるに違いない。 ともかくももう一回頼んでみて、次は勝手にバカッと割れるまで待ってから食うべき だろう。なおまだ少し余っているのでラップに包んでもう二三日置いてみる ことにする。案外切ってしまってからでも熟れるかもしれない。
. 麻婆豆腐を作ろうと思った。が、冷蔵庫を開けてみたら 昨日買ったはずのひき肉が妙に黒っぽい。ヤバいよなあと思いつつ とりあえず炒めてみた。しめじ、ネギをブチこんで唐辛子やら調味料を 入れてみたところ、 なにやら食えそうな気はしてきたが、どうにも恐くて味見をする気にならない。 決心がつくまでグツグツ煮る。さて、豆腐でも出すかと思ってパックに 包丁を入れてみたが、妙だ。ヌルっとする。匂いをかいでみるが、 特に危険な匂いはしない。とりあえず開けてまな板の上にひっくり返してみた ら、ドロリと何かが出てきた。いかん。これは食糧であることをやめている。 ゴミ箱。ここまで来てはじめて冷蔵庫がちゃんと閉まってなかったという可能性 に思い至った。とすればさっきのひき肉も相当に危険物なはずである。 どうしよう。豆腐は入ってないものの見た目はまともだ。さしあたって味見。 ああ辛い。唐辛子を入れすぎている。この手のやっかいな料理を作るのが 久しぶりだったものだから量を間違ったらしい。さて、決断の時だ。 捨てた。だが、一緒に炊いているメシは一体どうしたらいいのだろう。
. あまつさえメールにかまけていてメシが焦げた。 踏んだり蹴ったりである。このブルーな時に。 こうやって焦がす度にタイマ買ってこなくちゃと思うのである。
. 鮭アラが激安だったので買ってきて大根と煮ることにした。 だが、その鮭は塩鮭だったのである。塩抜きしてなかったので かなりしょっぱい。だが薄めれば味がなくなるし、薄められるほど鍋が大きく ない。やむを得ずいくらか食ってから昆布を足して薄めることにした。 しかししょっぱいにもかかわらずおいしい。大根。
. ニガウリ初体験。ゴーヤとも言う、ニガいウリだ。 しかし、まさかこんなにニガいとは思わなかった。 エノキと一緒に炒めて酒、醤油で味つけしたのだが まるでニガさに変化はない。たぶんニガいのがたまらないのだろうが、 オレは苦手だ。もう少し薄切りにしておけばまだ食えたかもしれないが、 今回はオレの敗北だ。
. ドリアン注文。4000円。8人以上いると楽でいいなあ。 こーへー、オレ、もりりん、いっぺい、まさひろは決定。 拒否権はなし。
. 牛すじ煮込み丼。牛すじと玉ねぎを酒と醤油で煮込み、 メシにかけて食うだけ。そして、致命的な欠陥があることに気付いた。 アミノ酸は豊かで甘みも酒と玉ねぎの上品なものでちと強すぎた気もするが まあ問題ない。 それにも関わらず何か物足りないのである。 これは明らかに酸味だ。赤ワインで牛肉を煮込む ことがよくあるが、あれはこのためではないか。 というわけで次はワインを使ってみよう。 トマトを一緒に煮てもいいかとは思うが、確実に違う料理になるので却下である。 そういえばミソを使ってもおいしいかもしれない。 あれはけっこう酸味があるものなのだ。
. ミソを追加したら少し味に深みが出た。が、同時にくどくなった。 酒を入れすぎて甘くしすぎたのがミソで強調されている。 次は酒の量を減らそう。というか、玉葱の甘みを見切ってから入れよう。 つい古い酒を使い切りたくて入れすぎてしまった。 それに、やっぱりミソ入れるとミソになる。ダメだ。
. 凶悪な調味料と言えばミソだろう。ミソを入れた料理は全てミソ料理と化してしまう。 醤油もその傾向があるが、ミソの破壊力の前ではカス同然だ。 XO醤やオイスターソースなど凶悪な調味料は多々あるが、 ミソほど匂いと味で強烈なものも珍しい。苦手な外人が多いともよく聞く。
. そのへんで買った普通の牛乳。生協低温殺菌牛乳に比べて明らかにマズい。 変な匂いがするし、味も薄い。これほどの差があったとは。